淡路島玉ねぎは、一般的な玉ねぎに比べてみずみずしさと甘み、辛みの少なさが特徴です。なかには、おいしいといわれる淡路島玉ねぎの良さを、最大限に引き出す食べ方を知りたいと感じる方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では淡路島玉ねぎのおいしさを引き出す食べ方を解説します。おすすめのレシピや種類も紹介しますので、淡路島玉ねぎをおいしく食べたい方は参考にしてください。

淡路島玉ねぎのおいしさを引き出す食べ方のコツ

Fresh onion in basket on wooden table, top view

淡路島玉ねぎのおいしさを最大限引き出すコツを3つ解説します。

食べ方のポイントを押さえて、淡路島玉ねぎをおいしく食べましょう。

生で食べる

淡路島玉ねぎのおいしさを引き出したい場合は、生で食べましょう。一般的な玉ねぎと異なり、淡路島玉ねぎには以下の特徴があります。

  • 甘い
  • やわらかくみずみずしい
  • 辛みが少ない

辛みがなく、甘いと感じることから淡路島玉ねぎはスライスして生で食べるだけで、十分おいしく食べられます。淡路島の土壌には、辛みを少なくするといわれるミネラルが豊富です。

また、淡路島玉ねぎは一般的な玉ねぎより時間をかけてじっくり丁寧に育てています。そのため、自然の風を利用して熟成させた淡路島玉ねぎのみずみずしい甘さを楽しむ食べ方として、生食がおすすめです。

水にさらさないようにする

淡路島玉ねぎのおいしさを引き出す食べ方として、水にさらさないようにすることがポイントです。一般的に、玉ねぎの辛みは水にさらすと和らぎます。

しかし、水にさらすと辛みだけでなく淡路島玉ねぎに豊富に含まれている栄養素ごと逃してしまうのです。特に、玉ねぎの辛み成分で血液サラサラ効果が期待できる硫化アリルは水溶性のため、水にさらしてしまうと栄養が流れ出てしまいます。

淡路島玉ねぎをおいしく食べるためには、スライスしたあとお皿に広げ、空気にふれさせて1時間ほど置いておくだけです。淡路島玉ねぎの甘さを最大限引き出せるよう、空気にふれさせるのが大切です。

繊維に対して垂直にカットする

淡路島玉ねぎは、繊維に対して垂直にカットしましょう。繊維に対して垂直にカットすることで、辛み成分となる硫化アリルの細胞が壊れて辛みが抜けやすくなるためです。

また、辛みが抜けるだけでなく食感がやわらかくなる点も特徴といえます。辛みが抜ける時間が早くなるため、時短調理としてもおすすめです。淡路島玉ねぎのおいしさが増す食べ方として、薄くカットすることを意識してみてください。

淡路島玉ねぎの甘みを引き出すおすすめレシピ

玉ねぎ 目にしみない方法

淡路島玉ねぎの甘みを引き出すおすすめレシピを3つ紹介します。

調理方法にお悩みの方は、さっそく見ていきましょう。

丸ごとスープ

淡路島玉ねぎの甘みを引き出す食べ方として、丸ごとスープにする方法があります。皮を剥いた玉ねぎの中央部分に十字の切り込みを入れて、電子レンジで500W3分ほど加熱します。

加熱した玉ねぎを、コンソメと一緒に鍋に入れて煮込むだけで完成です。淡路島玉ねぎは、加熱すると甘みが増すだけでなく、トロトロになるほどやわらかくなります。

そのため、淡路島玉ねぎの甘みがたっぷりつまったおいしい食べ方としてスープがおすすめです。玉ねぎの上にチーズを乗せてオニオングラタンスープにしてもおいしく食べられます。

玉ねぎステーキ

淡路島玉ねぎを半分にカットして、フライパンにバターを入れてじっくり焼いてステーキにする方法もあります。甘くてやわらかいため、おかずとして食べると大満足の一品です。

甘みが増すよう、淡路島玉ねぎはキツネ色になるまでしっかり焼きましょう。にんにくを入れると食欲をそそる風味が増して、さらにおいしさがアップします。生食以外で食べたいときは、ぜひ加熱により甘さが引き立つ玉ねぎステーキを作ってみてください。

カレー

淡路島玉ねぎをたっぷり使ったカレーは、旨みとコクが出るためおすすめです。じっくり煮込むと甘みが増しトロトロするほどやわらかくなるため、カレーのおいしさが引き立ちます。

淡路島玉ねぎを使うと、旨みが凝縮されたカレーが完成することから食欲が増す逸品となります。一般的な玉ねぎとは違った旨みがつまったカレーを食べたい場合は、淡路島玉ねぎをふんだんに使いましょう。

淡路島の玉ねぎは種類によってもおすすめの食べ方が異なる

淡路島の玉ねぎは種類によっても、おすすめの食べ方が異なります。種類の違いは、下表の通りです。

種類収穫時期特徴おすすめの食べ方
極早生(わせ)早生3~4月頃みずみずしくやわらかい新玉ねぎのため、春頃しか食べられないサラダなどの生食
中生種(なかて)5~6月頃淡路島でもっとも収穫量が多い早生に比べて辛みを感じやすい加熱すると甘みが増すカレーやスープなどの煮込み料理
晩生種(おくて)6月頃日持ちする加熱すると甘みが増す
玉ねぎステーキなどの炒め物や煮込み料理

種類の違いを踏まえたうえで、調理方法を変えるのも淡路島玉ねぎをおいしく食べるポイントです。

まとめ

淡路島玉ねぎは、甘みとやわらかさ、辛みが少ないという特徴があるためサラダなど、生で食べるのがおすすめです。生で食べる際は、水にさらさず繊維に対して垂直にカットすると淡路島玉ねぎの甘さを引き立たせられます。

また、淡路島玉ねぎは生食だけでなく、スープや玉ねぎステーキなど加熱調理してもおいしく食べられます。種類によって特徴が異なるため、時期に適したおいしい食べ方で淡路島玉ねぎを食べましょう。


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