レタスを食べすぎると体に悪いと言われています。
栄養満点なレタスをなぜ多く食べてはいけないのか、疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、レタスが体に悪いと言われている理由について解説します。
レタスの食べすぎは体に悪いと言われる理由を解説
レタスの食べすぎが体に悪いと言われる理由は、水分が原因です。
レタスには水分が95.9%含まれています。
ほかの野菜とも、水分量を比べてみましょう。
可食部あたり100g
レタス 土耕栽培 生 | 95.9g |
キャベツ 生 | 92.7g |
きゅうり 生 | 95.4g |
トマト | 94.0g |
水分が多いと体が冷えて、下痢や腹痛、むくみなどの症状が現れます。
つまり、レタスを食べすぎると体が冷えてさまざまな不調をきたす原因となることから、体に悪いと言われているのです。
レタスは体に悪いだけではない!うれしい栄養効果とは
レタスは体にうれしい栄養が豊富に含まれているので、積極的に食べたい野菜の一つです。
ここでは、レタスを代表する栄養の特徴をそれぞれ解説します。
レタスを代表する栄養:ビタミンC
レタスには、ビタミンCが豊富に含まれているのが特徴です。
コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCは、日焼け予防の効果が期待されるほか、健康な状態を保つのに欠かせない栄養とされています。
さらに、老化や生活習慣病の原因となる過酸化脂質の増加を防止する働きがあるのも、ビタミンCの魅力です。
レタスを代表する栄養:ビタミンE
レタスは、血行促進の働きが期待されるビタミンEも豊富に含んでいます。
血中にある悪玉コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化予防の働きがあるのも特徴です。
また、ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油と一緒にとることで吸収率を上げられます。
そのためレタスを油で炒めてチャーハンにしたり、ごま油を入れたスープにしたりするのもオススメです。
レタスを代表する栄養:カリウム
カリウムは体内に含まれる余分な塩分を、外へ排出する働きがあります。
そのため、多くの女性が悩みを抱えるむくみ解消のほか、高血圧の予防効果も期待されているのが特徴です。
さらに、カリウムには心臓や筋肉機能を調整する働きもあります。
体に欠かせない機能を正常に保つ重要な役割を持っているので、しっかりとりたい栄養といってもよいでしょう。
レタスを代表する栄養:βカロテン
レタスには、βカロテンが含まれているのも特徴です。
サラダ菜やリーフレタス、サニーレタスは緑黄色野菜に分類されています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、のどや鼻などの粘膜を正常に保ち、風邪予防の効果が期待されているのも特徴です。
また、ビタミンAは子どもの発育にも必要不可欠な栄養とされています。
油と一緒にとると吸収率がアップするため、βカロテンを積極的にとりたいときは、レタスを油で炒めて食べるのがオススメです。
レタスを代表する栄養:葉酸
葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれており、ビタミンB12とともに赤血球のもととなる赤芽球をつくり、赤血球の作成をサポートします。
また、葉酸は細胞を合成するのにも役立つ栄養です。
細胞増殖が盛んな胎児の発育に欠かせない栄養のため、妊娠前や妊娠中にもレタスはしっかり食べましょう。
レタスの栄養を効率的にとるオススメの食べ方
栄養豊富なレタスですが、前述したように食べすぎは体の不調につながります。
レタスの栄養を逃さずに食べられるポイントを解説しますので、参考にしてください。
レタスは適量を守って食べる
食べすぎは体を冷やし、下痢や腹痛などの症状を引き起こす原因になるため、レタスは適量を食べましょう。
成人における野菜摂取目標量は、1日あたり350g以上とされています。
うち、緑黄色野菜は120g以上です。
レタス1枚あたりの重さは約30gのため、1日1~2枚ぐらいを目安に食べてください。
また、レタスだけでは栄養が偏ってしまうので、ほかの野菜を取り入れてバランスよく食べましょう。
参考:栄養・食生活|厚生労働省
レタスを加熱して食べる
レタスは、加熱して食べるのもオススメです。
サラダとして食べる機会も多いレタスですが、栄養を多くとるために生食すると体が冷えてしまい不調をきたす原因につながりやすいです。
体を冷やさないのはもちろん、生より多く食べられるのがレタスを加熱して食べるメリットです。
ビタミンCやカリウム、葉酸などレタスには水に溶けやすい性質の栄養があります。
せっかくの栄養を逃さず食べたいときは、栄養が流れ出た汁ごと食べられるスープにするのがオススメです。
また、スープにして食べるときは油を少し入れると、脂溶性ビタミンとされるβカロテンやビタミンEの吸収率がアップします。
体を冷やさないよう、レタスは加熱して食べましょう。
レタスは種類によって栄養が異なる
レタスは種類によって栄養が異なります。
栄養価の違いについてそれぞれ解説しますので、レタスを選ぶときの参考にしてください。
可食部100gあたり
カリウム | βカロテン | ビタミンE | ビタミンC | 葉酸 | |
レタス 土耕 | 200mg | 240µg | 0.3mg | 5mg | 73µg |
サラダ菜 | 410mg | 2200µg | 1.4mg | 14mg | 71µg |
リーフレタス | 490mg | 2300µg | 1.3mg | 21mg | 110µg |
サニーレタス | 410mg | 2000µg | 1.2mg | 17mg | 120µg |
サンチュ | 470mg | 3800µg | 0.7mg | 13mg | 91µg |
コスレタス | 250mg | 510µg | 0.7mg | 8mg | 120µg |
βカロテンの含有量はサンチュがもっとも多く、葉酸を積極的にとりたいときはサニーレタスやコスレタスがオススメです。
栄養価の違いを知り、目的に合わせてレタスを食べましょう。
10年追い続けた最高ランクのレタス
ふわふわでシャキシャキ、ツヤもある最高ランクのレタスがここ、自然豊かな淡路島で育てられています。
品種選びや土づくりに何度も苦戦しながら、10年もの歳月をかけてたどり着いた最高級のレタスは感動的で、子どもたちが『おかわりー!』と言ってしまう本当に美味しいレタスです。
美味しいタイミングで収穫された新鮮なレタスのみをお届けしています。
まとめ
レタスが体に悪いと言われる理由には、水分が挙げられます。
水分を多く含み、体を冷やす野菜のため食べすぎると下痢や腹痛といった不調をきたすのです。
とはいえ、レタスにはビタミンCやβカロテンなど健康に欠かせない栄養が豊富に含まれています。
過剰に食べすぎなければ問題ありませんので、適量を守って食べましょう。
食べ方のポイントを押さえて、体にうれしいレタスの栄養をとってくださいね。
\自然豊かな淡路島の野菜をご自宅で/
淡路島の農家「野口ファーム」では全国の皆様に新鮮なお野菜をお届けしています。
美味しいお野菜を届けるために、365日真心込めて育てています。
四季折々のお野菜を、ぜひご自宅でお楽しみください^ ^