シャキシャキと歯応えがあり、満腹感を得られやすいとうもろこし。

一度食べたら病みつきになる甘さがあり、実は、ダイエット中にオススメの食材です。

「とうもろこしを食べたら痩せるの?」と疑問に思ったあなた。

この記事では、とうもろこしがダイエットに良い影響をもたらす理由についてご紹介しています。

とうもろこしはダイエット中に、うれしい効果のある栄養が豊富です。

とうもろこしの栄養を知れば、さっそくとうもろこしを食事に取り入れたくなりますよ。

ダイエット中のあなたは必見です!

とうもろこしを食べたからといって痩せるわけではない

結論からお伝えしますと、とうもろこしを食べたからといって、必ず痩せるわけではありません。

とはいえ、とうもろこしは、ダイエットをサポートしてくれる栄養が多く含まれている食材です。

とうもろこしがダイエット中の食材に適している理由について、ご紹介しましょう。

主食の中では糖質が低い

ご飯やパンといった主食の中では、糖質が低いです。

主食の代表である白米と、カロリーや糖質を比較してみましょう。

可食部100gあたり
カロリー(kcal)炭水化物(g)食物繊維(g)糖質(g)
白米15637.11.535.6
とうもろこし
ゆで
9518.63.115.5

参考文献:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

ご覧の通り、茹でたとうもろこしは白米より糖質が低いです。

糖質が低いと、食後の血糖値の上昇を穏やかにします。

血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌され、体脂肪を増やしたり脂肪分解を抑えたりする働きをします。

つまり、血糖値が上昇すると体脂肪が蓄えられ、太りやすくなるわけです。

そのため、糖質の低いとうもろこしは、ダイエット中に最適な食材になります。

とうもろこしのダイエット効果

タンパク質が白米より多い

とうもろこしは、主食である白米よりタンパク質が多い食べ物です。

茹でたとうもろこしと白米のタンパク質量を比べてみましょう。

可食部100gあたり
タンパク質(g)
白米2.5
とうもろこし
ゆで
3.5

参考文献:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

タンパク質は筋肉の源になり、筋肉量が増えます。

筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり脂肪燃焼しやすいため、ダイエット中はタンパク質をとるのがオススメです。

さらに、とうもろこしは植物性タンパク質なので、脂質の含有量が少ないことから、脂肪燃焼効果が高いとされています。

少量で満腹感を得られやすいメリットもあるので、ダイエット中は植物性タンパク質のとうもろこしを、積極的にとるのがよいでしょう。

食物繊維が豊富で便秘予防になる

とうもろこしには食物繊維が多く含まれているため、便秘予防になります。

痩せるため食事量を減らしてしまい、便秘気味になっていませんか?

出ても便の量が少なく、お腹がスッキリしないと悩む人は多いです。

便秘は痩せにくい原因でもあり、肌荒れやさまざまな不調をきたします。

とうもろこしには、不溶性食物繊維が多く含まれています。

不溶性食物繊維には便のカサを増やし、ぜん動運動により排出を促す働きがあるため、便の量が少なくてお悩みの方にはオススメ!

ダイエット中に便秘気味になってしまった場合は、不溶性食物繊維が多く含まれているとうもろこしを食べると、お通じ解消効果が期待できますよ。

カリウムが含まれているためむくみを解消できる

とうもろこしにはカリウムが含まれているため、むくみ予防になります。

むくみはダイエットの敵。

なぜなら、むくみを放置していると代謝が低いままなので、痩せにくくなるからです。

ダイエットをしているのになかなか痩せず、むしろ太った経験はありませんか?

太ったわけではなく、体がむくんだことにより体重が増加するケースもあるのです。

そのため、ダイエット中はカリウムが含まれている食べ物を積極的にとり、むくみにくい体作りを目指すのがオススメ。

カリウムには利尿作用効果もあるため、体内の余分な水分を排出してくれます。

カリウムが豊富なことも、とうもろこしがダイエット中にオススメの理由です。

体の調子を整える栄養が多く含まれている

とうもろこしには、ビタミンB1といった体の調子を整える栄養も含まれています。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする働きがあるんですよ。

痩せたい気持ちが強くなってしまうと、無理なダイエットをしてしまいがち。

結果的に、体に不調をきたす原因となります。

とうもろこしはバランスよく栄養が含まれているため、健康面でもメリットがあるのです。

とうもろこしは糖質が多いため食べ過ぎに注意!

