ヤングコーンは見た目がかわいらしく、ベビーコーンとも呼ばれていて缶詰やパックでも販売されているため、使い勝手が良いのも魅力的なポイントです。
5〜7月頃がヤングコーンの旬で皮付きのまま購入できるのはもちろん、栄養価の高い状態で食べられます。
使い勝手が良く栄養価の高いヤングコーンにはどのような栄養があるのか、知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ヤングコーンの代表する栄養と効果的な食べ方をご紹介します。
ヤングコーンの代表的な栄養は4つ
ヤングコーンには、健康に欠かせない栄養が多く含まれています。
代表的な栄養を4つ解説しますので、ヤングコーンの魅力を知りたい方は参考にしてください。
ヤングコーンの代表的な栄養:食物繊維
ヤングコーンには、水に溶けにくい不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水分を吸収し、便のカサを増やすのが不溶性食物繊維の特徴です。
蠕動運動(ぜんどううんどう)により腸を刺激して便通を促す働きがあるため、便秘気味または便の量が少ない方は積極的に摂りたい栄養です。
ヤングコーンの代表的な栄養:葉酸
ヤングコーンに含まれる葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれ、赤血球が作られるのをサポートする栄養です。
細胞の新生を手助けする役割もあるため、胎児の発育にも欠かせません。
また、葉酸が動脈硬化の危険因子とされるホモシスチンの増加を防ぐ効果があることも報告されています。
造血作用などでともに働くビタミンB12や、葉酸の働きを強くするビタミンCが含まれる食べものと一緒に摂るのがオススメです。
ヤングコーンの代表的な栄養:カリウム
ヤングコーンに含まれているカリウムには余分な塩分を体外へ排出する働きがあり、むくみ解消予防が期待されています。
また、ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果や筋肉機能の調節といった働きがあるのもカリウムの特徴です。
ヤングコーンの代表的な栄養:ビタミンE
ビタミンEは、血行を促進する効果や老化予防の働きが期待できる栄養です。
脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂ることで吸収率を高められます。
ビタミンEが不足すると、貧血や動脈硬化が進行しやすくなるので注意が必要です。
健康のためにも、ビタミンEが多く含まれるヤングコーンを食べましょう。
ヤングコーンをおいしく食べる下処理方法
ヤングコーンをおいしく食べるためには、下処理をしっかり行うのが大切です。
旨味が増す下処理のポイントを解説します。
ヤングコーンの皮の剥き方
ヤングコーンの実は崩れやすいため、丁寧に扱いましょう。皮の剥き方は下記のとおりです。
1.厚い皮を頭の方からゆっくり剥がし、薄皮だけの状態にする
2.中身を傷つけないよう、包丁で切れ目を入れていく
3.切れ目部分を左右に広げ、ひげと薄皮を取り外す
根元の茎部分を切り落としてから、調理してください。
ヤングコーンの下茹で方法
下茹でしておくと、サラダやスープ、炒め物などさまざまな料理に使いやすくなります。
皮付きと剥いた状態、どちらでも茹でられるため用途に合わせて使い分けましょう。
下茹で方法は、下記のとおりです。
● 沸騰したお湯に塩を入れる
● ヤングコーンを入れ3~5分ほど茹でる
● ザルにあげて冷ます
なお、皮付きのまま茹でることでヤングコーンの旨味を閉じ込められます。
ヤングコーンの栄養効果を高める食べ方3選
ヤングコーンの栄養を逃さず食べるオススメの調理方法を3つ紹介します。
身体にうれしい効果をもたらすヤングコーンの栄養を、あますことなく食べましょう。
ヤングコーンを油と一緒に摂る
ヤングコーンは油を使って調理することで、ビタミンEの吸収率がアップします。
豚肉に巻いて焼くほか、オイルドレッシングをかけてサラダで食べるのもオススメです。
アスパラや人参と一緒に巻くと、彩りがあって見た目も華やかになります。
ヤングコーンをグリルにする
ヤングコーンの薄皮をつけた状態で、グリルにするのもオススメです。
ひげや実の甘みが引き立ち、おいしく食べられます。
また、ヤングコーンに多く含まれているカリウムや葉酸は水溶性です。
グリルの場合、水を使わないため、栄養を逃さず取り入れられます。
グリルにしてそのまま食べるのもよいですし、カレーのトッピングとして使うのにもうってつけです。
ヤングコーンのポタージュにする
ヤングコーンをポタージュにして食べると、ツブツブの食感がアクセントになり食感を楽しめます。
じゃがいもや玉ねぎといった野菜と一緒に食べられるのも、うれしいポイントです。
スープにすることで、野菜が苦手な子どもでも食べやすくなります。
また、ヤングコーンは水に溶ける性質の栄養が多い野菜です。
スープにすると汁ごと食べられるため、栄養を逃さずとれます。
まとめ
ヤングコーンには、葉酸や不溶性食物繊維、ビタミンEといった栄養が豊富に含まれています。
サラダはもちろん、肉巻きにして彩りを楽しむのにも適した野菜です。
ヤングコーンの実が崩れないよう、薄皮を剥くときは優しく取り扱うのがポイントになります。
栄養を逃さず食べたいときは、油を使って炒めるほか、オイルドレッシングをかけて食べるのがオススメです。
効率良く食べる方法を知り、ヤングコーンの栄養をしっかり摂りましょう。
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