鍋の季節に登場しやすい春菊ですが、独特の風味があるため、ほうれん草のようにアク抜きをするイメージがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、春菊はアク抜きが不要です。
この記事では、春菊がアク抜き不要な理由や、下ごしらえで気をつけたい点について解説しています。
食べ方のポイントも紹介しているので、春菊のおいしさを存分に引き出したい人はぜひ参考にしてください。
春菊はアク抜き不要
ほうれん草のアク抜きはほうれん草に含まれるシュウ酸を取り除くために行いますが、春菊はアク抜きが不要な野菜です。
シュウ酸は鉄の吸収を阻害するほか、摂取しすぎると結石や骨粗しょう症を引き起こす恐れがあるため茹でてシュウ酸を水に溶かし、アクとして取り除きます。
春菊にもシュウ酸は含まれていますが、アク抜きを必要とするほどの量ではありません。
また、春菊は葉がやわらかく加熱するとしんなりしすぎてしまうため、アク抜きせずそのまま調理するのに適しています。
春菊の下ごしらえで重要なのは調理前に洗うこと
春菊は、ほかの葉物野菜と比べて土がついているため、調理前に洗うことが重要です。
スーパーなどに売られている春菊は、土などの汚れがほぼ落とされているので、軽く洗い流す程度で問題ありません。
土がついている状態の春菊は、ボウルに水をためて5分ほど浸すことで、汚れがとれやすくなります。
葉っぱの裏側に土が残っている場合もあるため、裏まで洗い流してください。
下ごしらえを怠ると、調理後に土が残ってしまう原因なので、しっかり洗いましょう。
春菊のおいしさが増す食べ方のポイント5つ
春菊を鍋に入れる際、長時間グツグツ煮てしまいがちですが、実は苦みが増す原因です。
春菊のおいしさが増す食べ方のポイントを詳しく解説していきます。
春菊は生で食べると苦みを感じにくい
春菊は、生で食べるほうが栄養価は高く、苦みを感じにくいです。
旬と言われる11〜2月の春菊は、葉がやわらかいため、生で食べるのに適しています。
新鮮なものを使うと、より苦みを感じにくいです。
生で食べるときは、茎の硬い部分を切り落とし、3cmほどにカットします。
ドレッシングなどの調味料は、食べる直前に和えるのがポイントです。
事前に調味料を和えると、時間が経つにつれて、春菊がしなしなになってしまいます。
春菊のシャキシャキ感を楽しむためにも、調味料は食べる前に和えましょう。
生で食べるときは、ツナやおかか、しらすと和えるのもオススメです。
春菊は加熱しすぎないのがおいしさの秘訣
春菊は、火を通しすぎると苦みが増します。
火を通すことで葉の細胞が破壊され、葉に含まれているポリフェノールが排出されるからです。
和え物やおひたしにする場合は茹でると良いですが、鍋や炒めて食べるときはサッと加熱しましょう。
なお、春菊を茹でるときは茎の下部分を輪ゴムでまとめると、茹でたり切ったりする工程が楽になります。
春菊の茹で方は、以下のとおりです。
1.水1Lと塩大さじ1を鍋に入れて沸騰させる
2.沸騰したら茎だけを30~45秒茹でる
3.葉っぱを浸して30秒ほど茹でる
4.冷水に入れて冷ます
水気を絞り、春菊を3cmずつカットします。
最後にもう一度水気を絞ったら、和え物やおひたしにして食べましょう。
春菊を鍋で食べるときはサッと加熱する
鍋で食べるときは、春菊をサッと加熱します。
前述したように、春菊は加熱しすぎると苦みが増します。
そのため、春菊を下茹でせず、鍋が完成する直前に入れてください。
火の通りにくい茎の部分は20秒ほど、葉を10秒程度茹でたら、火を止めます。
春菊は、鍋に入れるとカサが減るため、1/2程度にカットしましょう。
サッと茹でることで、春菊のシャキシャキ感と風味を味わえます。
春菊の香りを抑えたいときは50度洗いをする
独特な春菊の香りが苦手だと感じる人もいるのではないでしょうか。
春菊の香りには、胃腸の働きを活発にしたり、胃もたれを解消したりする効果があります。
また、喉の炎症を防ぐ働きがあるため、風邪を引きやすい冬にオススメの食材です。
春菊の香りが気になる場合は、50度洗いしてください。
50度のお湯に春菊を20秒ほどつけると、香りが和らぎ、甘みが増します。
春菊を水に浸けるとシャキシャキ感が復活する
春菊がしおれてしまっても、水に浸けることでシャキシャキ感が復活します。
根元を少し切り落とし、春菊を30分ほど浸すだけです。
30分経つと、春菊がシャキッとするため、歯ごたえを堪能できます。
しおれてしまった場合は、ぜひ水に浸してみてくださいね。
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まとめ
春菊は、アクが少ない野菜のためアク抜きは不要です。
春菊を加熱しすぎると、苦みが増す原因となります。
そのため、春菊は生で食べるほうが苦味を感じにくくオススメです。
春菊は調理前に、よく洗うことが重要です。
葉の裏にも土がついているため、ボウルに水をためて5分ほど浸してから、しっかり洗い流しましょう。
おいしさが増す食べ方のポイントを押さえて、春菊の食感や風味をぜひ堪能してください。
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