とうもろこしダイエット効果

ダイエット中、積極的に食べたいとうもろこしですが、食べ過ぎは太ってしまうので注意してください。

とうもろこしは糖質が多いため、食べ過ぎると中性脂肪として蓄えられ、肥満のもとになるからです。

さらに、食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎるとかえって便秘の悪化や消化不良、腹痛の原因になります。

1日半分~1本程度を目安に食べるのがよいでしょう。

血糖値が急激に上がらないよう、付け合わせの野菜から先に食べると良いですよ。

とうもろこしのダイエット効果を上げるポイントのご紹介

ダイエット効果を上げるとうもろこしの食べ方をご紹介しましょう。

間食や置き換えて食べる

とうもろこしダイエット効果

夜はご飯ではなくとうもろこしに主食を置き換えたり、間食にとうもろこしを食べたりしましょう。

とうもろこしは、ご飯やパンといった主食と比べて糖質が低いのですが、かぼちゃやにんじんといった野菜に比べると高いです。

野菜と比べるとカロリーも高いため、食べ過ぎたらかえって逆効果。

太る原因となるので、注意してくださいね。

タンパク質の効果を上げるため運動も取り入れる

タンパク質が多いとうもろこしですが、筋肉量が増えないとタンパク質を取り入れても脂肪燃焼できません。

とうもろこしを食べたからといって、痩せるわけでないのです。

ウォーキングや筋トレといった運動をして、とうもろこしを食事のメニューに取り入れると、ダイエットの効果が期待できます。

食事と一緒に、生活習慣を見直すのもオススメです。

電子レンジで簡単に調理できる

ダイエット中の食べものに適しているとうもろこしですが、正直、茹でるのは面倒ですよね。

大きな鍋を洗う手間もありますし、茹でると時間もかかります。

とうもろこしは、電子レンジで簡単に調理できるんですよ!

さらに、蒸して調理しているため、甘みが引き立ち美味しいです。

調理方法も簡単。

1.とうもろこしをさっと水にくぐらせる
2.薄皮を2~3枚残して、ラップに包む(皮がなければそのままラップで包む)
3.電子レンジに1本いれて、500~600Wで5分
4.すぐに取り出さず、庫内で5分ほど放置
5.皮を剥いて塩を少量ふる

すぐに食べないのであれば、粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて保存してください。

ムラをふせぐため、途中でひっくり返すとよいでしょう。

1本から簡単にとうもろこしが食べられるため、ダイエットメニューとして継続しやすくなりますね。

ひげ茶にして飲む

とうもろこしダイエット効果

とうもろこしのひげ部分を、ひげ茶として飲むのもダイエットに良いですよ。

ひげの部分は捨ててしまいがちですが、カリウムや食物繊維が多く含まれています。

せっかくなら、捨てずにお茶にして飲みましょう。

作り方も簡単です。

1.ひげのキレイな部分をとる
2.ザルなどにいれて天日干し(3日ほど)
3.茶色くなったら取り出す
4.小さめに切り、空煎りする
5.パサパサになったら取り出す
6.茶こしに入れてお湯を注ぐ

香ばしくて飲みやすいですよ。

また、ノンカフェインなので、子どもと一緒に飲めるのもうれしいですね。

まとめ

とうもろこしを食べたからといって痩せるわけではありませんが、ダイエットにオススメの栄養がたっぷり入っています。

とはいえ、食べ過ぎたら逆に太ってしまいますし、便秘が悪化する原因となりますので注意してください。

主食として置き換えたり、間食として食べたりすると効果が期待できます。

食事にとうもろこしを取り入れて、ダイエットをサポートしましょう!

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