玉ねぎの皮を剥いた際、ぬめりがあると腐っているのではと不安を感じる方もいるのではないでしょうか。ぬるぬるしていると、食べて良いか悩む場合もあるでしょう。

玉ねぎのぬめりは食べても問題ありませんが、腐っているサインを知っておくのが大切です。この記事では、玉ねぎのぬめりの正体を解説します。

ぬめりの取り除き方や腐っている玉ねぎの見極め方も紹介するので、参考にしてください。

玉ねぎのぬめりの正体はねぎ類に含まれる旨味成分

玉ねぎのぬめりの正体は、ねぎ類に含まれる粘質物で旨味成分になります。粘質物はセルロースやペクチンなどからできている多糖類が水と混ざって、ぬめりになったものです。

セルロースとペクチンは食物繊維の一種で、ねぎ類が成長するときに発生します。玉ねぎの皮を剥いたときや、青ネギをカットした際に白いゼリー状のぬめりが見られます。ぬめりの正体は旨味成分で玉ねぎを甘くする効果があるため、食べても問題ありません。

玉ねぎのぬめりの取り除き方と注意点

玉ねぎのぬめりは旨味成分のため、取り除く必要はありませんが、気になる場合は水で軽く洗い流すのがおすすめです。ぬめりを取り除く際は、水にさらしすぎないようにしましょう。

玉ねぎに含まれている硫化アリルやビタミンCといった栄養は水溶性のため、水にさらしすぎてしまうとなくなってしまいます。硫化アリルは玉ねぎ特有の辛み成分で、血液サラサラ効果が特徴です。

また、ビタミンCは抗酸化作用やメラニンの抑制効果が期待できるといった栄養になります。ぬめりがあるからといって味に支障をきたすわけではないため、栄養の観点からも取り除かず食べるのがおすすめです。

パターン別|食べられる玉ねぎの見極め方

食べられる玉ねぎの見極め方を、パターン別に紹介します。

腐敗しているサインを理解したうえで、安心安全に玉ねぎを食べましょう。

ぶよぶよしている

一般的に玉ねぎは硬いですが、劣化が進むにつれてぶよぶよします。一部分のみぶよぶよしている場合は、取り除けば食べても問題ありません。

しかし、全体がぶよぶよしているものは腐っているサインで、劣化が進行しすぎているとさわった際に崩れてしまう場合もあります。形が崩れてしまうほどやわらかい玉ねぎは、食べずに処分しましょう。

茶色に変色している

傷んでしまった玉ねぎは、内部が茶色に変色する場合があります。味や食感は落ちているため、変色した部分のみ取り除けばほかは食べても問題ありません。

とはいえ、異臭がしたり汁が出ていたりしたら食べずに処分しましょう。玉ねぎは、保存状態が悪い場合に変色する可能性があります。変色させないためにも、正しく保存するのがポイントです。

黒いすすのようなものがついている

玉ねぎの皮を剥いた際についている黒いすすは、黒かびです。可食部に付着している場合もありますが、玉ねぎ内部まで浸食することは極めて低く人体に影響はないため、黒い部分をしっかり水で洗い流せば食べられます。

黒かびは多湿状態により発生するといわれており、保存状態によっても影響を受けやすい傾向です。そのため、黒かびが発生しないよう保存状態に気をつける必要があります。

芽が伸びている

玉ねぎの芽が伸びてしまった場合でも、毒性はないため食べられます。芽が出てしまった理由は、収穫から一定の時間経過によるものです。

味や風味は落ちている場合があるため、早めに食べきりましょう。芽が気になる方は、玉ねぎの中心部ごと切り取ってしまうのがおすすめです。

なお、購入後芽が伸びてしまうのは保存環境による影響が考えられます。芽が成長しないよう、できる限り早めに使い切るのがポイントです。

茶色い汁が出ている

茶色い汁が出ている玉ねぎは腐っているため、食べずに処分しましょう。茶色い汁が出ている場合、ツンとするような異臭を放っている場合もあります。

茶色い汁が出る理由は、保存状況や栽培時に病気になっていた場合が考えられます。茶色い汁や異臭は腐敗しているサインになるため、食べるのは控えるのが無難です。

玉ねぎが腐る可能性を高める誤った保存方法

玉ねぎ 冷蔵庫 ダメ

玉ねぎが腐る可能性を高める誤った保存方法は、以下の通りです。

  • 涼しい時期に冷蔵庫で保存した
  • 湿気対策を怠った
  • 夏場に常温で保存した

玉ねぎは高温多湿に弱い野菜で、常温保存に適しています。そのため、冷蔵庫で保存してしまうと、かえって劣化を早めてしまう可能性があるでしょう。

しかし、夏場や湿度の高い時期、新玉ねぎは、冷蔵庫での保存がおすすめです。保存する際は、湿気を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーに1つずつ包み、湿っていたら都度取り替えるのが大切です。

まとめ

玉ねぎのぬめりは旨味成分のため、食べられます。ぬめりを水で洗い流すと玉ねぎの栄養を逃してしまう可能性があるだけでなく、旨味成分が失われてしまいます。

ぬるぬるしていても水で洗い流さず食べるのがおすすめです。ぬるぬる以外に、茶色い汁や異臭があった際は腐っているケースが考えられるため、食べるのを控えてください。ぬめりの正体を踏まえたうえで、玉ねぎをおいしく食べましょう。


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