ピーマンは中身がなく種しか入っていないので栄養ないのでは?と思ったことはありませんか?

しかしそのようなことはありません。

ピーマンには、体にうれしい栄養が豊富に含まれています。

捨ててしまいがちな種やワタには、皮の約10倍以上の栄養があるのです。

この記事では、ピーマンに含まれる栄養について解説しています。

組み合わせるのにおすすめの食材を5つ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ピーマンに含まれるうれしい栄養

ピーマン栄養ない

ピーマンは栄養ないともいわれていますが、あります!

体にうれしい栄養が、ピーマンには多く含まれているのです。

ピーマンの栄養について詳しく解説していきましょう。

ビタミンACEがそろっている

ピーマンには、ビタミンACEがそろっています。

ビタミンACEとは、抗酸化3大ビタミンです。

抗酸化3大ビタミンは、以下の3つです。

● ビタミンA
● ビタミンC
● ビタミンE

ビタミンACEには、ウィルスや細菌が体内へ侵入するのを防いでくれる働きがあります。

皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力を維持したりと、体の健康を保つ役割をもつのがビタミンAです。

ビタミンCは、病気に対する抵抗力を強める効果があります。

さらに、美容のビタミンとも呼ばれており、シミやシワから肌を守る美容効果も特徴です。

ビタミンEは抗酸化作用が非常に強く、体の酸化を防いでくれます。

ピーマンには、健康を維持するのに欠かせないビタミンが豊富に含まれているのです。

ワタや種も栄養豊富!

ピーマンが青臭いのは、ピラジン香気成分によるものです。

ピラジンには血流をよくする働きがあり、冷え性や肩こりの緩和、生活習慣病予防にも効果があります。

精神を安定させる働きがあり、イライラや不安を解消させる効果も期待できるのです。

ワタや種には、皮の約10倍以上のピラジンが含まれているため、捨てずに食べましょう。

苦味成分のクエルシトリン

クエルシトリンは、ピーマンの苦味成分です。

ピラジンとあわさることで、苦みを発生させます。

クエルシトリンは、薬草として知られるドクダミにも含まれているポリフェノールの一種です。

新陳代謝が促進されるため、血流がよくなったり、健康な肌を保ったりとうれしい効果があります。

さらに、クエルシトリンには肥満予防の効果も期待できることが報告されており、健康を維持するのに必要な栄養ともいえるでしょう。

ビタミンCを熱から守ってくれるビタミンP

ピーマンには、ビタミンPが含まれています。

ビタミンCを熱から守る働きをもつビタミンです。

ビタミンCは水溶性のため、加熱すると栄養が流れ出てしまいます。

しかし、ピーマンにはビタミンPが含まれているため、加熱してもビタミンCを逃すことなく体内へ吸収できるのです。

また、ビタミンPには毛細血管を活発にし、血液をサラサラにする効果も期待できます。

腸内環境を整える食物繊維

ピーマンは、腸内環境を整えるのに役立つ食物繊維が豊富です。

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、どちらも含まれているのがピーマンの魅力です。

水溶性食物繊維は、便をやわらかくしたり、糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇をゆるやかにしたりする働きがあります。

対して、便のカサを増やし、腸を刺激して便を出しやすくする効果をもつのが不溶性食物繊維でもあります。

ピーマンは、どちらの食物繊維もバランスよくとれるため、便秘解消に効果的です。

ピーマンは生と加熱どちらが栄養をとれる?

