突然ですが、あなたはとうもろこしとコーンの違いを説明できますか?
普段何気なく食べているとうもろこしですが、缶詰を購入したときは「コーン」と表記されていますよね。
「違いは何だろう?」と1度は疑問になったことがあるでしょう。
この記事では、そのようなとうもろこしの豆知識を9つご紹介しています。
読めば、とうもろこしのおもしろい豆知識を誰かに話したくなりますよ!
とうもろこしの豆知識9選!
甘くてシャキシャキとした食感がクセになるとうもろこし。
魅力あふれるとうもろこしの豆知識を、9つご紹介しましょう。
豆知識①とうもろこしの名前の由来
そもそも、とうもろこしは江戸時代にポルトガル人が日本へ持ち込んだのがはじまりです。
明治時代に北海道で栽培されるようになり、全国へ普及していきます。
とうもろこしは、中国から渡来した「もろこし」という植物に似ていたそうです。
中国やほかの国から輸入された品物の総称を「唐物(とうぶつ)」と呼んでおり、「もろこし」と「唐物」2つの単語をあわせて「とうもろこし」と呼ぶようになったのが、とうもろこしの由来とされています。
豆知識②とうもろこしは野菜ではなく穀物
実は、とうもろこしは野菜ではなく穀物に分類されています。
世界の三大穀物の1つである、とうもろこし。
世界の三大穀物とは、米・小麦・とうもろこしをいいます。
とうもろこしは夏野菜のイメージですが、穀物に分類されているので、覚えておきましょう。
豆知識③とうもろこしとコーンって違うの?
結論からお伝えしますと、とうもろこしとコーンに違いはありません。
日本では「とうもろこし」と呼ばれていますが、英語では「corn(コーン)」と呼ばれているのです。
日本語か英語かの違いというだけですね。
また、とうもろこしは芯がついている1本の状態であり、コーンは粒がバラバラになっているイメージの違いがあります。
呼び方の違いだけなので、どちらで呼んでもOKです。
豆知識④種類によって甘みが違う
とうもろこしは種類によって甘みが違います。
冷凍や缶詰のとうもろこしを買うと「スイートコーン」といった名称で表記されているのを見かけたことはありませんか?
スイートコーンはとうもろこしの種類の1つであり、甘みごとに分類されています。
普通甘味種(スイートコーン):缶詰によく利用されているもの
強甘味種(スーパースイートコーン):甘みが改良され、スイートコーンより甘い
極甘味種(ウルトラスーパースイートコーン):さらに改良され、より甘くて美味しい
文字を見てもわかるように、ウルトラスーパースイートコーンは3つの中でもっとも甘みがあり、美味しいです。
甘いとうもろこしが食べたいなら、ぜひウルトラスーパースイートコーンを食べてみてくださいね。
豆知識⑤スイートコーンでポップコーンは作れるの?
映画館でよく見かけるポップコーン。
ポップコーンの原料はとうもろこしですが、スイートコーンでも作れるのか?
答えはNOです。
ポップコーンの原料であるとうもろこしは「爆裂種(ポップコーン)」と呼ばれる品種で、もともと皮が硬いのに、さらに乾燥させて硬くしています。
皮の中には水分がほとんどないため、熱と水蒸気の圧力によってデンプン質が膨らみ、はじけてポップコーンになるのです。
スイートコーンは水分量が多いため、同じ手順でポップコーンを作ろうとすると膨らまず、焦げるだけなので注意してください。
豆知識⑥とうもろこしの粒列の数は必ず偶数
とうもろこしの粒列の数は、必ず偶数になります。
普段食べているとうもろこしの粒の部分は、雄花です。
雄花の生長過程で、細胞が2つに分裂する特性がとうもろこしにはあります。
2つ1組で雄花が咲くわけですね。
とうもろこしを輪切りにし、断面を見ればわかりやすいですが、1つの節に2つの粒がくっついています。
とうもろこしの特性により、粒の数が必ず偶数になるのです。
豆知識⑦朝収穫されたとうもろこしは甘みがつまっている
とうもろこしは朝に収穫するのがよいと聞いたことはありませんか?
朝収穫されたとうもろこしには、甘味がつまっています。
夜になると、葉の中で作られている糖がとうもろこしの実に送られるからです。
そのため、夜のうちに糖分が送られたとうもろこしを朝に収穫すると、糖分がたくさんつまって甘く美味しいんですよ。
豆知識⑧粒の数とひげの数は同じ
とうもろこしの粒の数とひげの数は同じです。
とうもろこしのひげの部分は、雌しべであり「絹糸」と呼ばれています。
絹糸は粒の1つひとつから伸びているため、簡単にいえば粒と絹糸はセットになっているわけです。
粒の数と絹糸とよばれるとうもろこしのひげは同じ数になります。
豆知識⑨とうもろこしのデンプンが紙おむつの原料
紙おむつの原料には、とうもろこしのデンプンが使われています。
子どもがいるご家庭で、よく使われている紙おむつ。実はとうもろこしが原料なんですよ。
とうもろこしのデンプンから、高分子吸収体(ポリマー)という物質が偶然発見されました。
水を吸収すると網目に広がり、ゼリー状に固まって外に漏れにくく、吸収後もさらっとした状態を保てるため、紙おむつの原料として使われるようになったのです。
ちなみに、生理用ナプキンの原料にもなっています。
とうもろこしは、食べる以外にも私たちの身の回りで使われているのです!
美味しいとうもろこしの見分け方を紹介
せっかくなら美味しいとうもろこしを食べたいですよね!
美味しいとうもろこしの見分け方のポイントは5つ。
• とうもろこしの皮が濃い緑色
• ひげの色は褐色でふさふさして湿っている
• 持ったときにずっしり重たい
• 実が先までつまっている
• とうもろこし全体がふっくらしてツヤがある
上記5つのポイントのとうもろこしは、新鮮な証拠です。
せっかく買うなら鮮度の高いとうもろこしを選び、美味しく食べましょう。
とうもろこしは食物繊維がたっぷり!便秘解消にも効果あり!
とうもろこしはあまり栄養がないと思われがちですが、そのようなことはありません!
とうもろこしには体にうれしい栄養がたくさん入っています!
意外に思われるかもしれませんが、とうもろこしには食物繊維がたっぷり入っているのですよ。
とうもろこしの粒の皮には「セルロース」という不溶性食物繊維がとくに多く含まれているからです。
不溶性食物繊維は、便のカサを増やしてぜん動運動を活発にし、便を排出する働きがあります。
便の量が少なかったり、お腹がすっきりしなかったりする場合は、とうもろこしを食べるのがオススメ。
さらに、捨ててしまいがちなとうもろこしのひげの部分も食物繊維が豊富なため、捨てるのはもったいないですよ!
捨てずに、ひげ茶として飲むのがよいでしょう。
便秘でお悩みなら、食物繊維が豊富なとうもろこしをぜひ食べてくださいね。
野口ファームのとうもろこしは、淡路島の自然や夏の味覚をぎゅっと詰め込んだ特別な美味しさが一粒一粒にあふれています。
とうもろこしは鮮度が大事です。
早朝の一番甘いタイミングで収穫してスピード出荷した新鮮で旨味が詰まったとうもろこしをぜひご賞味ください。
まとめ
今回は、とうもろこしの豆知識を9つご紹介しました。
意外にも紙おむつに原料が使われていたり、コーンととうもろこしの違いがわかったりするとおもしろいですよね。
美味しいとうもろこしの見分け方や便秘解消にも効果的な栄養が入っているなど、魅力いっぱいのとうもろこし。
さっそく誰かにとうもろこしの豆知識を話してみましょう!
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