多くのご家庭で常備されている野菜に、人参が挙げられます。

人参は橙色の根の部分だけ食べて、葉っぱを捨てていませんか?

人参の葉っぱには栄養が多く含まれているため、捨ててしまうのはもったいないです。

この記事では、人参の葉っぱに含まれる栄養について解説しています。

苦みが気にならないオススメの食べ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

栄養を知ることで、人参の葉っぱを根と一緒に食べるメリットがわかります。

人参の葉っぱに含まれる栄養を根と比較

人参葉っぱ 栄養 

人参の葉っぱには、栄養が豊富に含まれています。

根の部分と栄養成分を比較すると、一目瞭然です。

人参の葉っぱに含まれる栄養を、根の部分と比較したのでご覧ください。

可食部100gあたり
たんぱく質 カリウム カルシウム 鉄 βカロテン ビタミンE ビタミンC 葉酸
人参 葉っぱ 1.1g 510mg 92mg 0.9g 1700µg 1.1mg 22mg 73µg
皮なし人参 生 0.8g 270mg 26mg 0.2g 8300µg 0.5mg 6mg 23µg

人参の主な栄養を比べてみると、根より葉っぱのほうが含有量を多く含んでいることがわかります。

βカロテンは根のほうが多いものの、葉っぱも野菜の中ではトップクラスです。

栄養豊富な人参の葉っぱを、ぜひ料理に取り入れましょう。

参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

人参の葉っぱを代表する栄養の特徴を解説

人参葉っぱ 栄養 

人参の葉っぱには、体を作るために必要な栄養が豊富に含まれています。

人参の葉っぱを代表する栄養の特徴について、詳しく解説していきましょう。

人参の葉っぱにはβカロテンが豊富

人参の葉っぱには、根の部分同様、βカロテンが多く含まれています。

βカロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜、目を細菌の感染や乾燥から守ってくれる栄養です。

また、βカロテンには成長の促進効果もあり、子どもの発育に必要不可欠です。

成長期の子どもは、積極的に食べるべき野菜と言っても良いでしょう。

体内の老化を防ぐほか、生活習慣病や発がん予防の効果も期待できるので、毎日の食事に取り入れることをオススメします。

人参の葉っぱにはカルシウムが根の3倍以上

丈夫な歯や骨を作るために必要なカルシウムが、根の3倍以上含まれているのも葉っぱの特徴です。

歯や骨を丈夫にするほか、神経を安定させる作用もカルシウムにはあります。

成人1人当たりが摂る一日の目標量は、600〜800mg、成長期の子どもは700〜1000mgです。

カルシウムは摂りすぎてしまうと、鉄などミネラルの吸収を阻害するので、適量を心がけてください。

人参の葉っぱにはビタミンCが根の3倍

人参の葉っぱには、血管や筋肉、皮膚を作るためのサポートをするビタミンCが根の3倍含まれています。

抗酸化作用があるのも、ビタミンCの特徴です。

人の体は、酵素によって活性酸素を抑える働きが備わっており、年齢を重ねると体内で作られる酵素の量が減少します。

活性酸素は動脈硬化や老化、免疫力の低下などさまざまな症状を引き起こすため、ビタミンC不足を積極的に摂取するのがオススメです。

参照:e-ヘルスネット「抗酸化ビタミン」

人参の葉っぱには老化防止につながるビタミンEが豊富

ビタミンEは抗酸化作用が非常に強く、人参の葉っぱには根の約2倍のビタミンEが含まれています。

老化防止の効果があることから、若返りビタミンとも言われているのです。

ビタミンEが不足すると血行不良になり、冷え性や頭痛、肩こりを引き起こしやすくなります。

体が冷えて血流が悪くなりやすい寒い時期には人参の葉っぱも積極的に食べるのがオススメです。

参照:健康長寿ネット「ビタミンEの働きと1日の摂取量」

人参の葉っぱに含まれる葉酸は根の3倍

人参の葉っぱには、胎児の発育に不可欠となる葉酸が、根の約3倍以上含まれています。

赤血球のもととなる赤芽球を作成し、正常な造血を促すことで赤血球が作られるのを助ける働きが特徴。

そのため、葉酸は造血のビタミンとも呼ばれています。

葉酸の栄養をしっかりとるには、鮮度の良いうちに食べるのがオススメです。

また、葉酸の働きを強くするビタミンCと一緒にとると吸収率がUPします。

人参の葉っぱの苦みが気にならないオススメの食べ方3選

人参葉っぱ 栄養 

人参の葉っぱは生で食べられますが、独特の苦みが強く、食べにくいと感じる人も多いようです。

人参の葉っぱは、以下3つの手順を踏むと食べやすくなります。

1.葉っぱを水で洗う
2.熱湯でサッとゆでる
3.塩もみする

また、調理方法によっても葉っぱの苦味が気になりにくいです。

人参の葉っぱの苦みが気にならない、オススメの食べ方をご紹介しましょう。

人参の葉っぱ入りスープ

人参の葉っぱを細かく刻んでスープにすると、苦みが気になりにくく食べやすいです。

人参の葉っぱに含まれるビタミンCや葉酸は水溶性のため、水に流れ出てしまう特性があります。

汁ごと食べられるスープにすることで、水溶性ビタミンの栄養を逃さず食べられますよ。

小さい子どもでも食べやすくなるため、人参の葉っぱはスープにして食べるのがオススメです。

人参の葉っぱ入りかき揚げ

人参の葉っぱをかき揚げにすると、苦みを感じにくくなります。

人参の葉っぱに含まれるβカロテンやビタミンEは油と一緒にとると吸収率がアップするため、効率よく栄養を体に取り入れられるのです。

ほかの野菜と一緒に食べられるのも、かき揚げのメリットです。

脂溶性ビタミンをしっかり取り入れたい人は、ぜひかき揚げにして食べてみましょう。

人参の葉っぱサラダ

人参の葉っぱは、生の状態で食べると栄養を効率よくとれます。

そのため、サラダで食べるのもオススメです。

塩もみすると、人参の葉っぱ特有の苦みが抑えられます。

ドレッシングは、βカロテンやビタミンEの吸収率が上がるオイルドレッシングを使用しましょう。

人参の葉っぱを生の状態で食べることによって、栄養を逃さずしっかり摂れますよ。

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まとめ

捨ててしまいがちな人参の葉っぱには、栄養が多く含まれており、カルシウムやビタミンCは、根の約3倍も含まれています。

人参の葉っぱは苦みが強いため、サッとゆでて塩もみしたり、スープやかき揚げにして食べると、苦みが抜けて食べやすくなりオススメです。

根と一緒に、栄養豊富な人参の葉っぱを食べて、健康な体をつくりましょう!

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