玉ねぎは和洋中、どのような料理にも取り入れられる万能野菜です。さらに玉ねぎには、健康に欠かせないビタミンが豊富に含まれています。

とはいえ、玉ねぎに含まれるビタミンは水溶性のため、食べ方にも注意が必要です。この記事では、玉ねぎに含まれる主なビタミンについて解説します。

効果的な食べ方もわかるので、玉ねぎの栄養を体にしっかり取り入れたい方はぜひ参考にしてください。

玉ねぎに含まれている主なビタミン

玉ねぎには、ビタミンB6やビタミンCが豊富に含まれています。それぞれの栄養効果を紹介するので、さっそく見ていきましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質の代謝を促し、皮膚や髪などを健康にする働きがあります。たんぱく質の代謝を高めることで、皮膚の再生が促進されるためです。

また、ビタミンB6はアミノ酸の代謝と関わっています。神経伝達物質となるセロトニンやドーパミン、アドレナリンなどはアミノ酸によって合成されるため、精神的な安定を得たいときに必要な栄養です。

ビタミンB6が不足すると、皮膚トラブルやホルモンバランスの乱れから、頭痛やうつ症状などが現れる可能性もあります。そのうえ肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ役割もあり、ビタミンB6は健康に欠かせない機能性ビタミンです。

ビタミンC

ビタミンCにはコラーゲンの合成をサポートする働きがあり、皮膚や粘膜の健康に必要な栄養です。ヒトの体内では合成できない栄養のため、ビタミンCは玉ねぎなど食べ物から摂取する必要があります。

美容にもよいイメージがありますが、強い抗酸化作用を持っているのもビタミンCの特徴です。

ヒトは加齢とともに体内で作られる酵素の量が減っていきます。酵素の量が減ると、活性化酸素を抑える働きが弱まり、過酸化脂質や免疫機能の低下などを引き起こすため注意が必要です。

活性化酸素の働きを抑え、老化や生活習慣病を予防するのにビタミンCの摂取は欠かせません。

ビタミンを効率良く摂取!玉ねぎの効果的な食べ方

玉ねぎに含まれるビタミンは水溶性のため、水にさらしすぎてしまうと栄養を逃してしまいます。

栄養を余すことなく体に取り入れられるよう、ここでは玉ねぎの効果的な食べ方を解説します。

サラダなど生で食べる

玉ねぎに含まれるビタミンを効率的に摂取するためには、サラダなど生で食べるのがおすすめです。ビタミンB6やビタミンCは水溶性のため、水に溶けやすい性質があります。

さらにビタミンCは熱に弱く、加熱により含有量の減少が懸念されるのです。オニオンサラダや玉ねぎスライスなど、生で食べるとビタミンの栄養を逃さず体に取り入れられます。

ただし、玉ねぎを水に長時間さらしてしまうと、栄養が水に流れ出てしまうため注意が必要です。カットした玉ねぎを空気にさらすことで、水に浸さずとも辛みが和らぎます。

スープにする

オニオンスープにして食べるのも、ビタミンを効率良く摂取する方法です。前述したように、玉ねぎに含まれる栄養は水溶性のため水に流れでてしまいます。

しかし、スープにして汁ごと食べると、水に流れでた栄養を丸ごと摂取可能です。加熱により玉ねぎの甘みが増すため、食べやすくなるのもスープで食べるメリットといえます。

スープにすると玉ねぎ特有の辛みが苦手な方でも食べやすく、ビタミンを余すことなく摂取可能です。

ビタミンB1を多く含む食材と組み合わせる

玉ねぎを豚肉など、ビタミンB1を多く含む食材と一緒に組み合わせて食べるのもおすすめです。玉ねぎには、アリシンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。

アリシンは玉ねぎの辛味成分で、ビタミンB1の吸収率を高めて新陳代謝を活発にする働きが特徴です。

ビタミンB1はエネルギー代謝に欠かせない栄養のため、疲労回復効果が期待できます。したがって、ビタミンB1の効果を高めたいときは、生姜焼きなどにして食べるとよいでしょう。

【色別】玉ねぎの種類

玉ねぎは種類が豊富で、色によって特徴が異なります。

色別に玉ねぎの特徴やおすすめの食べ方を紹介するので、選ぶ参考にしてください。

黄たまねぎ

黄たまねぎは、日本でもっとも流通されている一般的な玉ねぎです。早生や晩生など生育期間によって、黄たまねぎの特徴は異なります。

例えば、4月頃に収穫される早生は生育期間が短く新玉ねぎと呼ばれる種類です。苦味が少なく、みずみずしい特徴があるため、生で食べるのに適しています。

一方、6月頃に収穫される晩生は辛みが特徴で、加熱すると甘みが増す品種です。黄たまねぎは収穫時期によって異なる食べ方が楽しめるため、目的にあわせて選ぶとよいでしょう。

白たまねぎ

白たまねぎは、皮が白くて薄い玉ねぎです。一般的な玉ねぎのように球体ではなく、扁平な形状をしている特徴があります。

また、水分が多く辛みが少ないため、玉ねぎスライスやサラダなど、生食で食べるのに適した品種です。生で食べやすく、ビタミンを効率的に摂取したいときに向いているタイプといえます。

赤玉ねぎ

赤玉ねぎは皮が赤紫色をした玉ねぎで、レッドオニオンとも呼ばれています。アントシアニンというポリフェノールの一種が原因で赤紫色をしています。シャキシャキとした歯応えが特徴で辛みが少ないため、生で食べるのにもおすすめです。

赤紫と白の見た目が美しく、料理に彩りを取り入れたいときにも適しています。サラダはもちろんサンドイッチやマリネなど幅広い方法で料理に使えるため、玉ねぎのビタミンを逃さず食べたいときは、ぜひ赤玉ねぎを使ってみてください。

まとめ

玉ねぎにはビタミンB6やビタミンCといった健康に欠かせない栄養が豊富に含まれています。ほかにも、玉ねぎの辛み成分となるアリシンは、ビタミンB1の吸収率を高める役割を担っているのが特徴です。

玉ねぎに含まれるビタミンの多くは水溶性のため、栄養を逃さないようサラダなどの生食やスープにして食べるのがおすすめといえます。体にうれしい働きを持つ栄養満点な玉ねぎを、日々の食事に取り入れましょう。


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