玉ねぎは万能野菜の一つで、さまざまな料理に活用できます。玉ねぎを甘くするには、時間をかけてじっくり炒める必要があり、なかにはレンジを使っている方もいるのではないでしょうか。

レンジを使用すると、ほかの料理と同時進行しやすいですが、つい目を離してしまいがちです。玉ねぎをレンジで加熱すると破裂や発火といった危ないトラブルもあるため、調理のポイントを押さえましょう。

この記事では、玉ねぎをレンジで加熱すると危ない理由を解説します。破裂を回避する対策やレンジ加熱するメリットもわかるので、ぜひ参考にしてください。

玉ねぎをレンジ加熱すると危ない理由

A white microwave oven with the door open, sitting on a kitchen counter. There are white splatters around the oven on the counter.

玉ねぎをレンジ加熱すると危ないといわれる理由を2つ解説します。

安全に調理できるよう、しっかりチェックしましょう。

玉ねぎが電子レンジの中で破裂する可能性もあるため

玉ねぎを皮付き状態のまま丸ごとレンジで加熱すると、電子レンジの中で破裂する可能性があるという理由から危ないといわれています。電子レンジのマイクロ波によって、玉ねぎ内部の水分が膨張するためです。

玉ねぎは水分が90%ある野菜で、皮のまま加熱すると蒸気を逃す術がなく、破裂してしまうリスクが生じます。そのため、電子レンジ内で破裂しないよう正しい方法でレンジ加熱するのが大切です。

なお、殻のある卵や膜がついている銀杏なども同様に破裂する危険があるため、注意しましょう。

過加熱により発火のリスクがあるため

玉ねぎを電子レンジで過加熱した場合、発火のリスクがあり危ないです。過加熱によって水分が失われ、発火する限界温度となる発火点を超えてしまうと、自然に玉ねぎが燃え出してしまいます。

玉ねぎに限らず、水分の少ないじゃがいもやさつまいもといったいも類は特に発火するリスクが高いため、様子を見ながらレンジ調理するのが重要です。

玉ねぎをレンジ加熱するときの破裂回避策

玉ねぎ レンジ 危ない

玉ねぎをレンジ加熱するときの破裂回避策を4つ解説します。

ポイントを押さえて、万が一のトラブルを防ぎましょう。

水分が膨張しないようにする

玉ねぎをレンジ加熱する際は、水分が膨張しないよう穴を数か所開けましょう。加熱による温度上昇によって玉ねぎ内の水分が膨張するため、空気の抜け穴を作ることで破裂を回避できます。

穴を開けるほか、玉ねぎに十字の切れ込みを入れるのも効果的です。丸ごと1つをレンジ加熱したい場合は玉ねぎの蒸気を逃がす下ごしらえをしておくと、庫内で破裂せず熱を通せます。

ワット数と加熱時間を調整する

ワット数と加熱時間を調整するのも、玉ねぎをレンジ加熱するときのポイントです。早く加熱したいからといって、ワット数を高くしたり、調理時間を長くしたりすると過加熱により発火のリスクが生じます。

大きさやレンジにもよりますが、一般的に玉ねぎを丸ごとレンジ加熱する場合は切り込みや穴を開けてふんわりとラップし、600Wで5~6分が目安です。加熱が不十分だと感じた場合は、少しずつ追加で加熱しましょう。

玉ねぎをカットしてからレンジで加熱する

玉ねぎをカットしてからレンジで加熱すると、丸ごとに比べて早く火が通ります。カットする場合、600Wで3~5分ほどが目安です。

みじん切りやスライスなど、お好みの形にカットしてふんわりラップするだけなので、フライパンで炒めるより早く火が通りやすくなります。

カットした状態でレンジを使用する際は、過加熱しすぎないよう様子を見ながら調理するのがポイントです。

電子レンジ内をきれいにする

電子レンジ内をきれいにしておくのも、玉ねぎの破裂を回避する方法です。庫内に食品のカスや汚れが付着したまま使っていると、そこにマイクロ波が集中して発火する可能性があります。

玉ねぎだけでなく、庫内の状態によっても発火を引き起こすリスクがあるため、こまめに掃除する習慣をつけるのもポイントです。

玉ねぎをレンジ加熱するメリット

玉ねぎ 選び方 大きさ

レンジ加熱は危ないといわれていますが、メリットも豊富です。

ここでは、玉ねぎをレンジ加熱するメリットを3つ紹介します。

正しい方法でレンジ加熱して、おいしい玉ねぎを食べましょう。

栄養素が壊れにくくなる

レンジ加熱すると、玉ねぎに含まれている栄養素が壊れにくいというメリットがあります。玉ねぎにはビタミンCやカリウム、硫化アリルといった栄養が含まれていますが、水溶性のため水にさらすと壊れてしまうのです。

電子レンジでは水を使わず玉ねぎを加熱可能で、栄養を逃さず調理できます。玉ねぎに含まれている豊富な栄養をしっかりとりたい場合に、電子レンジはおすすめです。

時短調理になる

玉ねぎのレンジ加熱により、時短調理が可能です。スイッチを入れるだけで加熱できるため、木べらなどを使って炒める必要がありません。

甘みを出すためフライパンで炒めるとなれば、時間を要します。一方、事前にレンジを使って加熱しておくと、ある程度火が通っている状態になるため、炒める時間を短くできる点もメリットです。

素早く玉ねぎを調理したいときや、ほかの料理と同時進行する際にも電子レンジは万能アイテムといえます。

甘みが増す

電子レンジ加熱により、玉ねぎの甘みが増すのもメリットです。加熱により玉ねぎの辛み成分となる硫化アリルが蒸発するため、甘みが引き立ちます。

また、電子レンジでは玉ねぎの表面と内部ともに熱が入ることから、ムラなく加熱できるのが利点です。甘い玉ねぎを食べたい場合は、電子レンジで加熱しましょう。

まとめ

皮付き玉ねぎを丸ごとレンジ加熱すると、破裂や発火する可能性があり危ないです。穴を開けたり切り込みを入れたりして、空気の抜け道を作っておくのが破裂回避のポイントといえます。

また、電子レンジを使う際は調理時間やワット数にも注意のうえ、玉ねぎを調理してください。電子レンジで加熱すると甘みが増す、または栄養素を逃さず食べられるといったメリットがあるため、正しく調理しておいしい玉ねぎを食べましょう。


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