ヤングコーンのひげ部分は捨ててしまいがちですが、栄養が豊富なのをご存じでしょうか。
漢方で使われるほど身体によい栄養がたっぷり含まれているため、ヤングコーンはひげごと使うのがおすすめです。
また、繊維が口に残りにくく、食べやすいのもヤングコーンのひげの良さとなります。
とはいえ、ヤングコーンのひげをどのように食べればよいか、悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではヤングコーンのひげの食べ方について紹介します。
生でも食べられるヤングコーンのひげを上手に活用し、新たなレパートリーを増やしましょう。
ヤングコーンのひげは生で食べられる
ヤングコーンのひげ部分は、生で食べるのにおすすめです。
採れたてのヤングコーンのひげは、みずみずしくシャキシャキした食感となっており、繊維が口に残らず食べられます。
さらに甘さがあるので、生でも食べやすいのが特徴です。
また、ヤングコーンのひげは玉米髭(ぎょくべいしゅ)とも呼ばれ、漢方で使われているほど栄養が豊富に含まれています。
肝臓や腎臓、膀胱に良いとされる働きが期待できるため、ひげの部分も捨てずに調理しましょう。
ヤングコーンのひげは肝臓にも良い!主な栄養を紹介
ヤングコーンのひげは肝臓にも良いと言われているため、捨てずに使いましょう。
ここでは、ヤングコーンのひげに含まれている主な栄養を紹介します。
ヤングコーンのひげに含まれる栄養:フラボノイド
フラボノイドはポリフェノールの一種で、身体にうれしい効果が豊富です。
種類によって効果は異なりますが、ヤングコーンに含まれるフラボノイドには以下の働きが期待できます。
- 抗酸化作用
- 免疫力向上
- 血流改善
なお、フラボノイドは水に溶けやすい性質を持っているため、栄養効果を高めたいときは生で食べるのがおすすめです。
ヤングコーンのひげに含まれる栄養:食物繊維
ヤングコーンのひげには食物繊維が多く含まれており、なかでも不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ、蠕動運動(ぜんどううんどう)の働きを活発にして便通を促す特性があります。
また、大腸の中で発酵や分解されてビフィズス菌などの善玉菌が増えるため、腸内環境を良くする働きがあるのも特徴です。
ヤングコーンのひげに含まれる栄養:葉酸
ヤングコーンに含まれている栄養の葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれており、ビタミンB12とともに赤血球を作る働きを持ち、人体の成長に欠かせない栄養素です。
葉酸には代謝を促進する酵素を補う働きがあるのも特徴となります。
不足すると肝臓の代謝が滞り、動脈硬化を招く原因にもつながるため、実の部分同様に葉酸が含まれているヤングコーンのひげまでしっかり摂取しましょう。
ヤングコーンのひげに含まれる栄養:カリウム
カリウムはミネラルの一種で、余分な塩分を体外へ排出する役割を持つ栄養素です。
身体の中に水分を溜め込もうとするのを抑えられるため、むくみ予防の効果も期待できます。
また、血圧を下げる栄養素としても知られており、高血圧予防にも効果的です。
心臓機能や筋肉機能を正常に保つ効果もあり、積極的にとりたい栄養素と言えます。
ヤングコーンのひげの茹で方
ヤングコーンのひげは生でも食べられますが、気になる方は軽く下茹でしてから調理するとよいでしょう。
下処理方法は、以下の通りです。
- ヤングコーンの皮に縦の切り込みを入れる
- 下からそっと皮を剥く
- 皮の根元とともにヤングコーンを取り出す
- 残った皮部分からひげを取り出す
- ひげの黒い部分は取り除く
- 熱湯でひげを1分ほど茹でる
- 冷水にさらす
- 水分をしっかり拭く
- 食べやすくカットする
ひげが残るよう、丁寧に剥いていくのがポイントです。
調理に使うのはもちろん、サラダとしてそのまま食べられます。
ヤングコーンのひげのおいしい食べ方5選
ヤングコーンのひげをどうやって食べるべきか、悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで、ヤングコーンのひげをおいしく食べる方法を5つ紹介します。
ヤングコーンのひげはさまざまな食べ方ができるため、調理に悩んでいる方は参考にしてください。
ヤングコーンのひげで天ぷら
ヤングコーンは、ひげの部分だけを使って天ぷらにするとおいしく食べられます。
揚げて塩を振るだけなので、調理も簡単です。
かき揚げのような独特の食感を楽しめるため、おつまみやうどんの上に乗せて食べてもよいでしょう。
もちろん、ひげを含めたヤングコーンを丸ごと天ぷらにするのもおすすめです。
ヤングコーンのひげおひたし
ヤングコーンのひげをシンプルに食べたいときは、おひたしがピッタリです。
サッとゆでて、鰹節と麺つゆで和えるだけで作れます。
麺つゆ以外にも、ポン酢やマヨネーズ、オリーブオイルなどで和えてもおいしく食べられるため、好みの味つけで調理してみてください。
ヤングコーンのひげ味噌汁
ヤングコーンのひげは、味噌汁に入れて食べるのもおすすめです。
長すぎると絡まって食べにくいため、味噌汁にするときは短くカットするのが調理のポイントとなります。
ヤングコーンのひげに含まれる栄養は、水溶性のものが多い傾向です。
スープにして汁ごと食べることで、栄養を逃さずに食べられます。
ヤングコーンのひげのホイル焼き
ヤングコーンのひげを水で軽く洗って、アルミホイルに包んで焼くだけであっという間に一品完成します。
しょうゆやポン酢など、お好みの味付けで食べられるのもうれしいポイントです。
実の部分と一緒にホイル焼きしてもおいしいため、バーベキューやキャンプなどアウトドアのときにもおすすめのメニューとなります。
ヤングコーンのひげ茶
ヤングコーンのひげは、ひげ茶として飲むのもうってつけです。
甘くて飲みやすいうえに、身体にもよいおすすめのメニューとなります。
ヤングコーンのひげ茶の作り方は、以下の通りです。
- きれいなひげ部分のみ使用する
- ザルなどに入れて2~3日乾燥させる
- 短くカットして乾煎りする
- 茶色でパサパサになったら火を止める
- 茶こしに入れてお湯を注ぐ
利尿作用もあり、むくみ予防としての効果が期待できます。
また、ノンカフェインとなるため、小さなお子さんとも一緒に飲むのにもよいでしょう。
まとめ
ヤングコーンのひげは、フラボノイドや食物繊維、カリウムが豊富に含まれているため、捨てずに使いましょう。
食感がよいのに加えて甘く、生でも食べられるのが特徴です。
天ぷらや味噌汁、ひげ茶など、ひげだけを使った調理方法はたくさんあるため、ぜひ参考にしてヤングコーンのひげを活用しましょう。
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