こんにちは!パティです。
野口ファームではいよいよ、田植えをしていきます!
田植えというからには植えるのは苗でして、「お米の種まきってどうなっているの?」と疑問に思ったことはないでしょうか?
お米も他の野菜と同様に、種をまいて苗を作っていきます。
そして田んぼの土を準備して、ようやく田植えができます。
田植えまでにも何かとすることがあるというのには最初驚きました。
今回はそのような田植えまでの準備について、ご紹介していきたいと思います!
種を水に浸して籾まきの準備
まずは種の準備から始まります。
お米の種は種籾(たねもみ)と呼ばれる、何も剥がされていないお米です。
種籾は収穫したお米の中から使うこともできますが、野口ファームでは購入したものを使っています。
種籾はこのようにネットに入れて、水に漬けておきます。
この作業を浸種(しんしゅ)といいます。
この状態で数日、様子を観察していきましょう。
お米が良い感じに膨れてきたら、籾まきに移ります。
水分を含んで良い感じに膨らんでいますね。
農業界では、この様子をハトムネ状態といいます。
ハトムネ状態になったら播き時だそうです。
籾まきから苗が育つまでの行程
籾まきの前日には、育苗トレイにエースマットいわれる土の代わりになるものと、育苗下敷き紙を敷いておきます。
これをしておかないと、トレイから稲が剥がれないそうです。
今年はなんと140枚!例年より40枚多いです。
籾まきはこちらの機械を使います。
左側にトレイを置いて流していくと、種籾を入れて土を被せてくれます。
どうしても手作業ですると均一にならないので、この作業は機械にお願いしています。
出来上がった苗箱は重ねて、保温のためブルーシートに包んでいきます。
数日様子を見て、発芽してきたら外に出してあげましょう。
発芽初期はとても弱いので、日に焼けてしまいます。
夕方以降の日が暮れた時間に苗出しをして、並べていきます。
この上にシルバーシートを被せて、また数日様子を見ていきましょう。
その間に、育苗プールを作っていきます。
稲はとても沢山の水を必要とするので、1日に何回も水やりをするよりもプールに入れて管理する方が効率が良いです。
育苗プールはエルアングルの鉄とブルーシート、ビニールシートを使った簡易なものですが、なかなか便利ですよ。
これ位の大きさになったら、もうある程度強くなってきているので、プールに移していきます。
田植えに必要な土壌を作るには?
苗を作っている間に、土の準備もしていきます。
野口ファームでは、レタスを育てていた田んぼにお米を植えていきます。
一度トラクターで耕し、肥料を入れて土の栄養素を整えるのです。
6面の田んぼに、20kgの肥料を合計48袋。
肥え振りの日はノグザップDAYですね(笑)
肥えを振ったらもう一度トラクターで耕します。
次は水張りです。
田んぼに水を投入していくこと約4時間。
しっかり水が入ったら、トラクターで代かきをして土の高低差を無くしていきます。
高い場所、低い場所ができてしまうと、稲が水没してしまう可能性があるので、丁寧に整えます。
そしてこれから、ようやく田植えをしていきます!
いかがでしたか?
お米といえば田植えと収穫がピックアップされがちですが、それ以外にも色々と作業があります。
過程を知ってお米をより美味しく感じていただけたら嬉しいです^_^
今年も美味しいお米ができるよう、頑張っていきます!
ユーティリティベジマネージャー パティ
\自然豊かな淡路島の野菜をご自宅で/
淡路島の農家「野口ファーム」では全国の皆様に新鮮なお野菜をお届けしています。
美味しいお野菜を届けるために、365日真心込めて育てています。
四季折々のお野菜を、ぜひご自宅でお楽しみください^ ^