煮込んだり炒めたりと、さまざまな食べ方を楽しめる玉ねぎは、万能野菜の一つです。どの料理にも合うため、冷蔵庫にストックしている方も多いのではないでしょうか。
玉ねぎを選ぶ際、つい大きいものを選んでしまいがちです。しかし、大きいからといって鮮度がよいわけではないため、注意しましょう。 この記事では、玉ねぎの選び方で注目すべきポイントを解説します。新玉ねぎの選び方との違いや、腐った状態の見分け方もわかるので、おいしい玉ねぎを食べたい方はさっそく見ていきましょう。
玉ねぎの選び方|大きさ以外に注目すべきポイントは4つ
玉ねぎを選ぶ際、大きさに注目してしまいがちですが、大きければおいしいというわけではありません。
玉ねぎのおいしさを見極めるためには、以下のポイントに注目するのが大切です。
● 形
● 首
● 皮
● 重さ
選び方のコツをそれぞれ見ていきましょう。
ポイント①:形
玉ねぎは、丸々と太っている球体に近いものを選ぶのがポイントです。平らになっているものは、熟しすぎて味が落ちている可能性があります。
同様に、根や芽が出ているものは育ちすぎている証拠です。芽が出ていると栄養が吸収されてしまい、鮮度が落ちやすくなります。良い玉ねぎの選び方として、見た目をしっかりチェックしましょう。
ポイント②:首
玉ねぎをチェックする際は、先端となる首と根の部分が小さく、キュッと引き締まっているか注目します。
首の部分が広がってしまっているものは、湿気が入りやすく傷みを早める原因となるためです。
首部分が締まっているものほど、新鮮な状態を保たれやすくなります。そのため、首が細く締まっているものを選ぶのがポイントです。
ポイント③:皮
玉ねぎの皮によって、鮮度を見極められます。皮は、茶色くパリッとするほど乾燥していて、ツヤがあるものを選びましょう。
玉ねぎは収穫後、乾燥させて保存性を高めるため、皮がふにゃっとしているものは時間が経過しているサインといえます。
また、表面に傷がある場合、傷口から劣化が進んでしまいやすくなります。できる限り鮮度を保てるよう、皮に傷のないものを選ぶのがポイントです。
ポイント④:重さ
玉ねぎを選ぶときは、硬くてずっしりとした重みがあるか確認しましょう。硬くて重みのある玉ねぎは、水分をたっぷり含んでいるためおいしい証拠です。
一方、軽い玉ねぎは水分が抜けており、内部が傷んでいる可能性があります。また、頭の部分を軽く押した際、へこむようであれば劣化が進んでいるサインです。持った際、全体的に硬く重たい玉ねぎは鮮度の高いものといえます。
新玉ねぎの選び方
球体のものを選ぶ黄玉ねぎと異なり、新玉ねぎは平たく横に広がっているもののほうが新鮮です。そのため、黄たまねぎの選び方と混同しないよう注意しましょう。
なお、新玉ねぎを選ぶ際、形以外に注目すべきポイントは以下の通りです。
● 硬く重みがある
● 皮が乾燥していてツヤがある
● 皮に傷がなくきれい
新玉ねぎは水分が多いため、頭部分から傷みが進行します。そのため、頭部から異臭がする場合、内部が腐っている可能性もあるので、においのチェックもしておくとよいでしょう。
玉ねぎの選び方|黒い斑点があるものは食べられる?
玉ねぎの皮部分についている黒い斑点は、カビの一種です。カビといっても玉ねぎの内部まで生えないため、皮を剥いて黒い部分を取り除くことで問題なく食べられます。
ただし、根の部分を押した際、ぐにゅっとするほどやわらかいものは内部が腐っているサインです。ぶよぶよとした場合、食べずに処分しましょう。
また、やわらかさ以外に腐っている玉ねぎの特徴は、以下の通りです。
● 異臭がする
● 汁が出る
玉ねぎは湿度に弱い野菜のため、ジメジメした場所で保存すると劣化を早めてしまう原因となります。玉ねぎを腐らせないよう、正しく保存しましょう。
玉ねぎの鮮度を保つ保存方法
玉ねぎの鮮度をできるかぎり保てるよう、風通しのよい冷暗所でネットに入れて吊るしておくと、1〜2ヶ月ほど保存できます。
ネットで吊るす場所がなければ、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙に包んだ状態で、ダンボールなどに保存するとよいでしょう。
ただし、梅雨から夏にかけて常温保存するのは腐らせてしまう原因となるため、冷蔵保存がおすすめです。
乾燥しないよう、キッチンペーパーや新聞紙で包み、冷蔵室に入れておくと2週間ほど保存できます。おいしさをキープできるよう、玉ねぎは正しい方法で保存するのが大切です。
まとめ
玉ねぎを選ぶ際、大きさを重視してしまいがちですが形や皮、重さなどをチェックするのが重要です。
通年流通している黄玉ねぎの場合、丸々と太った球体のものを選びます。一方、新玉ねぎの場合は平たく横に広がっているものの方が新鮮なものとなるので、選び方の違いを理解しておきましょう。
また、皮に黒い斑点がついているものはカビの一種ですが、取り除けば食べても問題ありません。 おいしい玉ねぎを選べるよう、皮は乾燥していてツヤがあり、きれいなものを選ぶのがポイントです。選び方のコツを押さえて、栄養が豊富な玉ねぎを食べましょう。
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