こんにちは!
野口ファームユーティリティベジマネージャーのパティです。
最近は冬の寒さに備えたビニールトンネル張り、収穫作業、春の新たまの定植とかなりバタバタした毎日を送っています。
忙しいことも有り難いことですね。
さて、今回はTV東京の『昼めし旅』でも紹介されて大人気の「幻の冬の新たま」のご紹介をしていきたいと思います!!
野菜って種まいて水あげてたらできるんじゃないの!?と思っていた2年前。
様々な過程を経て「ようやく野菜ができる」ということに本当に驚きました。
「幻の冬の新たま」だけでも沢山の工程があるのです。
①まずは何を作るにも土づくりが大切!
土を耕して肥をふり、マルチを張って野菜を植える場所を整えていきます。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
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②種まきスタート!
土づくりと並行して種まきをしていきます。
種まきって畑に直接まくと思っていたのですが、プロ農家はトレイに土を入れて種をまき、育苗していくのです。
小さい種を一粒一粒、手でトレイの穴に入れていきます。
二粒になるとうまく成長してくれないので、入ってしまった場合はピンセットで取り除いていきます。これがなかなか時間がかかって根気のいる作業なのです、、、。
ちなみに、冬の新たまの種まきは7月末からスタートしました。
新たまはオーソドックスにやれば春に仕上がる野菜ですが、早く種をまくとなんと冬にできるのです!これが幻たる所以!!
③育苗期間は水やりが欠かせない!
種まきを終え、発芽したトレイは、苗床に移して育苗していきます。
漢字の通り、畑に植える前に苗を育てていくことが肝になってきます。
余談ですが、玉ねぎの発芽って輪っかで出てくるんです!
風に耐えるために強度を上げるためなのか、なんなのか、とても興味深い現象ですね。
幻の冬の新たまねぎは、真夏に育苗をするので、水やりを1日に3回していました。
水分が不足すると成長不良でしっかりした玉ねぎになってくれません。
何度も土が渇いていないか確認し、都度水やりをするというのが必要不可欠な作業になります。
④苗が大きくなってきたら、いよいよ定植!
育苗期間は約1ヶ月。
毎日毎日お世話をして、苗が大きくなってきたら、いよいよ田んぼに引っ越します。
マルチにあらかじめ小さな穴を等間隔であけ、そこに苗を植えていきます。
これも、一つ一つ手作業で。
しっかり根を張ってくれるように、丁寧に土を被せていくのが重要になってきます。
それはそれはもう腰をいわしてしまうほどの(壊してしまうほどの)なかなか地道な作業なのです。
⑤定植後も水やりが欠かせない!
定植後は、根がきちんと張れるように、水をたっぷりあげて根の周りの土をかき混ぜてあげます。そうすることで、土と苗が馴染んでいきます。
また、マルチが黒いため夏場はかなり温度が上がりるので、
この熱を冷ますためにも、こまめな水やりが欠かせません。
水やりはお馴染みの動噴で、毎回タンクからホースを引っ張って行います。
これも意外と時間がかかる作業ですね。
⑥生育途中の草引き
玉ねぎたちがスクスク育ってきたなーと思ったら、周りの雑草たちも元気に育ってきます。
もう本当にどこから種が忍び込んできているのか毎回謎ですが、とりあえず抜いていきます。
全ての玉ねぎの植えてある穴を確認しながら、雑草を引っこ抜いていきます。
この1列で大体1時間。
これを毎日少しずつ繰り返すというのが生育途中の重要な管理作業になります。
⑦大きくなってきたら、いよいよ収穫!!
こうして約4ヶ月。季節は冬。
玉ねぎのサイズになってきたらいよいよ収穫です!
収穫はコンテナを持って畑に入り、一つずつ触りながら大きさを確認し、大きいものから引き抜くという作業です。
引き抜いた玉ねぎはその場で葉と根っこをハサミで切り、コンテナに入れて積んでいきます。
収穫後の玉ねぎは1日乾かし、1つ1つ手にとって選別した後、段ボールに詰めて出荷します。
こうしてようやく、幻の冬の新玉ねぎが皆様の元へと旅立っていくのです。
そう考えるとなんとも感慨深い、、、。
そもそも、なんで冬の新たまを作り始めたのか???
それは、早く玉ねぎが食べたいから! byあけみさん
やっぱり自分たちで食べたいもの、美味しいと思えるものを作りたい、お届けしたい!
と思っています。
現在予約待ちの状態ですが、順次発送しています。
この時期だけの「幻の冬の新たまねぎ」是非ご賞味ください!!
『思考的感覚派ユーティリティベジマネージャー』
野口ファーム パティ
\自然豊かな淡路島の野菜をご自宅で/
淡路島の農家「野口ファーム」では全国の皆様に新鮮なお野菜をお届けしています。
美味しいお野菜を届けるために、365日真心込めて育てています。
四季折々のお野菜を、ぜひご自宅でお楽しみください^ ^