冷凍したキャベツを食べたら、食感が悪く、まずいと感じた経験はありませんか。

水分の多いキャベツは、正しく保存しないと食感や味が落ちてしまいがちです。

せっかく食べるなら、鮮度をキープした状態でおいしく食べたいですよね。

この記事では、キャベツを冷凍したらまずい原因について解説します。

冷凍保存時のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

冷凍キャベツをおいしく食べたい人は、必見です。

キャベツを冷凍したらまずいのは水分が原因

キャベツ 冷凍 まずい

キャベツを冷凍すると細胞組織が破壊され、水分が失われます。

そもそも、冷凍とは食品中の水分が冷やされて凍る現象です。

キャベツには、92.7%水分が含まれています。(可食部100gあたり)

水分が多い野菜は、凍らせたときに味や食感を変える氷の結晶が大きくなってしまうため、シャキシャキ感がなくなってしまうのです。

そのため、冷凍したキャベツは風味や食感が悪くなり、まずいと感じてしまいやすくなります。

参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省

キャベツを冷凍保存するときのポイント

キャベツ 冷凍 まずい

キャベツの食感や味を損なわないためには、保存方法が重要です。

冷凍保存するときのポイントを解説します。

キャベツを細かくカットする

冷凍したキャベツの食感が気になる場合、細かくカットしてから保存するのがオススメです。

キャベツを細かくカットすると、食感が気になりにくくなります。

スープなどで煮込む際、食べやすいサイズにもなって便利です。

キャベツの水分をしっかり拭きとる

冷凍する前に、キャベツについている水分をしっかり拭き取ってください。

水分がついた状態で冷凍すると、空気に触れて酸化し、劣化するのが早くなってしまいます。

変色の原因にもなりますので、密封袋へ入れる前にキャベツの水分を拭き取るようにしましょう。

キャベツが入った密封袋の空気を抜く

冷凍する際、キャベツが空気に触れると酸化してしまい、味の劣化や腐敗が進む原因です。

空気にふれないよう、密封袋の空気をしっかり抜くことで、空気中の酸素との結合を防げます。

風味や食感が落ちないよう、キャベツを密封袋へ入れた際、空気を抜いてから保存するのがおいしさをキープする秘訣です。

キャベツを急速冷凍する

冷凍するときの重要なポイントが、急速冷凍です。

キャベツを冷凍すると、氷の結晶ができて細胞を破壊するため、味や食感が落ちてしまいます。

凍結スピードを早めることで、氷の結晶が成長するのを抑えられて、細胞組織の破壊をできるかぎり防げるのです。

急速冷凍のポイントは、以下の通りです。

● 平らな状態になるよう密封袋へ入れる
● ドアの開閉はできるかぎりしない
● 金属トレーの上に乗せる
● 粗熱はとる

凍結をできるかぎり早めることが、おいしさを保つ秘訣です。

冷凍庫の開閉が少ない夜などに冷凍するのもよいでしょう。

冷凍キャベツは1か月以内に食べきる

冷凍したキャベツは、1か月以内に食べきってください。

日持ちするからと、つい冷凍庫へ入れっぱなしにしてしまうと、冷凍している間も食感や味は落ちていきます。

また、冷凍庫の開閉により室内の温度が流れ込み、表面温度が急速に上昇してしまう原因です。

表面の氷が水蒸気となって失われ、繰り返されることでキャベツが乾燥し、冷凍やけしてしまいます。

冷凍しても早めに使用するのが、おいしく食べるポイントです。

キャベツを冷凍したときのオススメの食べ方3選

キャベツ 冷凍 まずい

キャベツは、冷凍状態のまま調理しましょう。

自然解凍してしまうと、解凍の際にダメージを与えてしまい、食感や味が悪くなるからです。

冷凍したキャベツをおいしく食べるための調理方法を3つ紹介します。

冷凍キャベツスープ

冷凍キャベツは、スープにすると食感が気になりにくく、おいしく食べられます。

ビタミンB群やビタミンC、ビタミンUといった水溶性の栄養を多く含んでいるのが、キャベツの特徴です。

汁ごと食べることで、水に流れ出た栄養を体内へ取り込めるメリットもあります。

ほかの野菜と一緒に食べられるのも、オススメのポイントです。

冷凍キャベツの炒め物

冷凍キャベツは、炒めて食べるのもオススメです。

キャベツの苦みのもととされるイソチオシアネートは、加熱に弱い性質です。

炒めることで、イソチオシアネートが失われて食べやすくなります。

また、キャベツに含まれるβカロテンやビタミンKは、油と一緒に食べると吸収率を上げられるのです。

ビタミンKは、カルシウムの吸収をサポートする働きがあります。

加熱によって吸収率を上げる栄養がとりたいときには、冷凍キャベツを炒め物にするとよいでしょう。

蒸しキャベツ

冷凍キャベツを蒸すだけで、簡単に一品完成します。

蒸すとカサが減るため、生で食べるよりも多くキャベツを食べられるのがメリットです。

かぼちゃやにんじんといったほかの野菜と一緒に蒸して、温野菜で食べるのもオススメです。

電子レンジに入れるだけで作れるので、時短調理にもなります。

まとめ

キャベツは水分が多い野菜のため、冷凍すると細胞組織が破壊され食感や味が変わり、まずいと感じます。

キャベツの細胞をできる限り破壊しないよう、水分を拭きとり、急速冷凍するのがオススメです。

冷凍キャベツをスープにして食べると、水に弱い性質のビタミンCビタミンUの栄養を逃さず食べられます。

また、炒めるとβカロテンビタミンKの吸収率を上げられるのがメリットです。

冷凍キャベツがまずいと言われる原因を知り、正しい保存方法でおいしさをキープして食べましょう。

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