玉ねぎには、血液をサラサラにしたり、生活習慣病を予防したりと良い効果が期待できます。
体に良いとされる玉ねぎの栄養は、しっかり取り入れたいですよね。
しかし、玉ねぎを加熱すると、栄養が損なう可能性があることをご存知ですか?
この記事では、玉ねぎを加熱すると損なう栄養や加熱しなくても効果を逃さない方法などを紹介しています。
メリットや効果を逃さない方法を知り、栄養たっぷりの玉ねぎをおいしく食べましょう。
玉ねぎを加熱すると損なう栄養とは?
玉ねぎを加熱すると、栄養を損なう可能性をご紹介します。
加熱をしてもっとも変化がある栄養は、玉ねぎ特有のにおいである「硫化アリル」です。
玉ねぎといえば、血液をサラサラにしてくれるイメージですが、その働きをする栄養のもとが硫化アリルです。
しかし、硫化アリルの特徴は、熱や水に弱いということ。
そのため、加熱すると硫化アリルの栄養が損なってしまうのです。
玉ねぎは生と加熱どちらが効果的に栄養をとれる?
生と加熱どちらが玉ねぎの栄養を効果的にとれるのか?
結論からお伝えしますと、生と加熱どちらが良いか決めることはできません。
なぜなら、どちらで食べても良い効果が期待できるからです。
しかし生と加熱では栄養に違いがあるので、それぞれの効果を紹介しましょう。
生で食べる効果
玉ねぎを生で食べることにより、硫化アリルの効果をしっかり得られます。
血液をサラサラにする働きにより、血栓や動脈硬化、心筋梗塞など血液や血管に影響する生活習慣病を予防する効果が期待できるのです。
血液をサラサラにしたいのであれば、生で食べるのがよいでしょう。
加熱する効果
硫化アリルは、加熱されることで「プロピルメルカプタン」という物質に変化します。
プロピルメルカプタンに変化することにより、玉ねぎの辛みが和らぎ甘くなります。
また、プロピルメルカプタンは、胃の粘膜を保護して胃の血流を促す働きがあります。
そのため、外食などが多く、食生活が乱れて胃の疲れや荒れている場合に良い効果が期待できるのです。
さらに、玉ねぎに含まれているケルセチンという栄養は、水に弱いですが熱には強い特徴があります。
ケルセチンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗炎症作用、降圧作用などの生理作用があるのです。
スープにして加熱すれば甘さも引き立ち、お子様も食べやすいでしょう。
玉ねぎは、生と加熱どちらで食べても良い効果が期待できます。
それぞれのメリットを知り、効果的な食べ方をしましょう。
玉ねぎの効果を逃さない方法は?
玉ねぎには加熱しなくても効果を逃さない方法があります。
玉ねぎを加熱せずに、効果を得る方法を3つ紹介しましょう。
空気にさらす
玉ねぎの辛みをやわらげるため、水にさらしていませんか?
水にさらしてしまうと、玉ねぎに含まれる多くの栄養がなくなってしまいます。
空気にさらすため、薄くスライスした玉ねぎを重ねずに広げて、しばらく放置しましょう。
1時間ほど空気にさらすことにより、栄養を逃さず辛みをやわらげるのです。
繊維を断ち切ってカットする
玉ねぎの繊維を断ち切ってカットすれば、辛みはやわらぎます。
玉ねぎの薄い皮を剝がし、先端部分を上にすると繊維が縦方向に通っているのが見えます。
繊維を断ち切るため、水平にカットすれば辛みがやわらぎ生で食べやすくなりますよ。
ポイントは、できるかぎり薄くスライスすること。
薄くスライスすることにより、空気にさらされる部分が増えて辛みがやわらぐからです。
日光に当てる
玉ねぎを日光に当てるとケルセチンが増えると言われています。
ケルセチンは一般的な野菜や果物の中で、玉ねぎにもっとも多く含まれている栄養です。
ケルセチンには、
・血流改善
・生活習慣病
・ガン
・動脈硬化
・糖尿病
・コレステロール値を下げる
などの効果が期待できます。
さらに、紫外線から肌を守る効果もあり、女性に嬉しい栄養でもあります。
効果万能はケルセチンを増やすためには、玉ねぎを日光に当てるとよいでしょう。
ただし、日光に長期間当てると玉ねぎが傷む原因になるので、4日~1週間程度がおすすめです。
レンジで加熱
できるかぎり玉ねぎの栄養を逃さず、加熱する方法には電子レンジがおすすめです。
電子レンジで加熱すれば、玉ねぎの甘みが増して、さらにおいしく食べられますよ。
さらに、電子レンジで加熱することにより時短にもなります。
玉ねぎに含まれる栄養には、水に溶けてしまうものが多いです。
そのため、電子レンジで加熱すれば水を使わないため、火を通しながらも栄養をできるかぎり逃しません。
玉ねぎの栄養を逃さないためにも、加熱するときは電子レンジを利用するのも良いでしょう。
玉ねぎの選び方
おいしい玉ねぎの選び方は4つ!
・丸くツヤがあるもの
・上の部分がきゅっと締まっていて固いもの
・大きくてずっしりと重いもの
・皮が茶色くパリッと乾燥しているもの
皮や上の部分を押してやわらかいものは、鮮度が落ちている可能性があります。
4つのポイントに注目しながら、おいしい玉ねぎを選びましょう。
まとめ
玉ねぎを加熱すると、硫化アリルやビタミン、カリウムなどの栄養が損なわれます。
しかし、生でも加熱でも、玉ねぎに含まれる栄養を効果的にとれるメリットはあるため、どちらが良いということはなく、どっちも良いということが分かります。
玉ねぎを空気にさらしたり、繊維を断ち切ってカットしたりすれば辛みがやわらぎ、生で食べやすくなります。
加熱するのであれば、時短になる電子レンジを使うのもおすすめです。
おいしい玉ねぎの栄養を逃さないので、是非試してみてください。
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