健康や美容に良いとされるトマトは、ダイエット中に適した食材です。
トマトを食べたら痩せると言われているのを、聞いた経験がある方もいるのではないでしょうか。
トマトには代謝を高めるほか、脂肪燃焼の効果などダイエット中にうれしい働きが期待できます。
この記事では、トマトを食べたら痩せると言われている理由を解説します。
効果的な食べ方もわかるので、ダイエット中の食事にトマトを取り入れたい方はさっそくチェックしてみましょう。
トマトを食べたら痩せると言われている4つの栄養効果を解説
トマトがダイエットに良いと言われる栄養を4つ解説します。
身体にうれしい栄養効果を知り、さっそくダイエットメニューに取り入れましょう。
トマトに含まれる栄養:血流改善に役立つ「リコピン」
血流改善の効果を期待できるのが、トマトに多く含まれるリコピンの特徴です。
血の巡りが悪いと代謝が低下するほか、冷えにより脂肪を燃焼しにくくなります。
血流が改善できると肥満防止につながり、ダイエットとしての効果も期待できます。
生活習慣病の予防にもなるため、リコピンは積極的にとりましょう。
トマトに含まれる栄養:脂肪燃焼作用を持つ「13-oxo-ODA」
トマトには「13-oxo-ODA」が多く含まれています。
13-oxo-ODAはトマトに多く含まれているリノール酸の一種で、中性脂肪の燃焼をサポートする働きが特徴です。
実際に京都大学が肥満気味のマウスで実験した結果、13-oxo-ODA摂取により脂肪燃焼の効果が期待できることがわかりました。
したがって、トマトを食べたら痩せると言われている理由の一つが、13-oxo-ODAの成分です。
なお、13-oxo-ODAはトマトジュースに多く含まれているためトマトジュースを飲むのもオススメです。
参考:トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで確認 | 京都大学
トマトに含まれる栄養:筋肉の合成に役立つ「ビタミンB6」
トマトに多く含まれているビタミンB6は、タンパク質の分解をサポートする働きがあるためダイエットに欠かせない栄養です。
痩せるためには、代謝を高める必要があります。
代謝を上げることで体温を高く保てるようになり、太りにくい身体へ近づけられるためです。
代謝を上げるには筋肉を作ることが重要で、タンパク質の手助けをしてくれるのがビタミンB6とされています。
また、ビタミンB6は肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ働きが期待されているのも特徴です。
トマトには肥満を予防するビタミンB6が豊富なのも、トマトが痩せると言われる理由とされています。
トマトに含まれる栄養:血糖値の上昇を抑える「水溶性食物繊維」
血糖値をゆるやかにする働きを持つ水溶性食物繊維が含まれているのも、トマトがダイエットに適した野菜と言われる理由です。
トマトに含まれる水溶性食物繊維は血糖値の急な上昇を抑えてくれるうえに、腸の調子を整える作用があります。
お通じを改善する働きなど、ダイエットにうれしい効果を多く含んでいるのがポイントです。
トマトのダイエット効果を上げるオススメの食べ方3選
トマトのダイエット効果が高まる食べ方を3つ解説します。
ポイントを押さえ、効率良くトマトを摂取しましょう。
トマトのオススメの食べ方1.加熱して摂取する
トマトのダイエット効果を高めたいときは、油と一緒に加熱して食べるのがオススメです。
トマトに含まれるリコピンは加熱により細胞の外へ出てくるため、体内で効率的に吸収できます。
さらに油脂を含むものと一緒に食べると吸収されやすいのが、リコピンの特徴です。
オリーブオイルを垂らしてピザにして食べるほか、油で炒めるのにも適しています。
トマトのオススメの食べ方2.朝食べる
トマトを朝食べることで、ダイエット効果を上げられます。
カゴメ株式会社の研究によると、リコピンは朝に摂取することで吸収率を高められることがわかりました。
実際に行った実験によると、健康な成人男女に朝・昼・夜の時間帯でトマトジュースを飲んでもらった結果、朝に飲むと体内への吸収がもっとも多かったそうです。
効率的にリコピンを体内に取り入れたいときは、朝トマトを摂取しましょう。
参考: 朝にトマトジュースを飲むと機能性成分“リコピン”が効率的に吸収されることを“ヒト試験”で確認
トマトのオススメの食べ方3.食前に食べる
トマトは、食前に食べるのが適しています。
トマトは水分量が多く、食前に食べることで満腹感を得やすくなるためです。
また、水溶性食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。
早食いや1回に食べる量が多い方は、トマトから食べてみるのがオススメです。
ミニトマトにもダイエット効果はある?
ミニトマトの方が、通常のトマトより栄養が高くダイエットにも適しています。
トマトとミニトマト、どちらの栄養価が高いか比較したところ、ミニトマトの方が多いとわかりました。
可食部100gあたり
カロリー | 炭水化物 | 食物繊維総量 | カリウム | マグネシウム | βカロテン | ビタミンB6 | ビタミンC | |
トマト | 20kcal | 4.7g | 1g | 210mg | 9mg | 540µg | 0.08mg | 15mg |
ミニトマト | 30kcal | 7.2g | 1.4g | 290mg | 13g | 960µg | 0.11mg | 32mg |
ただし、ミニトマトの方がカロリーは高いため、食べすぎには注意が必要です。
また、トマトは水分量が多い野菜のため、過剰摂取はお腹をこわす原因となります。
1日2~3個を目安に食べるようにしましょう。
まとめ
トマトを食べたら痩せると言われている理由は、リコピンや13-oxo-ODA、ビタミンB6などの栄養が豊富に含まれているためです。
脂肪燃焼や代謝を高めるといったダイエットにうれしい効果が期待できるため、食事に取り入れるとよいでしょう。
また、リコピンは加熱して食べることで吸収率を上げられます。
効率的にトマトを摂取し、ダイエットのモチベーションを高めましょう。
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