きゅうりはシャキシャキとした歯応えがクセになる野菜で、サラダで使われています。そんなきゅうりには、ダイエット効果があるのをご存じでしょうか。
脂肪を抑制したりむくみを解消したりと、きゅうりにはダイエット中にうれしい効果が期待できます。この記事では、きゅうりのダイエット効果について解説します。きゅうりダイエットのやり方やデメリットも紹介するので、さっそく見ていきましょう。
きゅうりのダイエット効果とは

きゅうりのダイエット効果について解説します。
なぜきゅうりがダイエットにおすすめの食材といわれているのか知りたい方は、参考にしてください。
低カロリー・低糖質
きゅうりは、カロリー13kcal、糖質1.9gと低カロリーで低糖質の野菜です。(可食部100gあたり)
糖質はカロリーに直結するため、糖質制限により体重の減量が期待できます。糖質制限により血糖値の上昇を抑えられるだけでなく、余分な糖質を減らして脂肪を燃焼しやすくします。
きゅうりは歯応えもあるため、よく噛むことで満腹中枢が刺激されて満腹になりやすい点もメリットです。低カロリー・低糖質な理由から、きゅうりはダイエットに最適な食材といえます。
カリウム
カリウムには、むくみ予防・解消効果が期待できます。ヒトの体は体内の塩分濃度が高くなると、塩分を薄めるために水分を溜め込みます。
水分を溜め込むことで、むくんでしまうのです。むくみにより血流が悪くなるため、脂肪が落ちにくく、ダイエットに影響をおよぼします。
また、むくんでしまうと足が太く見えてしまうなど、ボディラインが気になってしまいます。きゅうりにはカリウムが豊富に含まれているため、ダイエット効果が期待できるでしょう。
ホスホリパーゼ
ホスホリパーゼとはリン脂質を加水分解する酵素の総称で、脂肪を分解する働きが期待されています。
「Cell Reports」によると、ホスホリパーゼが腸内フローラの調整を介して肥満抑制に影響を与えている可能性があることが解明されました。脂肪を溜めにくくする効果が期待できるため、きゅうりはダイエットにおすすめの食材といえるでしょう。
きゅうりダイエットのやり方

きゅうりダイエットのやり方を3つ解説します。
ダイエット成功に向けて、ポイントを見ていきましょう。
最初に食べる
食事をとる際は、最初にきゅうりを食べるのがポイントです。きゅうりには、血糖値の上昇を抑えるカリウムや食物繊維が含まれています。
食事をする際、血糖値が急激に上昇すると、体内でインスリンが多く分泌されます。インスリンが多く分泌されると、体に脂肪を溜め込みやすくなり、結果として肥満につながるのです。
インスリンの分泌を防ぐために、血糖値の上昇を抑制する効果が期待できるきゅうりを食べるのがおすすめです。
また、きゅうりをはじめに食べると、食欲を落ち着かせられるため、ドカ食いを防止しやすくなるのも特徴といえます。ダイエットにきゅうりを取り入れる場合は、はじめに食べましょう。
加熱以外の調理方法で食べる

きゅうりのダイエット効果を高めたい場合、加熱調理は避けましょう。ホスホリパーゼは熱に弱く、加熱すると効果が期待できなくなるためです。
前述したように、ホスホリパーゼは脂肪抑制の働きが見込めます。ダイエット効果を高めるのには、生食やすりおろすなど加熱以外の調理方法で食べるのがおすすめです。
すりおろすとホスホリパーゼの細胞膜が破壊され、酵素が活発に働くようになります。したがって、ホスホリパーゼを効率良く摂取したい場合は、きゅうりをすりおろして食べるとよいでしょう。
カロリーの高い調味料は避ける
ダイエット中にきゅうりを食べる際は、カロリーの高い調味料は避ける、または量を調整しましょう。サラダなどにしてきゅうりを食べる場合、カロリーの高いドレッシングを選ぶとダイエット効果を軽減させてしまうためです。
キユーピー株式会社が取り扱うキユーピードレッシングによると、カロリーの高いドレッシングは以下の通りです。
大さじ約1杯(15gあたり)
ドレッシング | カロリー |
マヨネーズ | 100kcal |
シーザーサラダドレッシング | 68kcal |
コブサラダ ドレッシング | 64kcal |
深煎りごまドレッシング | 59kcal |
たくさんかけてしまうほどカロリーは高くなってしまうため、きゅうりのダイエット効果に影響をおよぼします。ダイエット効果を高めたい場合は、使用する調味料も意識しましょう。
きゅうりダイエットのデメリット
きゅうりダイエットのデメリットは、以下の通りです。
- 体を冷やしてしまう可能性がある
- 食べ過ぎると下痢になるケースがある
- 栄養が偏りすぎてしまう
きゅうりは水分とカロリーが豊富な野菜のため、食べ過ぎてしまうと体を冷やしてしまいます。冷えはダイエットの効率を妨げる要因となります。
さらに、水分が多いため食べ過ぎるとお腹を冷やしてしまい、下痢を招く可能性もあるでしょう。逆効果とならないよう、きゅうりは1日1~2本を目安に食べるのがポイントです。
まとめ
きゅうりにはカリウムやホスホリパーゼなど、ダイエットにうれしい効果をもたらす栄養が豊富に含まれています。ダイエット効果を高めるためには、食事の最初にきゅうりを食べたり生やすりおろしたりするのがポイントです。
また、食べすぎは下痢や体を冷やしてしまう要因となり、ダイエットに悪影響をもたらします。ほかの野菜も取り入れて、バランスよく食べるのがダイエットのコツです。食べるときのポイントを押さえて、ダイエット効果が期待されるきゅうりを食事に取り入れましょう。
\自然豊かな淡路島の野菜をご自宅で/
淡路島の農家「野口ファーム」では全国の皆様に新鮮なお野菜をお届けしています。
美味しいお野菜を届けるために、365日真心込めて育てています。
四季折々のお野菜を、ぜひご自宅でお楽しみください^ ^
