豆苗はサラダや鍋など、さまざまな料理に重宝する野菜です。しかし、なかには豆苗を生で食べたら危険だと耳にした経験がある方もいるのではないでしょうか。

豆苗は生で食べても問題ない野菜ですが、なぜ危険といわれるのか理由を理解しておくことが大切です。

この記事では、豆苗を生で食べたら危険といわれる理由を解説します。生食のメリットや生で食べるときのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

豆苗を生で食べたら危険といわれる3つの理由

豆苗は生で食べても危険ではないので、サラダやおひたしなどにするのもおすすめです。

なぜ豆苗を生で食べたら危険といわれるのか、ここでは主な理由を2つ紹介します。危険といわれる理由について知りたい方は、参考にしてください。

1.レクチンが含まれているため

豆苗にはレクチンが含まれているため、生で食べたら危険といわれています。レクチンは自然毒の一種で、主に生の青豆や白いんげん豆などの豆類に含まれています。

レクチンを含む豆は十分な加熱調理が必要で、生で食べると吐き気や腹痛などのリスクがあり危険です。豆苗は豆類に分類されるため、レクチンが含まれている可能性を考慮し、生で食べるのは危険といわれています。

しかし、豆苗にはレクチンがほとんど含まれていません。生食の際は、流水で丁寧に洗えば生でも問題なく食べられます

2.食中毒を引き起こす可能性があるため

豆苗は再生栽培が可能な野菜のため、複数回収穫できますが、食中毒を引き起こす可能性があります。1度カットして再生栽培する際、適切に管理しなければ雑菌やカビが繁殖する場合があるためです。

とはいえ、一般的に流通している豆苗は再生栽培されていないため、適切に保存していれば生で食べても問題ありません。再生栽培や湿気が多い夏場などは、保存方法によって食中毒を引き起こす可能性が生じる点に注意が必要です。

豆苗を生で食べるメリット

生で食べると、豆苗に含まれる栄養を効率良くとれるメリットがあります。豆苗は、ビタミンCや葉酸など、水溶性のビタミンが豊富です。

水溶性のビタミンは水にさらすと流れ出てしまうため、生で食べることで損失を少なくできます。ビタミンCには抗酸化作用やメラニンの生成を抑える働きがあり、健康と美容どちらにも良い効果をもたらします。

また、葉酸は造血のビタミンと呼ばれており、赤血球や細胞の生産をサポートする働きが期待できるため、健康に欠かせない栄養素です。

加えて、豆苗には脂溶性ビタミンとなるβカロテンが含まれており、オイルドレッシングを加えると吸収率をアップできます。豆苗の栄養を逃さず食べたい場合は、生で食べるのがおすすめです。

豆苗をサラダなど生で食べるときのポイント

豆苗

ここでは、豆苗をサラダやおひたしなど、生でおいしく食べるときのポイントを3つ解説します。

ポイントを押さえて、豆苗の栄養を逃さず食べましょう。

鮮度の良いものを選ぶ

豆苗を生で食べる際は、栄養が豊富で新鮮なものを選びましょう。鮮度が悪ければ傷むのが早くなってしまい、栄養を損ねるだけでなくカビが繁殖してしまう可能性があります。

おいしい状態のまま生で食べられるよう、以下のポイントを押さえて鮮度の良いものを見極めましょう。

  • 葉の色が濃い緑色
  • みずみずしいもの
  • 葉がしっかり開いており、ツヤやハリがあるもの

鮮度の高い豆苗は栄養価が高いだけでなく、シャキシャキとした食感を楽しめます。

再生栽培した場合は生で食べるのを避ける

豆苗を生で食べる際、再生栽培したものは避けるのが無難です。再生栽培では衛生面に気をつけていても、雑菌が増える可能性があります

また、2回目以降は生育が鈍くなり、1回目と比べて食感や風味を損ねるケースも考えられます。豆苗特有の食感を生で味わいたい場合は、再生栽培したものではなく、1回目に収穫されたものがおすすめです。

鮮度を保てるよう適切に保存する

豆苗の鮮度を保つためには、保存方法のポイントを押さえておくことがポイントです。豆苗は冷蔵保存に適しているため、すぐに使わない場合は冷蔵庫で保存しましょう。

保存のポイントは、以下のとおりです。

  1. 豆苗の根元を切る
  2. 流水で十分に洗い出す
  3. 保存容器に豆苗が浸る程度水を入れる
  4. フタを閉じて冷蔵室もしくは野菜室で保存する

水は3日を目安に取り替えましょう。また、冷蔵保存した豆苗は、10日を目安に使い切ることが生で美味しく食べるポイントです。

まとめ

豆苗を生で食べると危険といわれる理由には、豆類に含まれるレクチンが考えられます。レクチンは自然毒のため生で食べるのは危険ですが、豆苗にはほとんど含まれていないことから生食が可能です。

とはいえ、豆苗を食べ過ぎると下痢や腹痛を伴う可能性もあるので、食べ過ぎには注意が必要です。生でおいしく食べられるよう、豆苗は鮮度の良いものを選び、正しく保存するのがポイントになります。

豆苗は生食でも危険ではないため、栄養をしっかりとれるサラダやおひたしなどでおいしく食べましょう。

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