ダイエット中に食べるのがよいとされる食材の1つにオクラがあります。
オクラにはダイエットに嬉しい栄養が豊富に含まれているのです。
ネバネバした特徴をもつオクラは、どのようなダイエット効果があるのでしょうか。
この記事では、オクラがもたらすダイエット効果について解説しています。
オクラと組み合わせると相性のよい野菜も紹介しているため、読めばダイエットの効果がさらにあがるでしょう。
オクラがもたらすダイエット効果を解説
オクラの栄養には、ダイエットにうれしい効果が期待できます。
オクラがもたらすダイエット効果について解説しましょう。
ペクチン
ペクチンは、水溶性食物繊維の一種です。
水溶性食物繊維には、便をやわらかくして排便を促す効果があります。
ペクチンの特徴は糖質の吸収を抑えて、血糖値の上昇を防ぐ働きがあり、余分な脂肪を体内に蓄えさせないため、肥満防止につながります。
さらに、水溶性食物繊維はお腹の中でふくらんでくれるため、満腹中枢が刺激されて少量でもお腹がいっぱいになりやすいのです。
適度な食事制限をしているダイエット中には、うれしい効果ですね。
カリウム
オクラには、カリウムも多く含まれています。
カリウムは体内の余分な水分を体外へ排出する働きがあります。
むくみを解消してくれるのでダイエットに効果的です。
ダイエットによいとされるオクラの食べ方
カロリーが低いことも、オクラがダイエットに効果的といわれる理由です。
オクラのカロリーは、可食部100gあたり26kcalです。
オクラは1本あたり約10gなので、1本あたり約0.3kcalと低カロリーのため、ダイエットにオススメといってもよいでしょう。
ダイエットによいとされるオクラの食べ方をご紹介します。
食前に食べる
オクラは、食前に食べるのがよいとされています。
ペクチンの効果により、糖質の吸収を抑えられるからです。
血糖値が急上昇すると、大量のインスリンが分泌され、ブドウ糖が脂肪に変わってしまいます。
糖の吸収を抑えるためにも、オクラは食前に食べましょう。
ゆで時間は短め
オクラのゆで時間は、短めがオススメです。
ダイエットによい効果をもつペクチンやムチンは、水に溶けやすい性質をもっています。
つまり、長時間ゆでてしまうと、水にオクラの栄養が流れ出てしまうのです。
ダイエット効果を効率よくあげるためにも、ゆで時間は1分半ほどにしましょう。
よく噛む
歯応えのあるオクラを、よく噛んで食べるのがポイントです。
よく噛んで食べると、少量の食事でも満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられます。
さらに、内臓脂肪の分解を促進するため、ダイエットの効果が期待できるのです。
オクラを食べる量の目安は、1食あたり3〜4本といわれています。
オクラをよく噛み、ダイエットの効果をあげましょう。
ほかのネバネバ食材と一緒に食べる
ほかのネバネバ食材と一緒に食べるのもオススメです。
ネバネバ食材には、もずくやめかぶなどの海藻類があります。
ネバネバ成分をもつ海藻類には、アルギン酸が豊富です。
アルギン酸には、糖と脂肪の吸収を抑えたり、コレステロール値を下げたりする効果があります。
塩分の摂りすぎを防いでくれるため、むくみにも効果的です。
また、納豆もネバネバ食材の1つです。
納豆には酵素の1つ、ナットウキナーゼが含まれています。
ナットウキナーゼは血流改善の効果をもちます。
血流をよくすると脂肪燃焼を促進したり、体重増加を抑制したりする働きがあるため、ダイエットに効果的です。
オクラと一緒に海藻類や納豆を食べて、ダイエットの効果をアップさせましょう。
生で食べる
オクラは、生で食べるほうがダイエットに効果的です。
オクラをゆでて食べると水溶性の栄養は水に流れ出てしまいます。
オクラの栄養を逃さないためにも、生で食べるのがオススメです。
生で食べる際は、下処理が必要です。
オクラにはトゲトゲした産毛があり、下処理しないと口当たりが悪いうえに、トゲが口に刺さる可能性もあります。
表面がなめらかになり、アクが抜けるため、板ずりしてから食べましょう。
オクラと組み合わせたい野菜3選
オクラと組み合わせて食べるとダイエットの相乗効果が期待できる野菜を3つご紹介しましょう。
長芋
長芋には水溶性食物繊維とタンパク質の混合物である粘り成分のマンナンが含まれています。
マンナンのほかにも、長芋にはアルギニンやサポニンといったダイエット効果を上げる栄養が豊富です。
アルギニンは脂肪を燃焼させる働きがあり、サポニンは脂肪を体内へ吸収するのを抑制する効果があります。
2つの働きによって、ダイエット効果が期待できるわけです。
長芋とオクラを組み合わせて、効率よくダイエットしましょう。
トマト
トマトには、13オキソODAが含まれています。
13オキソODAとは、脂肪燃焼作用があると期待されている成分です。
13オキソODAの効果は、京都大学の研究グループが発表した論文により明らかになりました。
また、トマトにはリコピンが多く含まれています。
リコピンには、血流改善の効果が期待されます。
血流がよいと代謝が促進され、太りにくくなるのです。
リコピンは、生よりも加熱調理された加工品のほうが吸収率は高いといわれています。
そのため、トマト缶を使ったスープにオクラを入れて食べるのもよいでしょう。
参照:京都大学ホームページ「トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで確認」
ブロッコリー
ブロッコリーは、たんぱく質が豊富な野菜です。
たんぱく質をとることで、筋肉量が増えて基礎代謝が上がるため、ダイエットの効果を高めてくれます。
また、ブロッコリーは筋トレ前に食べると、体内に水分や脂肪を溜め込む特徴があるエストロゲンの働きを抑えてくれるため、筋肉がつきやすくなります。
ダイエット中はぜひ組み合わせて食べてくださいね。
まとめ
オクラには水溶性食物繊維のペクチンやカリウムなど、ダイエットの効果をあげる栄養が豊富に含まれています。
糖質の吸収を抑えてくれるため、食前に食べるのがオススメです。
オクラには水溶性の栄養が多く含まれているため、ゆで時間は1分半と短めにするのもポイントです。
ネバネバ食材やトマトなどと組み合わせて食べることで、さらにダイエットの効果が期待できます。
ダイエット効果のあるオクラを食べて、美ボディを目指しましょう。
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