こんにちは!

野口ファーム代表の野口俊です。

先日は、140年ぶりの部分月食でしたね。

みなさんは見られましたか?

野口ファームは周りに建物がほとんどないので、すごくキレイに見ることができました。

夜空の月を眺めながら、改めて地球や宇宙って不思議やなー。と感じました!

僕たち農家は、地球の表面わずか20㎝を耕して野菜やお米を育てています。

そう思うとわずか20㎝が持っている地球のパワーは本当にすごいですよね!

農家のビニールトンネル作り

さてさて、

今日はこの時期、野口ファームの風物詩『ビニールトンネル作り』のお話をしたいと思います。

淡路島は、温暖で冬もお野菜を育てることができます。

とはいえ真冬になるとさすがに気温が低すぎるので、栽培できるお野菜がかなり限られてしまいます。

そこで、登場するのが今日ご紹介する『ビニールトンネル

これを作ることで保温効果が生まれると同時に、寒波の強風からもお野菜を守ることができ、飛躍的に育てられる野菜の種類が増えるのです。

『ローマは1日にしてならず。』ということわざがあるように

『ビニールトンネル』も簡単にはできません。

10月下旬から準備をスタートし、霜が降り始める直前の11月20日頃から、一気にビニールを張っていきます。

今日はその工程を、どこよりも詳しく解説していきますね!

①管理機登場!

まずは、排水対策とその後の作業をしやすくするため、マシーンで谷をあげておきます。

②ポール打ち機登場!

このマシーンは本当にすごい!ダンポールという資材を半円にして、地面に打ち込んでくれます。ポールの間隔も高さも設定できて、自動で打ち込んでくれるのです。

マシーン購入前は、この作業を手でしていたので、マメがたくさんできてこの時期は悲惨でした。苦笑

(ちなみに全部で8000本ぐらい必要なんです。もう手が血だらけ、、、)

③次に杭をポールの脇に配っていきます。

いったいコレは何に使われるのか?想像してみてください。笑

④専用の道具を使って杭を押し込んでいきます。

土に付く直前で止めるのがポイント!

⑤畝の端っこに大きな杭を打ち込んでいきます。

かなりマッスルが鍛えられます。もう腕パンパン!笑

⑥ポールとポールを全部ビニールテープで繋げていきます。

トンネルの支柱の強度が格段に上がります!これだけのことで?と思いますが、びっくりするぐらい強度が上がり重要な作業です。

実はこの作業が最難関の作業、腕を伸ばし、腰をまげたまま永遠に繋げていきます。

終わったころには、腰と肩が爆発します!!(農家はジムより100倍鍛えられる。笑)

これでようやく準備完了!!

僕たちは、毎日の収穫や植付の合間に時間を見つけて、みんなで協力して進めていくのです。

⑦いよいよ、ビニールを張っていくよ!

ビニールを張るための準備を終えて、ようやくビニールを張る作業に移ります!

⑧ビニールを伸ばしながら『十兵衛』と名付けられた(わらの編み物)を乗せていきます。

こうすることで、風で飛ばないように仮押さえ。

⑨ビニールの両端は、とにかく思いっきり引っ張って大きな杭に括ります

綱引きと同じぐらい引っ張りビニールを伸ばします。

⑩ココで黒バンド登場!

黒バンドでビニールを上からとめていき、③で配った杭にひっかけていきます。

両端を括っておくことも忘れずに!

⑪ひっかけた杭を専用道具で、さらに土の中へ押し込みます。

このひと手間で、寒波や爆弾低気圧の強風が来ても、ほぼ抜けないのです!!

もしもの時のためにできる事は全部やっちゃう!それが野口ファームの野菜作りです。

⑫ついに完成!

農家のビニールトンネル

出来上がった時は達成感と筋肉痛が同じぐらい湧き上がってきます。笑

⑬最後に、育ててる野菜や気温に合わせて換気をして終了。

以上、ビニールトンネル作りの一部始終、いかがでしたか?

これからの時期の風物詩。

風のない日はこの作業をどんどん進めます。

ビニールトンネルの中は暖かくて、野菜たちも気持ちよく成長してくれますよ!

真冬も元気いっぱいなお野菜を食卓にお届けしますね。

すくすく成長中の冬のお野菜たちもお楽しみにー!

ではでは、また次回。

野菜の人生の語り人

野口ファーム代表 野口俊