にんにくの入っている料理が食欲をそそり、つい食べすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。

健康にも良いにんにくですが、食べすぎると副作用があります。

副作用が起こる原因と対処法を知り、にんにくをおいしく食べましょう。

この記事では、にんにくの食べすぎによる副作用と原因について解説します。

食べるときのポイントもわかるため、副作用に悩むことなくにんにくを食べられるでしょう。

にんにくの食べすぎによる副作用と原因を解説

にんにく 副作用

にんにくの食べすぎによる副作用には、以下のものが挙げられます。

● 口臭
● 体臭
● 胸やけ
● 吐き気
● 下痢
● 腹痛など

にんにくには「アリシン」と呼ばれる成分が含まれており、胃を刺激する作用があります。

アリシンはにんにく特有の強いにおいの正体で、食べすぎると口臭体臭がきつくなる原因です。

またアリシンには強い殺菌作用が働くため、食べすぎると善玉菌が破壊されてしまい腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。

そのため、にんにくの過剰摂取は体内で大きな負担が生じてしまい、腹痛胸やけといった症状が起こります。

にんにくに含まれる「アリシン」4つの効果

にんにくに含まれるアリシンは食べすぎると副作用もありますが、体にうれしい効果があります。

アリシンの特徴について詳しく解説していきますので、あわせて参考にしてください。

にんにくを食べて疲労回復・強壮作用

にんにくに含まれるアリシンは、ビタミンB1の働きをサポートするのが特徴です。

ビタミンB1は糖質からエネルギーを作るのに欠かせない栄養素で、不足すると食欲低下や倦怠感を起こす原因につながります。

ビタミンB1はアリシンと結合することで、効果を持続し疲労回復や強壮作用が働きます。

疲れているときは、豚肉うなぎといったビタミンB1を多く含んでいる食材とにんにくを組み合わせて食べるのがオススメです。

にんにくを食べて冷え対策

アリシンは、加熱によりスコルジニンと呼ばれる成分に変化します。

スコルジニンには毛細血管を拡張し、新陳代謝を活性化させる作用があるため、体が温まりやすくなるのも特徴です。

そのため、寒い時期や冷え対策としてにんにくを加熱して食べるのもよいでしょう。

発汗作用にも役立つため、冷えでお悩みの方にもオススメです。

にんにくは血流をよくする

アリシンは、にんにくのほか玉ねぎにも含まれている成分で血液をサラサラにする働きがあります。

血液が固まるのを防いでくれるため、血栓の予防にも最適な成分といってよいでしょう。

心筋梗塞脳梗塞など、生活習慣病の予防にもにんにくはオススメの食材です。

にんにくの香りで食欲増進

にんにくの成分であるアリシンによる香りは、唾液や胃液といった消化液の分泌を促し、食欲増進効果も期待されています。

夏バテで食欲が低下しているときは、アリシンを豊富に含むにんにくを食べるのが最適です。

にんにくを食べる目安とポイント

にんにく 副作用

にんにくを生で食べるときは1片(5〜10gほど)を目安に食べましょう。

また、にんにくを加熱する場合は、4片(20gほど)が目安です。

不調をきたさないよう、適量を心がけましょう。

にんにくを食べるときのポイントを解説しますので、あわせて参考にしてください。

にんにくを食べすぎたときは水を飲む

にんにくに含まれているアリシンは水に溶けやすい性質を持つ成分のため、食べすぎたときは水を飲むのがオススメです。

水分をとることで、アリシンが体外へ排出されやすくなり胃に不調をきたすといった副作用を回避できる可能性があります。

なお、冷水を大量に摂取すると胃がビックリしてしまう場合もあるため、白湯を飲むようにしましょう。

にんにくは胃が空っぽのときに食べない

空腹時に、にんにくを食べるとアリシンの成分により胃が刺激され、胃腸が荒れやすくなる原因につながります。

結果、腹痛下痢をともなう可能性もあるでしょう。

そのため、急激な負担をかけないよう胃が空っぽの状態でにんにくを食べないようにするのがポイントです。

にんにくと組み合わせたい食材

にんにく 副作用

副作用を気にせずにんにくを食べたいときにオススメの食材をご紹介します。

にんにくと相性がよいのに加えて腹痛や下痢を回避できる可能性がありますので、ぜひ組み合わせてみてください。

ただし、組み合わせたとしてもにんにくの食べすぎには注意しましょう。

にんにくとの組み合わせ:乳酸菌を多く含む食材

にんにくによる副作用の原因は、善玉菌が破壊され腸内環境のバランスが崩れてしまうからです。

したがって、善玉菌を増やすチーズ味噌汁を組み合わせて食べると胃腸の負担が軽減されます。

ただし、乳酸菌を多く含むキムチは唐辛子を使用しており、にんにくと食べると胃を刺激する原因につながるため避けましょう。

にんにくとの組み合わせ:キャベツ

キャベツには、ビタミンUと呼ばれる栄養素が含まれています。

ビタミンUは胃腸の粘膜を守る役割があるため、にんにくとの相性がバツグンです。

胃の負担を抑えるのにもうってつけの栄養となりますので、にんにくの副作用が気になるときはキャベツと組み合わせるのもよいでしょう。

まとめ

にんにくを食べすぎると、胸やけや吐き気をともなう原因につながります。

副作用は、にんにくに含まれるアリシンによるものです。

食べすぎると胃に不調をきたしますが、アリシンは疲労回復や食欲増進効果が期待される成分を含んでおり、夏バテ対策にも適しています。

にんにくをおいしく食べるためには副作用が起こる原因を知り、対処法を抑えるのがポイントです。

にんにくを適量食べて、夏バテを予防しましょう。

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