春菊は、香りの良い野菜です。なかには、春菊の味わいを楽しみたい気持ちから、サラダにして食べたいと思う方もいるでしょう。
しかし、春菊が生で食べられるのか疑問に感じる方も少なくありません。春菊は生で食べられる野菜ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
この記事では、春菊は生で食べられるのか解説します。おいしさを引き出すポイントや、食べ過ぎるデメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
春菊は生で食べられる

春菊は、生でも食べられる野菜です。一般的に、春菊は鍋に入れたり、天ぷらにして揚げたりして食べます。
しかし、春菊はクセが強くないため、サラダや和え物など、生でもおいしく食べられる食材です。
生で食べることで、ビタミンCや葉酸、カリウムなど春菊を代表する水溶性の栄養を逃さず食べられます。春菊の栄養をあますことなく食べたい場合は、生食が効果的です。
春菊を生で食べる5つのポイント
春菊のおいしさを引き出すためには、食べ方が重要です。ここでは、春菊を生で食べるときのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.生食用のものを選ぶ
春菊をサラダや和え物などにして食べる場合は、生食用のものを選びましょう。春菊の種類には生食用があり、やわらかくて食べやすい点が特徴です。生で食べる場合、葉のギザギザが細かい春菊を選ぶのがおすすめです。
また、選ぶ際は葉と茎の次の点をチェックしましょう。
葉 | 茎 | |
選び方 | 色が濃く、葉先までギザギザしているもの | 茎部分が細めのもの |
生食用を選ぶと、春菊のおいしさを引き出せるため、ぜひチェックしてみてください。
2.購入後すぐに使う
春菊を生で食べる場合は、購入後すぐに使いましょう。時間が経過すると、劣化により傷んでしまい、春菊のおいしさが損なわれてしまいます。
特に、春菊は乾燥に弱いため、冷蔵庫で保存していると劣化のスピードが早くなります。できる限り鮮度の高い状態で食べると、生食でもクセを感じにくく、おいしく食べられるでしょう。生で食べるときは、買ったその日のうちにサラダなどにして食べるのがおすすめです。
3.手でちぎる
春菊を生で食べる際は、葉を手でちぎって器に盛りつけます。春菊は、金属に反応してアクが出やすいためです。つまり、包丁を使うと苦みが強くなる可能性があり、生食すると食べにくさを感じる場合があります。
葉をちぎることで、苦みを感じにくいおだやかな味わいの春菊を食べられるでしょう。春菊をサラダで食べる場合は、食べやすい大きさに手でちぎることがおいしさのポイントです。
4.調味料は食べる直前に加える
春菊をサラダや和え物で食べる場合、調味料は食べる直前に加えます。調味料を和えた状態にすると、時間の経過とともに春菊から水分が出てしまうためです。
水分が出た春菊はしなしなになってしまい、特有のシャキシャキ感を得にくくなります。生で食べる春菊のおいしさを引き出すためには、調味料は直前に使用しましょう。
なお、春菊には脂溶性のβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンの栄養の吸収率を高められるよう、サラダで食べる際のドレッシングは、オイル系を使うのがおすすめです。
5.水にさらす
春菊を生で食べるときは、水にさらすことがコツです。水にさらすと、春菊の葉がシャキシャキするため、歯応えを堪能できます。
冷水に5分ほどさらしたあとは、水分をしっかり拭き取り器に盛りつけましょう。水分をしっかり拭き取らなければ、サラダが水っぽくなってしまいます。せっかくの食感を損ねる原因にもなるため、水にさらしたあとは水分を拭き取ることが大切です。
春菊を生で食べ過ぎる2つのデメリット

春菊は生でもおいしく食べられますが、過剰摂取には注意が必要です。ここでは、春菊を生で食べすぎるデメリットを2つ解説するので、事前に把握しておきましょう。
1.消化不良を起こす
春菊を生で食べすぎてしまうと、消化不良を起こし、下痢や腹痛を引き起こす原因となります。春菊は、整腸作用となる食物繊維が豊富です。
食物繊維は過剰に摂取すると、下痢や便秘の悪化などを引き起こす可能性があります。春菊を生で食べる場合は、1日60〜80gが目安です。健康によいといっても、食べすぎは逆効果になるため、適量を食べましょう。
2.薬の効き目を低下させる
春菊はたくさん食べすぎてしまうと薬の効き目を低下させる可能性があるため、過剰摂取は控えましょう。春菊には、血液の凝固作用を持つビタミンKが含まれています。
過剰摂取すると、血流を良くする薬の効き目を低下させる可能性があるため、注意しなければなりません。ビタミンKが豊富な野菜をたくさんとる場合や、大量摂取は薬の効果に影響を及ぼす点に、注意が必要です。
まとめ

春菊はクセがないため、生で食べられる野菜です。鍋とは異なり、春菊特有のシャキシャキ感を味わえるため、食べ方に悩んだときはぜひ取り入れてみてください。
生で食べる場合、春菊に含まれる水溶性の栄養となるビタミンCやカリウムなどを逃さず食べられる点もメリットです。
ただし、食べ過ぎは体調不良をきたす原因になるため、注意しなければなりません。栄養満点の春菊を、ぜひサラダなどにして生で食べましょう。
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