ピーマン栄養ない

結論をお伝えすると、生と加熱、どちらも栄養をしっかりとれます。

生と加熱、それぞれの良さを紹介しましょう。

ピーマンを生で食べる

ピーマンは、生で食べられます。

ビタミンB群やカリウムなど、水溶性の栄養を逃さずに食べるのが生で食べるメリットです。

しかし、ピーマンには苦みもあり、生で食べにくいと感じるでしょう。

繊維に沿って縦にカットすることで、ピーマンの苦みを抑えられます。

横にカットすると繊維が断ち切られ、クエルシトリンとピラジンが外へ出てしまうため苦みが増すからです。

生で食べるなら苦みを抑えられる繊維に沿って切るとよいでしょう。

ヘタは硬いので、取り除いて食べてくださいね。

ピーマンを加熱して食べる

ピーマンを加熱して食べるのもおすすめです。

ピーマンに含まれる水溶性のビタミンCは、加熱すると栄養が外へ流れ出てしまいます。

しかし、ピーマンにはビタミンPが含まれており、ビタミンCを熱から守ってくれるのです。

そのため、加熱してもビタミンCの栄養を残したまま食べられます。

加熱することで甘みが増すのもメリットです。

ピーマンに含まれるビタミンAやビタミンDなどの脂質性ビタミンは、油で調理すると吸収力がアップします。

苦みが気になる人は、加熱して食べてもよいでしょう。

効果UP!ピーマンの栄養と組み合わせたい食材5選

ピーマン栄養ない

組み合わせることで、ピーマンの栄養効果がアップする食材をご紹介します。

ぜひ、ピーマンと組み合わせて食べてくださいね。

玉ねぎ

玉ねぎとピーマンはおすすめの組み合わせです。

玉ねぎに含まれるケルセチンには、血圧の上昇を抑えて高血圧を抑制したり、コレステロール値を下げたりする働きがあります。

また、玉ねぎを代表する栄養の硫化アリルアリシンに変化し、血液をサラサラにする働きがあります。

アリシンはビタミンB1と結びついて働きを持続させるため、ピーマンと玉ねぎ、豚肉を炒めて食べるとよいでしょう。

玉ねぎと組み合わせることで、ピーマンの栄養をさらに効果的にとれます。

ほうれん草

ほうれん草に多く含まれるβカロテンが、ピーマンのもつビタミンCの働きを助けます。

ビタミンCはシミの原因となるメラニン色素の発生を抑える効果があり、βカロテンの働きによってさらに美肌効果が期待できるのです。

また、ほうれん草は鉄が豊富です。

鉄分は筋肉や脳に酸素を行き渡らせる働きがあり、疲労回復の効果が期待できます。

ほうれん草とピーマンのバター炒めや、おひたしにして食べるとよいでしょう。

豚肉

豚肉とピーマンは、最強の組み合わせといってもよいでしょう。

ビタミンB1には、疲労回復夏バテ防止効果があります。

ピーマンに含まれているビタミンAやビタミンEは脂溶性のため、油と組み合わせるとさらに効果的で、ピーマンの肉詰めならワタや種も一緒にとれるうえ、豚肉と油を効率的に摂取できるためおすすめです。

味噌

味噌もピーマンと相性がよい食材です。

味噌のまろやかさと甘さが、ピーマンの苦みを取りのぞいてくれるため、食べやすくなります。

味噌と組み合わせれば食べやすくなるため、ピーマンの苦みが苦手な人にはおすすめの食べ方です。

回鍋肉にして、豚肉と味噌を一緒に食べるとよいでしょう。

鶏卵

鶏卵には、ビタミンB2が豊富に含まれています。

皮膚や粘膜を健康に保つ働きがビタミンB2の特徴です。

タンパク質とビタミンB2が多い鶏卵と、ビタミンCが豊富なピーマンを組み合わせることで、美肌効果がさらに期待できます。

まとめ

ピーマンは栄養ないといわれていますが、そのようなことはありません。

ピーマンには、ビタミンACEをはじめ、ピラジンクエルシトリンが豊富に含まれています。

加熱するとビタミンCが流れ出てしまいますが、ピーマンに含まれるビタミンPの働きにより、熱を加えても栄養を残したまま食べられるのです。

ほうれん草や豚肉などと組み合わせることで、効率よくピーマンの栄養を体内に吸収できます。

相性のよい食材と組み合わせて、ピーマンの豊富な栄養を体に取り入れましょう!

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