こんにちは!

野口ファーム代表の野口俊です。

今回のコラムは、

読まなきゃもったいない!届いたお野菜を120%楽しむ方法

たまねぎ編』です。

突然ですが、

みなさんは、たまねぎの赤ちゃんを見たことありますか?

10年前、僕が農業を初めてビックリしたことの1つがコレです。

なんとたまねぎは輪っかになって芽が出てくるんです!!

他のお野菜のような、可愛い双葉を想像していた僕は本当にビックリしました。

「なんで輪っかを選んだん?!」と

たまねぎにツッコミたくなりますよね。笑

しかもある程度大きくなると、ピーンと背筋が伸びるんです。

赤ちゃんの頃から不思議がいっぱいで本当に面白い!

そんなたまねぎたちの取説をご紹介していきますね。

野口ファームのたまねぎの特徴

僕たちが目指すのは、子どもたちが『おかわり―!』と言っちゃうぐらい美味しい野菜。

その中でも、たまねぎは農業を始めて1年目から育てている野菜で、とっても思い入れが強いです。

玉ねぎは大きくなるまでに時間がかかり、短くて約5ヶ月。長い品種だと約10ヶ月もかかります。期間が長い分、その間の台風や寒波など、みなさんがお天気ニュースでよく目撃する大雨や嵐の中をなんとか耐えて大きくなる、すごい野菜なのです!

時間がかかるということは、草との戦いでもあり、野口ファームの中でも手間がかかる野菜ナンバー1です。

僕たちは、有機肥料を中心に、3種類の肥料を玉ねぎの生育ステージに合わせて細かく使い分けています。

定期的にミネラルをかけてあげることで、健康に育ち、野菜本来の味を引き出すことができるのです。人間もお野菜も健康がイチバン!バランスの良い食事は、生き物共通ですね。

1年間、ずーっと美味しいたまねぎをお届けできるように、収穫時期に合わせて5品種を使いわけているので、実は、季節ごとに味と個性がグラデーションのように変わり、旬の味をお楽しみただけるのです。

たまねぎの保存方法

玉ねぎたちは、気温と湿度が高いところが苦手です。風通しの良い日陰に置いておくと気持ちよく過ごしてくれます。おうちに風通しの良い日陰がないよー。と言う場合は冷蔵庫でもOK。

例えば届いた箱の「半分を冷蔵庫、半分を常温」といった形で分けて保管し、常温の玉ねぎから料理していくと、ずっと新鮮なままお楽しみいただけます。

長持ちするかどうかを見分けるコツは、硬さと張り

手に持ち軽く握り、柔らかいものからお料理しましょう。硬いものを後回しにするのがベストです。

ここまでくると玉ねぎ上級者!あとは、よく見かけるネットに入れるのもおススメです。

調理方法

まず、玉ねぎには大きく分けて2つの種類があります。

特徴が違うので、それぞれ見ていきましょう!

新たまねぎ

【出荷時期】 12月~5月

※一般的なスーパーでは3~5月が主流です。野口ファームでは、冬にも新たまねぎを出荷しており、真冬から新たまを楽しめます

【特徴】

最大の特徴は、なんといっても水分が多くジューシーなのが魅力!

辛味が少ないので、まずは、スライスしてサラダで食べて欲しいです。

ポイントは、スライスをした後、水にさらさず空気にさらす、と言うこと。

空気にさらすことで栄養分を失うことなく、しかも辛味成分が空気中に抜け、美味しくサラダを食べることができます。

時間が経つほど美味しくなるので、うちでは、スライスのストックがいっぱい。笑

1日寝かしてから(お皿に入れてラップorタッパー)サラダを食べることも多いです。

どんなお料理に入れても他の食材と相性が良いのも新たまの特徴です。

完熟たまねぎ(茶色い皮のたまねぎ)

【出荷時期】

6月~11月

※12月~3月頃は、一般のスーパーでは新たまねぎと混ざって売られているので見分けに注意。

【特徴】

新たまねぎよりも『甘み』も『辛味』も強い!

辛味がある分、新たまに比べるとサラダにはあまり向かず、加熱調理で本領を発揮してくれるたまねぎです。

加熱することで辛味が完全になくなり、本来持っている『甘味』と『うま味』が際立ちます。

もはや加熱しないなんて、もったいない!というレベルです。カレーやハンバーグなど、子どもたちに人気のメニューには最適です。

お肉を入れずにたまねぎだけで作る「完熟たまねぎカレー」は絶品!

収穫し食卓に届くまで

収穫の時期になると1個1個、大きいものから引っこ抜き、根っこと葉っぱをハサミを使ってチョキチョキ切っていきます。

1日乾かした後、軍手で表面の土を取り、1個1個、状態をチェックし、箱に入れていきます。もはや令和の時代とは思えないほど100%手作業ですが、、汗 

機械だと、どうしてもチェックが甘くなったり、キズが入ってしまったりと、長い期間一緒に過ごしてきたからこそ、最後の仕上げは丁寧に手作業で送り出してあげるのです。

毎日16時になるとヤマト運輸さん、ゆうパックさんが倉庫に待ってるたまねぎたちを迎えてきて、いよいよ出発!みなさまの食卓へと旅立っていきます。

最後に

種まきをしてから、

みなさまの食卓にたまねぎたちが届くまでに

数え切れない程のドラマがあります。

毎年違う気候の中で、

僕たちは必死にたまねぎたちを守り、育て

たまねぎたちも応えてくれる、本当にドキュメンタリーのようです。

様々な困難を乗り越えて、一生懸命大きくなった子たちなので

よく頑張ったねー!』と声をかけてあげて下さい。

たまねぎも生き物です。

声や想いは必ず届きます。

言葉で返事はしないかわりに、その分美味しくなってくれる。

僕たちはそう信じて、今日もたまねぎたちと向き合っています。

お届けした子たちがたくさん活躍して

食卓が笑顔でいっぱいになりますように。

野菜と人生の語り人

野口 俊