近年、環境への配慮と健康的な生活への意識が高まるにつれて、農業に興味を持つ人が増えてるように感じます。
私自身の周りでも脱サラして農業を始めた方や、結婚して夫婦で新規就農している方もいます。

では、実際に農業をしていくためにどうやって学んでいけばいいのか?
現在働いている方や、そうでない方も含めて農業を独学で学ぶ方法について深ぼっていきます。

この記事では、実際に農業を学ぶためのさまざまな方法を農家目線で解説していきます。
将来のために農業の勉強を始めていきたい。新規就農したばかりで知識をもっとインプットしていきたい。という方は必見です!

農業を体験型で勉強する

農業を学ぶのに一番身に付くのはやはり実際に農業の体験をしてみることです。
ここでは、体験型で身につける勉強方法をお伝えします。

農業大学校で学ぶ

おすすめ度:★2

農業大学校は、農業で就職を目指す方、スキルアップを目指す農業者に向けた研修教育機関です。

農業大学校の多くは2年間で専門的な農業技術や経営知識を身に付けることができるため、いわば農業の専門学校という位置付けです。

授業料は12万円程とリーズナブルですが、教材や諸費用、入寮するかでトータル経費は年間18万円〜100万円程かかる形です。

すでに将来農業に携わるという強い意志がある方には、知識を得ながら実習できるので、農業者へのステップとしては、かなりおすすめです。講義も受けながら実際に体験して学ぶ実習も多い農業大学校は魅力ですが、がっつり時間を使うため働きながら学ぶことは難しく、ハードルがやや高いということでおすすめ度2としました。

農業体験に参加する

おすすめ度:★3

農業に興味があると感じた場合、実際の農家さんのところで、農業体験をすることも良い勉強方法です。
実際にリアルな農作業をするため、野菜や果物などを育てる中で必要な細かい作業についても解像度が高まります。

農業体験を募集している農家さんも多いですし、近くの仲良し農家さんなどがいたら定期的に体験できないか聞いてみるのも良いですね。

注意ポイントとしては、農業体験を募集するタイミングの多くが収穫期など、人手が必要な時に集中しやすい点です。ぶどう狩りでいう「狩り」の部分です。本当に大事なのは狩りまで持っていく工程だったりします。
収穫だけした場合、部分的な農業しか体験できないので、できれば毎月1回体験してみるなど、定期的に体験することで、閑散期、収穫期の作業内容を網羅的に学ぶことができます。

週末農業を始める

おすすめ度:★3

週末農業は、週末のみ農業をすることです。平日は仕事で働いている方も取り組みやすく、おすすめです。
最近は子供の食育のために家族が始めたり、趣味、副業として認知度が上がっていますが、将来的に農家になりたい人にとっても良い取り組みです。

多くは貸し農園の方々が週末農業サービスを提供しています。
また、育てやすい果菜類や根菜類、葉物野菜の栽培が多いです。

リアルに自分の野菜を育てるため、気をつけるべき虫だったり、水やりの方法など多くの知恵が体験と共に備わるため、農業勉強の初手として良い経験だと思います。

実際に農業で働く

おすすめ度:★5

農家として働きながら学ぶ方法です。自分が将来農家になりたい場合、実際に農業を長年している就農者から学ぶことはおすすめです。栽培形式や経営スタイルを近くでリアルに感じることが出来るのが最大の魅力点です。
さらに、従業員として安定した収入を得ながらスキルを身につけることができるので、将来に備えたお金と技術の両方を貯蓄することができます。

ただ、農業といっても多種多様なため、地域ごとに育てやすい野菜なども違います。自分がどういったものを育てたいのか、どういった農業をやりたいのかを事前に整理することで、よりイメージに近い長期就農者へアプローチできます。

農業法人や、実際の個人農家の違いは?
個人農家をどうやって見つけて、どうやって働き始めている?については、下記動画が参考になると思います。

農業の知識を増やす勉強方法

農業をしていると、どうしても知識が必要なシーンがあります。
例えば、通常の栽培時は問題なくこなせても、「雨が来た時、台風が来た時の野菜や果物の守り方は?」「どうやって販売して稼ぐことができるの?」など、イレギュラーなことや販売手段について学びたい場合、体験するよりも知識が必要です。
今回は厳選した3つをお届けします。

オンラインサロンに参加する

おすすめ度:★5

オンラインサロンとは、クローズドな環境で学べたり、楽しめたりするコミュニティの総称を言います。日本のオンラインサロンは1,000円〜1万円前後の月額費を払ってコミュニティに参加することが多いですが、実際にリアルな状況でのお悩み事や、本やSNSにはのっていない細かい情報を交換することが多いため、手取り足取り知識がつくのでおすすめです。

ただ、農業のことを学ぶ、情報交換するオンラインサロンがなかったため、野口ファームで「農家サロン」をオープンしました。

このオンラインサロンでは、SNS17万人フォロワーの野口ファームがSNSを活用して販路拡大した手段や、どうやってお客様に直接野菜を届け、売上を上げているかについて発信しています。
また、全国の農家さんが集まっているので、気軽に質問したり情報交換していることが良いポイントです。
「農業のYahoo!」のような形で、いつでもリアルな細かい情報が手に入りやすくしたい、農家サロンはそんな思いで運営しています。

また、就農者だけでなく、週末農業をしている方や、農業ライターとして農業に関係する人たちも入っているため、農業に興味を持っている、スタートしたい方も気軽にご参加ください。
▼農家サロンの詳細はコチラ
https://community.camp-fire.jp/projects/view/679629

本を読む

おすすめ度:★3

農業の本は昨今たくさん出ています。脱サラ農業や、最強の農起業など、これから農業を始める上で持つべき経営目線での本が多い印象です。
そのため、知識として持つべき農業の経営は本から学びつつ、リアルな栽培方法などは体験型で勉強し、両立することが大事になるでしょう。

YouTubeやInstagramを活用する

おすすめ度:★4

実際の栽培方法の解決策から農業経営の目線まで、調べると多くの農業の方々が発信しています。
気軽に勉強することができるため、初心者の方に特におすすめです。
主に動画で見れるYouTubeが参考になることが多く、日々の農家の活動をウォッチするのにはInstagramがおすすめです。

農業の勉強方法まとめ

いかがでしたでしょうか?
働きながらでも独学できる農業の勉強方法TOP7選を、実際に体験型で勉強する方法と、知識を学ぶ方法別でご紹介しました。
まずはSNSなどで気軽に学びながら、体験型で農業の「肌触り感」を感じていただくことが良いと思います。

「もっと具体的に細かいことを学びたい!」「気軽に農業相談できる仲間が欲しい!」と思っている方は、農家サロンで学びを得ることをおすすめします。
実際に「農業経営の相談」をして皆んなの意見を聞いて前に進めた方や、「野菜の害虫対策」などの相談も皆んなからアドバイスをもらっている環境で、素早く解決していることが多いです。
ご興味がある方は詳細ページをご覧ください。

▼農家サロンの詳細はコチラ
https://community.camp-fire.jp/projects/view/679629

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