人参を冷蔵庫から取り出した際に黒カビのようなものがあると、食べてもよいのか心配になりますよね。

一見黒カビに見えるものは、ポリフェノールの酸化が原因の可能性もあります。

状態を見極めて、食べられるかをチェックしましょう。

この記事では、人参が黒くなる原因や食べて問題ないものの見分け方を紹介します。

黒カビの発生を防ぐ正しい保存方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

人参についている黒カビは食べられる?

人参 黒カビ

人参に黒カビのようなものがついていると、食べられるか不安になりますよね。

人参はセリ科の植物のため、独特の香りがします。

そのため、人によってはカビ臭いと感じることもあるでしょう。

ここでは、黒カビがついている人参は食べられるのかについて紹介します。

ポリフェノールが原因なら食べてOK

人参の表面にところどころ黒カビのようなものができていても、異臭がなく硬ければ食べられます。

黒カビのようなものは、人参に含まれるポリフェノールとオキシダーゼが空気に触れて変色したのが原因です。

人参の表面に傷がついたり乾燥したりすると、黒カビのようなものができます。

食べても問題ありませんが、気になるようでしたら黒い部分だけ取り除いて調理しましょう。

参考:酵素的褐変とその制御

黒カビに加えてこのような症状がある場合はNG

黒いシミに加えて、以下のような症状が出ている場合は、黒カビや軟腐病の可能性がありますので食べるのを控えてください。

● 黒い綿のようなものが生えている
● 広範囲に黒いシミがある
● 黒いシミ部分がへこんでいたり膨らんだりしている
● 異臭がする
● ぬめりがある
● 表面がぶよぶよしている
● 茶色い液体が出ている
● 溶けている

軟腐病とは、人参の表面にある傷口から細菌が繁殖し、軟化や腐敗させる症状です。

軟腐病が発生している部分は悪臭を放っているため、異臭がしたら食べないようにしましょう。

なお、カビは、熱に強く料理しても毒性が低減しません。

発がん性の可能性もあるため、黒カビが発生している人参は料理に使わず処分してください。

参考:カビとカビ毒

参考:軟腐病(農作物病害虫データベース) | 長野県農業関係試験場

人参の黒カビ以外にも!?食べられるかわからないときの疑問を解消

人参 黒カビ

人参は黒カビ以外にも、さまざまな症状が起こりやすい野菜です。

症状別に、食べられるか見分け方を解説します。

人参のヘタが緑

ヘタ部分が緑色をしている人参は、食べられます。

緑色になる原因は、日焼けによるものです。

根の上部が土の表面に出ている人参は、日光に当たると光合成をはじめて、緑色に変わります。

日光に当たった健康な人参なので、サラダなど生で食べても問題ありません。

人参を切ったら空洞

中が空洞になっている人参は、食べられます。

空洞の原因は、水分不足です。

食べごろを過ぎてしまい、水分が抜けたため、中がスカスカになってしまったことが原因となります。

繊維質な状態になっており、食感は落ちていますが、食べても問題ありません。

ただし、空洞に加えて中に黒い斑点のついているものや異臭がする場合は腐敗している可能性があるため、食べるのを控えてください。

人参の表面から白いひげ

表面から白いひげが伸びている人参は、食べられます。

白いひげの正体は、根っこです。

人参などの根菜類は、収穫後も成長を続けているため、白いひげが出てきます。

白いひげが出ている人参は、食べごろを過ぎているサインです。

ひげ部分は食べても問題ありませんが、おいしくないので取り除いて調理するとよいでしょう。

人参をカットしたら白い

カットして芯の部分が白い人参は、食べられます。

白くなる原因は、栄養の偏りが原因です。

食べられますが、白い部分は栄養が抜けている状態のため、食感が落ちています。

気になる人は、取り除いてから調理しましょう。

人参の表面がシワシワ

表面がシワシワになっている人参は、皮を剥いて中がキレイな状態なら食べられます。

人参がシワシワになる原因は、乾燥による水分不足です。

冷蔵庫の中に、人参を裸の状態で保存していると乾燥し、シワシワになってしまいます。

食べられますが、食感が落ちているため、生食で食べるより加熱調理して食べるのがオススメです。

人参の表面に白い綿

表面に白くふわふわしたような綿がついている人参は、食べるのを控えましょう。

綿の正体は白カビですので、食べられません。

人参は、湿気に弱い野菜です。水気のある場所で保存していると、カビが発生する可能性もあります。

白カビは洗うと簡単に落ちますが、健康のためにも食べないようにしてください。

人参を黒カビから守る!正しい保存方法を紹介

人参 黒カビ

人参を黒カビから守るためには、保存状態が重要です。

購入した袋から人参を取り出し、表面の水分を拭き取ります。

乾燥すると表面がシワになる原因ですので、新聞紙やキッチンペーパーで包み、立てた状態で保存してください。

新聞紙やキッチンペーパーが濡れてきたら、忘れずにこまめに取り替えましょう。

カットした人参は乾燥しやすい上に切り口から傷んでしまいます。

すぐに使わない場合は、冷凍保存するのがオススメです。

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まとめ

人参の表面に所々ついている黒いシミは、ポリフェノールの酸化によるものなので食べても問題ありません。

ただし、シミに加えて、異臭ぬめりなどがあるものは黒カビの可能性があるため、食べるのを控えましょう。

人参は乾燥に弱く、傷みやすい野菜です。

正しく保存しないと、表面がシワシワになったり、変色したりしてしまいます。

人参の保存ポイントを押さえて、黒カビの発生を防ぎましょう。

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