食べムラや遊び食べがあるなど、子どもの食事は悩みが尽きませんよね。
1歳6ヶ月頃になると少しずつ歯も生えそろい、食べられるものが増えます。
子どもが食べるからといって、大人と同じものを食べさせてはいけません。
成長に合った固さや味付けが、食事をする上で大切なポイントです。
この記事では、子どもの食事を作るときの注意点や、食事において大切なポイントを紹介しています。
「食べることは楽しい」と子どもが思える空間作りをして、食事の時間を楽しみましょう。
子どもの食事を作るときの注意点を紹介
1歳6ヶ月頃になると少しずつ歯も生えそろい、食べられるものが増えていきます。
子どもが食べるからといって、大人と同じものを食べさせるのはNG。
噛む力は未熟なので、大人は子どもの食事をサポートする必要があります。
まずは、子どもの食事を作るときの注意点を4つ紹介しましょう。
薄味を心がける
味付けは薄味が基本です。
味覚が発達する幼児期には、素材の味を知り、楽しむ大切さを育むためです。
1歳6ヶ月から3歳未満は大人の1/3程度、3歳以上6歳未満は1/2程度の食塩量を意識しましょう。
塩分が少ないと、味気なく感じてしまいますよね。
削りぶしや昆布など、だしのうま味を効かせると、調味料が控えめでもおいしく食べられますよ。
さまざまな食品の味を経験させる
さまざまな食品の味を経験させましょう。
ひなまつりにはちらし寿司やはまぐりのお吸い物など、季節ごとの伝統的な行事食を食べさせるのもおすすめです。
季節と食べ物の関係性を学ぶきっかけとなり、豊かな食の感性を育みます。
食べやすい固さや形にする
歯の生え具合に合わせて、食べやすい固さや形にしましょう。
固さや形を工夫し、食感に変化をつけて咀しゃく力をつけるためです。
1歳6ヶ月頃だと繊維の多い葉菜類は、指でこすると崩れるほどの固さが目安になります。
にんじんやじゃがいもなどの根菜類は、形と大きさがある方が嚙みやすくなりますよ。
指でつまんだら潰れるくらいの固さが食べやすく、おすすめです。
成長に合わせて、少しずつ噛みごたえのある食感にしていくとよいでしょう。
盛り付けは少なめにする
お皿には、少なめに盛り付けるとよいです。
少なめに盛り付けることで、完食できたという達成感が生まれるからです。
完食できたときには「全部食べられたね。」など、褒めてあげましょう。
ピカピカ賞など、賞を作ってあげると子どもは楽しみながらご飯を食べられますよ。
離乳食が完了すると大人と同じものを食べさせがちですが、歯の生え具合を見ながら子どもに合った固さや形、味付けにしましょう。
子どもが食事をする上で大切な5つのポイント
食べムラや遊び食べなどに悩んでいませんか?
子どもが落ち着いてご飯を食べてくれないと、つい怒ってしまいますよね。
次は、子どもが食事をする上で気をつけるポイントを4つ紹介します。
噛む力を育む
噛む力を育むことは、子どもが食事をする上で大切です。
よく噛んで食べると、さまざまなメリットがあります。
・噛む刺激により、脳が活性化する
・唾液量が増え、虫歯予防になる
・唾液の細菌を減らし弱くする効果により、口の中を清潔に保てる
・消化吸収を促進
・肥満といった生活習慣病を予防する
小さいうちに噛む習慣をつけないと、早食いや肥満など、将来的に大きな影響を及ぼす可能性があります。
口と頬の動きを見て、よく噛んでいるか確認しましょう。
・口がしっかり閉じているか
・頬が動いているか
上記2点をチェックしてみてくださいね。
また、大人が噛んでいるところを見せたり、「カミカミしようね」と声をかけたりしてあげるのもよいでしょう。
お菓子の回数や量に気をつける
お菓子は1日1〜2回、時間を決めて食べましょう。
時間や量を決めずに食べさせてしまうと、満腹になってしまいご飯を食べられなくなる原因となります。
袋ごとあげるのではなく、食べる分だけお皿にいれましょう。
また、お菓子はできるだけ甘いものは避けて牛乳やヨーグルト、ふかし芋などを食べるのがおすすめです。
お菓子を食べた後は、お茶やお水を飲ませて虫歯予防を心がけてくださいね。
嫌いなものを無理やり食べさせない
嫌いなものを無理やり食べさせないようにしましょう。
親としては好き嫌いしないで、いろいろなものをバランスよく食べて欲しいですよね。
「ちゃんと食べなさい!」と言っていませんか?
