里芋は日持ちしない野菜のため、使おうと冷蔵庫から取り出したら傷んでいた経験がある方もいるでしょう。できる限り日持ちさせるためには、土の中で育った環境に近い状態で保存するのがポイントです。

土の中に近い状態で里芋を保存するのにおすすめなのが、段ボールの活用になります。この記事では、里芋の保存場所に段ボールがおすすめの理由を解説します。長持ちさせるポイントやパターン別の保存方法も紹介するので、参考にしてください。

里芋の保存場所には段ボールがおすすめ

里芋は、土の中で育つ根菜の1つのため、長期保存には同じ環境に置くことが大切です。土の中に近い環境にするためには、泥付きのまま冷暗所に保存する必要があります。

冷暗所とは、低い温度で保たれた直射日光が当たらない場所のことです。冷暗所が自宅にない場合は、段ボールを活用することで土の中にいる状態に近い環境となるため、里芋が日持ちするでしょう。

里芋を段ボールに入れて保存する方法

里芋を段ボールに入れて保存する方法は、以下のとおりです。

  1. 土がついたまま里芋を新聞紙で包む
  2. 段ボールに入れる
  3. 空気がこもらないよう段ボールの口は広げておく

新聞紙がない場合は、キッチンペーパーで代用可能です。また、段ボール以外にも紙袋へ入れる方法で、土の中に近い環境になります。段ボールに入れて常温保存した里芋は、1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。

里芋を長持ちさせる3つのポイント

里芋

里芋を長持ちさせるためには、適した環境を整える必要があります。ここでは、里芋の保存ポイントを解説するので、参考にしてください。

1.適温を保つ

里芋の保存に適した温度は、10〜25℃ほどといわれており、暑すぎず寒すぎない環境が理想です。つまり、夏場や湿気の多い時期を除く、季節であれば里芋は常温保存が適しています。

冷蔵庫は10℃を下回ってしまうため、保存にはやや不向きです。里芋は寒すぎると、適温障害を起こし、劣化を速めてしまう可能性があります。そのため、里芋を日持ちさせたい場合は、適温目安に保つことが大切です。

2.湿気と乾燥に注意する

里芋を日持ちさせるためには、湿気と乾燥を避けて保存する必要があります。湿気に弱いため、湿度の高い場所で保存しているとカビが発生する可能性も少なくありません。

また、乾燥するとしなびてしまい、味や食感が落ちてしまう原因となるため注意が必要です。湿気や乾燥から里芋を守るには、新聞紙やキッチンペーパーで包んだ状態で保存することが大切になります。

新聞紙やキッチンペーパーで包むと、余分な水分を吸収してくれるため、カビの繁殖を防げる点がメリットです。

3.傷みやすい時期は野菜室で保存する

一般的に里芋は、直射日光の当たらない冷暗所での保存が理想です。しかし、25℃を超える夏場や湿気が多い梅雨の時期に、里芋を常温保存すると傷んでしまいます。

傷みやすい時期は、里芋を常温ではなく野菜室で保存するのがおすすめです。なお、野菜室で保存する際は、低温障害を起こさないよう新聞紙やキッチンペーパーで里芋を包んだあと、ビニール袋に入れます。

一般的に里芋は土付きのまま保存しますが、洗っている場合は水分をしっかり拭き取ったうえで新聞紙に包み、ビニール袋に入れるのがポイントです。

パターン別|里芋の保存方法

里芋は、状況によって保存期間の目安が異なります。できる限り日持ちするよう、ここではパターン別に里芋の保存方法とポイントをまとめました。

皮をむいた場合

里芋の皮をむいたあとは劣化が早くなるため、まず酢水に5分ほどつけます。切り口が空気にふれると色が悪くなってしまうことから、変色を防ぐ目的として酢水が効果的です。

酢水につけたあとは、里芋がかぶるくらいの水を入れた保存容器に冷蔵保存します。皮をむいた里芋は、劣化のスピードが速いため、3日ほどを目安に使い切りましょう。

茹でた後

茹でた後の里芋をすぐに使わない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。下茹でしているため、冷凍したまますぐに使用できます。

茹でた里芋は流水で冷やし、粗熱がとれたら皮をむきます。好みのサイズに里芋をカットし、水気を拭き取ってから保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。

冷凍保存する際は、乾燥しないよう空気をしっかり抜くことがポイントです。また、冷凍した里芋は1ヶ月を目安に使い切るようにします。

まとめ

里芋の保存に適した温度は10〜25℃ほどになるため、常温保存が理想です。できる限り土に近い環境となるよう、段ボールに入れて保存すると日持ちしやすくなります。

段ボールに入れて保存するときは、口を広げておくのがポイントです。ただし、夏場や湿気が多い梅雨の時期は常温保存に適していないため、野菜室で保存しましょう。

また里芋は低温障害を起こしやすいことから、乾燥と湿気には注意が必要です。できる限り日持ちさせて、おいしい里芋を食べられるよう保存のポイントを押さえておきましょう。

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