里芋の皮を剥いていると、手がかゆいと感じた経験はありませんか?

手がかゆいと感じる原因は、里芋のぬめりによるものです。

身近にあるものを使うだけで、里芋のぬめりから生じる手のかゆみを抑えることが可能です。

この記事では、里芋をさわって手がかゆいと感じたときの治し方について解説します。

かゆみを抑えるのはもちろん、皮を早く剥く方法もわかるのでぜひ参考にしてください。

里芋で手がかゆいと悩む人は必見です!

里芋をさわって手がかゆいのはなぜ?

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里芋をさわって手がかゆい理由は、シュウ酸カルシウムによるものです。

里芋には、シュウ酸カルシウムという針状の結晶が多く含まれています。

シュウ酸カルシウムは生の里芋に多く含まれており、針状結晶が皮膚に刺さることでかゆみを感じるのです。

人によっては、里芋を食べたときに舌や喉の奥がチクチク刺されたようなえぐみを感じる場合もあります。

里芋をさわって手がかゆいときの治し方は4つ

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里芋をさわって手がかゆいときの治し方は、4つあります。

それぞれ解説しますので、里芋の皮を剥いて手がかゆい経験をした人はぜひ参考にしてくださいね。

塩でもみこむように手を洗う

塩を多めにとり、もみこむようにして手を洗います。

里芋のかゆみは、ぬめりによるものです。

塩でもみこむようにして手を洗うと、里芋のぬめりがとれやすくなります。

塩は、粗めのものがオススメです。

傷口に塩を塗ってしまうとしみる場合があるので、手をケガしているときは、ぬめりを水で洗い流しましょう。

せっけんで手を洗う

せっけんで手を洗うと、ぬめりがとれて手のかゆみが治まりやすいです。

せっけんであれば肌が敏感な人も安心して使えます。

シュウ酸カルシウムを素早く落とすためにも、水だけではなく、せっけんを使って洗ってくださいね。

手をお酢など酸性水につける

お酢レモン汁など、酸性水に手をつけるのもかゆみを抑える方法です。

酸につけることで、シュウ酸カルシウムの結晶が分解されるため、かゆみは治まりやすくなります。

そのため、かゆいと感じたらお酢やレモン汁に手をつけてから水で洗い流しましょう。

重曹を使って手を洗う

里芋の皮を剥いて手がかゆい時には重曹を使って手を洗うのもオススメです。

重曹は、短時間であれば手でさわっても問題ないと言われています。

重曹を大さじ1杯入れた水に手を入れて、シュウ酸カルシウムを洗い流してください。

食用の重曹だと、安心して使用しやすいです。

重曹は冷水だと溶けにくい場合があるため、ぬるま湯を使うのがオススメです。

里芋をさわって手がかゆいときの注意点を解説

里芋をさわって手がかゆいと感じても、かきむしらないよう注意しましょう。

手をかいてしまうと、シュウ酸カルシウムの針状結晶が皮膚の内部に入り、かゆみが治まるのに時間がかかってしまうからです。

かきむしって症状がひどくなっている場合、対策してもかゆみが治まらないこともあります。

かゆいと感じたら、すぐ手に塩をもみこんだり、せっけんを使ったりして対策しましょう。

また、傷がある場合、使うものによってはしみることもあるのです。

氷水で洗い流すなど、なるべく傷口を刺激しないようにしてください。

里芋で手がかゆいと感じないための対策を5つ解説

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里芋で手がかゆいと感じないよう、あらかじめに対策するのも良いでしょう。

里芋に含まれるシュウ酸カルシウムは酸や熱、乾燥が弱点です。

手がかゆいと感じないための対処法を、5つ解説します。

里芋を電子レンジで加熱

里芋を電子レンジで加熱調理すると、皮が簡単に剥けるためかゆいと感じにくいです。

シュウ酸カルシウムは熱に弱く、電子レンジ調理することで分解されます。

水で洗った里芋の水気を切り、包丁で1周切れ目をいれてください。

切れ目を入れたら、ラップで包み、電子レンジで600W60秒加熱します。

冷水に加熱した里芋を入れ、冷めないうちに手で押し出すようにして皮を剥きます。

やけどしないよう気をつけながら、皮を剥いてくださいね。

里芋に熱が加わっている上、あっという間に皮がむけるため、手がかゆくなりにくいです。

里芋を乾燥させてから調理

シュウ酸カルシウムは乾燥にも弱いため、里芋を乾燥してからカットするのもオススメです。

水で泥をしっかり洗い流し、日が当たるところで里芋を乾燥させます。

裏表しっかり乾かすことで里芋のぬめり成分が乾き、かゆいと感じにくくなるうえに、皮が剥きやすくなります。

ただし、乾燥させすぎると水分が蒸発して味が落ちてしまうので、3時間ほどを目安に乾燥させてください。

里芋を茹でる

里芋を茹でると、加熱によりシュウ酸カルシウムを分解できます。

鍋を沸騰させ、里芋を入れてください。

2〜3分ほど茹でたら里芋を取り出し、冷水に入れた状態で皮を剥きます。

手でも剥けますが、難しい場合は包丁を使うのもよいでしょう。

かゆみ対策をしているため、火は完全に通っていない状態です。

皮を剥いたあとは、しっかり火を通しましょう。

手袋をつけてから里芋を切る

ビニール手袋ゴム手袋をつけて里芋を切ると、ぬめり部分に直接手をふれないため、かゆいと感じにくいです。

ただし、里芋がすべりやすくなりますので、カットのときは気をつけてくださいね。

野菜の皮むき用手袋を使用するとすべりにくく、安心して調理できます。

里芋を事前に冷凍する

里芋を冷凍すると、シュウ酸カルシウムの針状結晶が破壊されてかゆいと感じにくくなります。

水で泥を洗い、水分をしっかり拭き取ってから冷凍庫へ入れてください。

使うときは、水を入れたボウルに冷凍状態の里芋を入れて溶かします。

里芋が溶けてきたら、皮をグッと押しながら剥きましょう。

小さい里芋は皮が剥きにくいため、かゆみ対策として冷凍する場合は大きい里芋がオススメです。

冷凍すると里芋の食感が落ちてしまうので煮物にしたり、潰して他の料理に混ぜて食べると良いでしょう。

まとめ

里芋をさわると手がかゆいと感じる理由は、シュウ酸カルシウムによるものです。

シュウ酸カルシウムは里芋のぬめりに多く含まれているため、皮を剥くことでかゆみが出やすくなります。

かゆいと感じたときは、塩を手にもみこんだり、せっけんを使って洗ったりするとぬめりが落ちてかゆみを抑えることが可能です。

シュウ酸カルシウムは熱や乾燥、酸に弱いため、電子レンジや里芋を乾燥させてから皮を剥くのがオススメです。

かゆみの理由と対策を知ることで、かゆいと感じにくくなるのはもちろん、皮が簡単に剥けるのでぜひ試してみてくださいね。

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