無理に食べさせると、食事が楽しいものではないと思ってしまい、食欲低下の原因となってしまいます。
時間をあけてから出すと、食べてくれる場合もあります。
嫌いなものを食べたときは、思いっきり褒めてあげましょう。
食事に集中できるような空間を作る
テレビをつけていたり、おもちゃが置いてあったりすると食事に集中できません。
食事前におもちゃを片づけたりテレビを消したりして、食事に集中できる空間作りをしましょう。
また、子どもの集中力は5〜10分ほどです。
食事の時間は30分以内と決めて、遊び食べなどがはじまったらお皿を下げてください。
「いただきます」と「ごちそうさま」の挨拶で食事の時間を認識させ、食事と遊びの時間にメリハリをつけましょう。
小さいうちは食事中に走り回るときもありますが、追いかけるのは逆効果です。
追いかけず、食卓に戻るよう声をかけてくださいね。
足の裏が床から浮いた状態では、噛む力が低下します。
足の裏を床につけ、胸とテーブルが同じ高さになるよう座面を合わせましょう。
子どもと一緒にご飯を食べる
子どもと一緒にご飯を食べるのも大切です。
食事は、栄養をとらせるだけが目的ではありません。
親子のコミュニケーションをとる手段でもあります。
食事を楽しい時間と思えることは、子どもが食事をする上で大切です。
「おいしいね」など、声をかけながら一緒に食べましょう。
たまには、お弁当を持って外で食べるのもおすすめです。
いつもと違う環境で食べるご飯は格別で、普段食べないものを食べてくれることもあります。
一緒にお弁当を作るのもよいでしょう。
自分が作ったという喜びから、たくさんご飯を食べてくれますよ。
食事を食べる空間作りは、子どもが食事をする上で大切なポイントです。
ご飯を食べるのは楽しい、と思える食事時間を作りましょう。
子どもにとって良い野菜5選
野菜を食べてくれない、と悩むママは多いですよね。
野菜は栄養も豊富で、子どもの成長に欠かせません。
次は、子どもにとって良い野菜を5つ紹介しましょう。
かぼちゃ
かぼちゃはやわらかくしやすく、甘みもあり、幼児食に向いています。
皮膚や粘膜、骨を強くする働きがあるβカロテンや、鉄分の吸収を促進するビタミンCが豊富です。
潰して、おやきやサラダにするのもよいですし、シチューなどにして煮込むとおいしく食べられますよ。
にんじん
にんじんは加熱すると甘みが増し、どんな料理にも合うおすすめの野菜です。
にんじんに含まれるβカロテンは、加熱すると吸収率がアップします。
免疫を高める効果もあるため、みそ汁に入れたり、ツナや卵と一緒に炒めたりして食べるのがおすすめです。
たまねぎ
玉ねぎも加熱すると甘みが増し、子どもでも食べやすい野菜です。
血液をサラサラにする硫化アリルや、抗酸化作用のあるケルセチンが豊富なたまねぎ。
カレーに入れたり、玉ねぎスープにしたりしても、甘みが引き立ちおいしいですよ。
料理に使いやすい野菜でもあるので、しっかり食べましょう。
トマト
トマトは、成長ホルモンの分泌を促すリコピンが多く含まれています。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるぐらい、トマトは元気な体づくりに欠かせない野菜です。
好き嫌いが分かれるトマトですが、リコピンは加熱すると体への吸収率が上がります。
皮をむき、トマトソースにすればトマトが苦手な子どもでも食べやすいですよ。
じゃがいも
水溶性食物繊維が多く含まれているじゃがいもは消化によく、子どもにおすすめの野菜です。
子どもの便秘に頭を抱えるママも多いでしょう。
水溶性食物繊維は水に溶けやすく、便をやわらかくする効果があります。
じゃがいもは便秘解消効果も期待できるので、しっかり食べてくださいね。
マッシュポテトやフライドポテトなどにすると、子どもが食べやすくなりおすすめです。
野菜は、子どもの成長に欠かせない栄養素。
加熱すると甘みが増して、食べやすくなります。
子どもが食べやすいよう形や固さを工夫して、野菜をおいしく食べましょう。
まとめ
1歳6ヶ月頃には少しずつ歯が生えそろい、さまざまなものを食べられるようになりますが、薄味や固さなど子どもに合った食事作りを心がけましょう。
食事に集中できる空間作りをするのも、大切なポイントです。
かぼちゃやにんじんは甘みもあり、子どもに欠かせない栄養がたくさん入っています。
食事は、子どもとの大切なコミュニケーションツールです。
子どもと一緒に楽しくご飯を食べましょう。
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