こんにちは!
野口ファームユーティリティベジマネージャーのパティです。
8月末から種まき、定植と進めてきて、ようやく収穫できる野菜がちらほら出来てきました。
田んぼが色づいてくると秋の訪れを感じます。
早く美味しい野菜たっぷりのお鍋が食べたい今日この頃です。
今年は10月になっても暑さが続いていて、雨も降らないので毎日の水やりがなかなか大変なのです。
水やりを怠ると、野菜たちはすぐに弱ってしまいます。
今年から農業に本格的に関わるようになって、農家の皆さんはこんなにも毎日水やりをしているのかと、本当に驚きました。
これはさすがに全国の方々にお伝えするべきだと思いましたので、今回は野口ファームの日課である『水やり』についてご紹介します!!
水やりのタイミング
水やりは、だいたい朝9時、昼12時、夕方15時の合計3回です。
土の湿気を確認しながら、慎重に水をあげていきます。
それに加えて、定植した野菜たちは根をしっかり張れるように、すぐに水やりをします。
もう暑い晴れの日は1日ずっと水やりをしていると言っても過言ではないですね。
水やりをする箇所
まず水やりをするのは、「苗床」
苗床(なえどこ)・・・種をまいて苗をはえさせ育てる所。
苗床には、ポットに植えられたレタス、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどが並んでいます。
満遍なく均等に、水をあげていきます。
野菜によって水の吸収率などが異なるため、よく観察しながら水やりをするのが肝心です。
また、トレイの端の方は特に乾きやすいので、端まで水をやれているか注意しながらあげていきます。
ただ水をやれば良いというだけではないんですね~。
次は苗床の外。
定植間近の苗は、太陽によく当たるように、外に出しておきます。
ここも忘れずに水やりをします。
続いて、玉ねぎの苗(トレイ)ゾーン。
ここには春の新たまねぎ、完熟たまねぎの種を播いたトレイが並んでいます。
トレイを土の上に置くことで、土の中に根をとって成長していきます。
ここも毎日欠かさずに水やりをします。
続きまして、玉ねぎの苗(直播き)ゾーン。
ここでは、冬の新たまねぎの苗を育てています。
直接土の上に種を播いて苗づくりをしています。
と、ここで水やり必須アイテム!「動力噴霧機」略して「動噴」が登場します。
タンクに水を貯めてからホースを伸ばして水やりができるので、水道がない畑でも水やりをすることができます。
さらに続いてこちらは根菜、葉物野菜ゾーン。
大根、人参、ほうれん草、ちんげん菜、水菜などを植えています。葉物野菜は特に暑さに弱いので、毎日の水やりが欠かせません。
根菜たちも基本的に毎日観察して水やりをしていきます。
こちらは動噴2号機で水やりをします。
2台あることで、同じ時間帯に違う場所の水やりをすることができます。
このようにトラックの荷台に乗せて移動させます。
レタスゾーンには、「キリコ」という、ポンプを繋ぐと自動で水やりをしてくれるホースを使います。
このホースの穴が空いている部分から水がシャワー状に出てくれるのです。
これで一気に最低5畝まで水やりをすることができます。
この水やり作業を、皆で分担しながら朝昼夕方とチェックし行なっています。
本当に雨が降って欲しい、、、、
雨ってありがたいことなんだなと、農業に関わって初めて体感しました。
ということで今回は、農家の水やりは意外と大変なんだ!というお話でした。
もうすぐ野菜がどんどん仕上がってきますので、お楽しみに~!
『思考的感覚派ユーティリティベジマネージャー』
野口ファーム パティ
\自然豊かな淡路島の野菜をご自宅で/
淡路島の農家「野口ファーム」では全国の皆様に新鮮なお野菜をお届けしています。
美味しいお野菜を届けるために、365日真心込めて育てています。
四季折々のお野菜を、ぜひご自宅でお楽しみください^ ^