玉ねぎを冷蔵庫に入れて保存している方もいるのではないでしょうか?しかし、玉ねぎを冷蔵庫に入れて保存するのはダメです。

玉ねぎのおいしさを保ったまま保存できるよう、まずは特徴を理解しましょう。この記事では、玉ねぎを冷蔵庫に入れるのがダメな理由を解説します。冷蔵庫で保存したほうがよいパターンもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

玉ねぎを冷蔵庫に入れるのはダメな理由

玉ねぎ 冷蔵庫 ダメ

玉ねぎを冷蔵庫に入れるのがダメな理由は、湿気により劣化を早めてしまうためです。玉ねぎにとっての適温は、1~15度で湿度50~70%ほどといわれています。

家庭の冷蔵庫は種類によって異なりますが、一般的には約80%ほどに設定されている傾向です。ほかの野菜に比べて最適湿度が低い玉ねぎを保存するのに、冷蔵庫はやや不向きな環境といえます。

したがって、直射日光の当たらない冷暗所で常温保存することが、玉ねぎにとって最適な環境です。

玉ねぎを冷蔵庫に入れて保存したほうがよいパターン

玉ねぎを冷蔵庫に入れて保存したほうがよいパターンを3つ解説します。最適な環境で玉ねぎを保存できるよう、さっそく見ていきましょう。

パターン1.新玉ねぎ

一般的な玉ねぎと新玉ねぎでは、最適な保存環境が異なるため注意しましょう。一般的な玉ねぎは収穫後、乾燥させてから出荷されます。しかし、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されるのが特徴です。

一般的な玉ねぎに比べて新玉ねぎは水分量が多いため、常温で保存すると劣化を早めてしまいます。したがって、新玉ねぎはすぐに冷蔵庫へ入れて保存し、できるかぎり早めに使い切るのがおいしさを保つポイントです。

パターン2.カットした玉ねぎ

玉ねぎをカットした場合、常温ではなく冷蔵庫に入れて保存します。切り口から乾燥して劣化を進めてしまうため、できるかぎり空気にふれないよう密封した状態で保存するのがポイントです。

また、1玉の状態であっても皮を剥いた場合は冷蔵庫で保存します。冷蔵庫へ入れる前に水分を拭き取るのが長持ちのコツです。カットした玉ねぎは、1玉の状態に比べて傷むのが早くなるため、早めに使い切りましょう。

パターン3.高温多湿の時期

一般的な玉ねぎは常温保存に適していますが、梅雨や夏場といった高温多湿の時期は冷蔵庫に保存します。

玉ねぎは高温多湿の環境に弱く、温度が高すぎてしまうと水分が蒸れて傷んでしまうため、注意が必要です。

暑い時期は玉ねぎの保存に不向きな環境となり、腐敗する可能性もあります。春や冬の時期は常温で問題ありませんが、夏場は冷蔵庫で玉ねぎを保存しましょう。

【保存先別】玉ねぎの正しい保存方法

玉ねぎの正しい保存方法を、保存先別に紹介します。できるかぎり日持ちできるよう、ポイントを見ていきましょう。

常温保存する場合

玉ねぎを常温保存する場合、直射日光の当たらない冷暗所が適しています。ネットに1つずつ入れた状態で吊るして保存すると、風通しがよくなるためおすすめです。

玉ねぎ専用ネットのほか、洗濯ネットやストッキング、みかんのネットでも代用できます。吊るす場所がない場合、新聞紙やキッチンペーパーに1つずつ包んでからカゴやダンボールに入れて保存しましょう。

玉ねぎを包んでいる新聞紙が湿っている場合は、都度取り替えるのがポイントです。なお、常温の保存期間は2ヶ月ほどになります。

冷蔵保存する場合

玉ねぎを冷蔵保存する場合、水分をしっかり拭き取るのが大切です。水分を拭き取らずに保存してしまうと、傷んでしまい日持ちしにくくなります。

水分を拭き取ったあとは、乾燥しないよう1つずつ新聞紙やキッチンペーパーに包んで野菜室に入れて保存しましょう。水分により包んでいる新聞紙などが湿っている場合は、都度取り替えます。

なお、玉ねぎを袋で購入した場合は取り出してから保存するのが長持ちさせるコツです。袋のまま冷蔵庫に保存してしまうと蒸れてしまい、劣化を早める原因になります。

冷蔵した場合の玉ねぎの保存期間は2週間ほどですが、カットしたときは2~3日を目安に使い切ってください。

冷凍保存する場合

玉ねぎは冷凍保存可能ですが、すぐに使えるようカットしておくのがおすすめです。好みの大きさにカットしたあとは、水分をしっかり拭き取ってから密封袋に入れます。

密封袋に入れる際は、平らになるよう保存するのがポイントです。空気をしっかり抜いた状態で、急速冷凍しましょう。

急速冷凍すると、玉ねぎの品質が損なわれる前に冷凍できるため、鮮度をできるかぎり保てます。急速冷凍機能がない場合、金属トレーの上に置くのがおすすめです。なお、冷凍した玉ねぎは、1ヶ月を目安に使い切りましょう。

まとめ

玉ねぎは湿気に弱い野菜のため、冷蔵庫に入れて保存するのはダメです。ただし、新玉ねぎやカットした玉ねぎなどは、常温より冷蔵庫に入れて保存するのに適しています。

また、高温多湿となる夏場も玉ねぎにとっては不向きの環境になるため、常温保存するのは避けましょう。

できるかぎり鮮度を保った状態で保存できるよう、玉ねぎの水分はしっかり拭き取るのがポイントです。特徴を踏まえたうえで、玉ねぎを正しく保存しておいしい状態を維持しましょう。


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