万願寺とうがらしは京野菜の一つで、とうがらしの王様と呼ばれているほど大型で味わい深い野菜です。

万願寺甘とうと呼ばれているほど、甘みがあるのに加えて辛みが少なく、子どもや辛いのが苦手な方でもおいしく食べられます。

そんな万願寺とうがらしは、種やワタも含めて丸ごと食べられるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、万願寺とうがらしが種ごと食べられる理由を解説します。

種が気になりにくくなるおすすめの食べ方も紹介するので、万願寺とうがらしを丸ごと調理したい方は参考にしてください。

万願寺とうがらしは種も食べられる

万願寺とうがらし 種

辛さがない万願寺とうがらしは、種ごと食べられます。

種が少ないため、下処理せず丸ごと調理してもおいしいです。

また、万願寺とうがらしに含まれるピラジンは本体よりワタの部分に多く含まれています。

ピラジンとは、万願寺とうがらし特有のにおい成分です。

ピラジンは血液をサラサラにする働きがあるため、種ごと食べるとより効果が期待できるでしょう。

さらに万願寺とうがらしの種は硬くなく、食感が気になりにくい特徴があります。

万願寺とうがらしの栄養をしっかり取りたい方は、種やワタごと食べるのがおすすめです。

万願寺とうがらしの種の取り方

万願寺とうがらし 種

万願寺とうがらしは種が少ないため丸ごと食べやすいですが、気になる方は取り除いてから調理しましょう。

万願寺とうがらしの種の取り方は、以下の通りです。

1. ヘタをカットする
2. 縦半分にカットする
3. ヘタ部分を指で左右に開く
4. ワタ部分を持ち、先端部分に向かって外す

スプーンや箸などを使って簡単に取り除けるため、種の食感が苦手な方は取り除いてから食べてください。

万願寺とうがらしの種が黒い場合は食べられる?

万願寺とうがらしの種が黒い、あるいは茶色の場合でも食べて問題ありません。

種が黒い、または茶色く変色しているのは、鮮度が落ちているサインです。

万願寺とうがらしは種やヘタから劣化がはじまるため、変色していたら早めに使い切りましょう。

ただし、変色に加えて以下の症状があったときは食べるのを控えてください。

● 茶色い汁が出ている
● カビが生えている
● 異臭がする

腐っているかしっかり見極めたうえで、万願寺とうがらしを食べましょう。

万願寺とうがらしの種が気になりにくいおすすめの食べ方5選

万願寺とうがらし 種

できれば種の食感を気にせず、万願寺とうがらしを丸ごと食べたい方もいるのではないでしょうか。

ここでは、万願寺とうがらしの種が気になりにくいおすすめの食べ方を紹介するので、さっそく見ていきましょう。

万願寺とうがらしの天ぷら

天ぷらにすると衣のサクサクとした食感により、種が気になりません。

万願寺とうがらしに数カ所穴を開け、衣をつけて揚げるだけです。

ヘタを取り除いてしまうと、中までが入ってしまい食感を損ねてしまいます。

そのため、天ぷらにするときはヘタごと使いましょう。

なお、万願寺とうがらしは脂溶性ビタミンのビタミンEが豊富です。

ビタミンEは抗酸化作用が非常に強く、老化防止の効果が期待できます。

油と一緒に摂取することで、ビタミンEの吸収率を上げられるため、万願寺とうがらしは丸ごと天ぷらにして食べるのがおすすめです。

万願寺とうがらしの素焼き

種が気になりにくい食べ方の一つに、素焼きがあります。

素焼きにするときはヘタごと水で軽く洗い、水分を拭き取ってから数か所穴を開けるのがポイントです。

万願寺とうがらしを丸ごと焼く場合、加熱により中の空気が膨張して破裂する可能性があるため穴を開けておきましょう。

油またはオリーブオイルで焼くだけです。

フライパンはもちろん、グリルで焼いてもおいしく食べられます。

全体に焼き色が付いたら取り出し、塩を振って完成です。

醤油や鰹節をかけるのもおすすめです。

万願寺とうがらしの焼き浸し

素焼きもおいしいですが、調味料に漬けてから食べると味が染み込んだ万願寺とうがらしを食べられます。

種を取らずとも食べられるうえに、やわらかさが増すため副菜にピッタリな一品です。

丸ごとはもちろん、縦半分にカットして調理してもおいしく食べられます。

鰹節をかけて、ぜひ食べてみてください。

万願寺とうがらしの肉巻き

肉巻きの場合、肉と万願寺とうがらしの食感により、種が気になりにくくなります。

万願寺とうがらしを軽く水洗いして、水分を拭き取ってください。

数か所穴を開けてから、豚バラ肉で全体を巻いていきます。

塩と胡椒を振って、油で焼くと完成です。

レモンをかけて食べると、さっぱりした味わいを楽しめます。

お肉が巻いてあるため食も進みやすく、ボリューム満点の一品となります。

万願寺とうがらしのポテトサラダ

万願寺とうがらしは生でも食べられるため、種ごと使ったポテトサラダにするのもおすすめです。

ポテトサラダを作るときは、万願寺とうがらしを縦半分にカットしてから細切りにして塩もみします。

マッシュしたじゃがいもと混ぜて、マヨネーズで和えると完成です。

万願寺とうがらしとポテトの食感により、種が気になりにくくなります。

万願寺とうがらしに含まれるビタミンCカリウムといった水溶性の栄養を逃さず食べたいときは、ポテトサラダにして食べましょう。

まとめ

万願寺とうがらしは種が少ないため、丸ごと食べやすいのが特徴です。

とうがらし特有の辛み成分がないため、辛いのが苦手な方でも食べられます。

また、種やワタにも栄養が豊富に含まれているので、捨てずに食べるのがおすすめです。

天ぷらや素焼き、肉巻きなどにして食べると種の食感が気になりにくくなります。

本記事を参考にして、肉厚と甘みがある万願寺とうがらしを余すことなく食べましょう。

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