肉料理やサラダで使われるクレソンは、さわやかな香りが特徴の野菜です。

クレソンは少し辛味がありお肉の付け合わせに選ばれることも多く、栄養価は野菜の中でもトップクラスを誇ります。

この記事では、体にうれしい働きを持つクレソンの特徴について解説します。

オススメの食べ方や鮮度の高いクレソンを選ぶポイントもわかるので、さっそくチェックしていきましょう。

クレソンに含まれる栄養の特徴は?

クレソン 栄養

野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇るクレソンの栄養について、詳しく見ていきましょう。

クレソンを代表する栄養:シニグリン

独特の辛みを持つクレソンの特徴ともいえる栄養の一つが、シニグリンです。

シニグリンはクレソンの辛み成分で、大根やワサビにも含まれています。

食欲増進や利尿効果、血行促進といったさまざまな働きを持っているのがシニグリンの特徴です。

また、お肉の消化を助ける働きがあり、胃もたれしにくい魅力もあります。

強い殺菌作用口臭予防など体にうれしい効果を多く含んでいるため、肉料理との相性もバッチリです。

クレソンを代表する栄養:βカロテン

クレソンにはβカロテンが2700µg含まれており、緑黄色野菜の中でもトップクラスの含有量を誇ります。

βカロテンは体内でビタミンAに変換され、のどや鼻などの粘膜を正常に保ち、細菌の感染や乾燥を防ぐ働きが期待されています。

また、強い抗酸化作用があり、老化防止の働きが期待されているのもβカロテンの特徴です。

クレソンには、健康に欠かせない栄養が豊富に含まれています。

参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省

クレソンを代表する栄養:カリウム

クレソンに含まれているカリウムは、体内の余分な塩分を体外へ排出する働きを持つ栄養です。

むくみ予防としても効果的なほか、高血圧を防ぐ栄養ともされています。

また、カリウムには心臓や筋肉の機能を正常に保つ効果もあるため、しっかりとりたい栄養です。

クレソンを代表する栄養:ビタミンC

クレソンには、ビタミンCが26mgと豊富に含まれているのも特徴です。

ビタミンCはビタミンA同様、強い抗酸化作用があり、老化や生活習慣病予防の効果も期待されています。

また、メラニン色素の生成を抑制する働きもあり、日焼け予防にも役立つ栄養です。

健康や美容にうれしい働きを持つビタミンCの含有量が多いのも、クレソンの魅力といってよいでしょう。

参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省

クレソンを代表する栄養:葉酸

「造血のビタミン」と呼ばれる葉酸も、クレソンには多く含まれています。

葉酸はビタミンB12とともに、赤血球作りをサポートしているのが特徴です。

細胞を作る役割もあり、胎児の発育に欠かせない栄養と言われています。

体を作るのに欠かせない栄養の葉酸が豊富なのも、クレソンの良さです。

クレソンの栄養を効率的にとる食べ方3選

クレソン 栄養

クレソンといえば肉の付け合わせやサラダだけでなく、ほかの食べ方でもおいしく食べられます。

クレソンの栄養を効率的にとれる食べ方を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

クレソンを生で食べる

クレソンに多く含まれているビタミンCや葉酸、カリウムは水に溶けやすい性質を持っています。

そのため、煮込んでしまうと栄養が水に流れ出てしまうのです。

クレソンの栄養を逃さずに食べたいときは、サラダなどで食べましょう。

生で食べる際、ひげ根は食べられないため取り除きましょう。

水に15〜20分ほどつけるとクレソン特有の苦みは抜けますが、水溶性の栄養が流れ出てしまいやすいので、水にさらす時間はできるかぎり短くしてください。

クレソンを揚げて食べる

サラダで食べるイメージの強いクレソンですが、実はとの相性もバツグンです。

クレソンに含まれるβカロテンは、油と一緒にとることで吸収率がアップされます。

また、油を使用することでクレソンの苦みを軽減できるのです。

苦みを気にせずクレソンを多く食べたいときは、揚げて食べましょう。

クレソンをスープで食べる

クレソンの苦みを気にせず多く食べたいときは、スープにして食べるのもオススメです。

加熱すると苦みが抑えられて食べやすくなるうえに、水溶性の栄養を逃しません。

どの野菜とも相性が合うため、野菜を多くとりたいときはスープで食べましょう。

栄養価が高いクレソンの選び方

クレソン 栄養

栄養豊富なクレソンを効率的に食べたいときは、鮮度の高いものを選びましょう。

クレソンの選び方は、以下の通りです。

● 葉の色が濃い
● 葉にツヤとハリがある
● 葉が大きくて丸みがあるもの
● 葉と葉が開きすぎていない
● 茎は細すぎず太すぎないもの
● 茎が真っすぐ伸びているもの
● 茎からひげ根が出すぎていないもの

葉の色が淡いものや変色しているものは、うまく成長できていない証拠です。

また、クレソンは食べごろを過ぎると茎が太くなるため、茎のサイズも選ぶときのポイントとなります。

まとめ

クレソンは、野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇ります。

栄養の特徴ともいえるシニグリンには、食欲増進や血行促進といった働きがあります。

また、胃もたれしにくい効果が期待されており、肉料理と組み合わせて食べるのにもピッタリです。

生で食べるのはもちろん、揚げたりスープにしたりしてもクレソンをおいしく食べられます。

野菜のトップとも言われる栄養価の高いクレソンを多く食べて、健康的な体を目指しましょう。

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