豆苗は年中スーパーで見かける野菜の一つで、食べ方のレパートリーも豊富です。つい買ってしまいがちですが、なかにはすぐに使わず冷蔵庫に数日放置していたら傷んでしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

豆苗を新鮮な状態で食べたい場合は、冷凍保存がおすすめです。この記事では、豆苗の冷凍保存方法についてまとめました。栄養を損ねない冷凍保存のコツや日持ち目安も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

豆苗は冷凍可能

豆苗

豆苗は冷凍保存できる野菜のため、すぐに使わない場合は冷凍庫へ入れるのがおすすめです。そもそも、根が付いている豆苗は常温で保存すると、成長を続けてしまい筋張って食感が悪くなってしまいます。

そのため、豆苗は冷蔵庫で保存するのが一般的です。とはいえ、冷蔵保存する際は根を切り落として、容器に豆苗が浸るぐらいまで水を注いで冷蔵庫へ入れます。

水は2〜3日に1度のペースで取り換える必要があり、保存環境によっては劣化を進めてしまう可能性があります。すぐに使わない場合は、豆苗の味や風味をできる限り損ねないよう冷凍庫で保存しましょう

豆苗を冷凍保存方法と日持ち目安

豆苗を冷凍保存する手順は、以下のとおりです。

  1. 豆苗の根元をカットする
  2. 豆苗を水洗いし、汚れを取り除く
  3. 水分をしっかり拭き取る
  4. 空気が入らないようにしながら密封袋に入れて冷凍庫に保存する

冷凍保存した豆苗は、1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。

なお、冷凍する際にカットした豆苗の根元は再生栽培が可能です。再生栽培する場合は、水を入れた容器に根元を入れ、1日2回水を入れ替えます。2週間ほどで茎が伸びてくるため、収穫して料理に使うとよいでしょう。

豆苗を冷凍保存するときのコツ

豆苗

ここでは、豆苗を冷凍保存するときのコツを3つ紹介します。

おいしさをできる限りキープするポイントを紹介するので、参考にしてください。

水分を拭き取ってから保存する

豆苗を冷凍する際は、表面について水分をしっかり拭き取ってから保存します。水分がついた状態で冷凍すると、凍るまでに時間がかかってしまうためです。

冷凍の時間が長ければ、霜が付いてしまいます。霜は温度変化によって蒸発した水分でできており、霜が付着すると乾燥して食感や色味が悪くなってしまう原因となる冷凍焼けが起こります。霜がつかないよう、豆苗を冷凍する際は水分を拭き取ることがポイントです。

すばやく冷凍する

豆苗のおいしさをキープするためには、すばやく冷凍する必要があります。そもそも、冷凍は豆苗の水分が冷やされて食材が凍る仕組みです。

食材が冷凍される過程で氷の結晶が発生し、組織や細胞を破壊するため、解凍時に食感や風味を損ねてしまいます。

冷凍させるまでに時間がかかるほど氷の結晶は大きくなり、食感や風味を変化させてしまうのです。そのため、すばやく冷凍することが大切です。

家庭用の冷凍庫は業務用に比べて温度が高く、食材をゆっくり冷やします。できる限りすばやく冷凍するためには、保存する際に以下のポイントを押さえましょう。

  • 平たい状態で保存する
  • 金属トレーの上に食材を並べる
  • 冷凍するまではできる限り冷凍庫を開閉しないようにする
  • 乾燥しないよう密封袋をしっかり閉じる

冷凍保存のポイントを押さえることが、おいしさをキープするコツです。

下処理をしてから冷凍する

豆苗を色鮮やかな状態で保存したい場合は、下処理をしてから冷凍しましょう。サッと下茹ですると豆苗の酵素の働きを抑制できるため、変色を防げます。

下処理により、加熱時間を短くできる点も特徴です。豆苗の下処理は茹でる、もしくは電子レンジを使って加熱し、粗熱をとってから冷凍保存します。

粗熱が残ったまま保存すると、冷凍時間が長くなってしまう原因になるため、注意が必要です。豆苗を冷凍保存する際は、下処理をするのがおすすめです。

豆苗の冷凍保存に関するよくある質問

豆苗

豆苗を冷凍保存する際に、よくある質問をまとめました。

冷凍保存に関する疑問を解決したい方は、さっそく見ていきましょう。

豆苗を冷凍すると栄養は失われる?

豆苗を冷凍しても、栄養価が落ちる心配はありません。ただし、解凍時に加熱によって細胞膜が破壊された場合、水に溶けやすい性質を持つ栄養は流出する可能性があります。

豆苗の栄養をできる限りキープするためには、新鮮な状態ですばやく冷凍することがポイントです。

豆苗を冷凍した場合の解凍方法は?

冷凍した豆苗は、凍ったまま料理に使うのがおすすめです。サラダや和え物などの生食には不向きのため、炒め物やスープにして食べるとよいでしょう。

なお、自然解凍は水分が出て食感が悪くなってしまう原因になるだけでなく、長時間放置すると食中毒を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

豆苗を冷蔵保存している場合、袋のまま何日持つ?

豆苗を袋のまま冷蔵保存する場合は、1週間ほどを目安に使い切りましょう。とはいえ、袋のまま保存していると、豆苗が成長するため葉が傷んでしまう原因になります。

すぐに使わない場合は、豆苗の鮮度をキープできる冷凍保存がおすすめです。

冷凍した豆苗のおすすめレシピは?

冷凍した豆苗は、炒めたり煮たりして食べるのがおすすめです。卵と一緒にスープにしたり、肉やほかの野菜と炒めたりしてもおいしく食べられます。

また、冷凍の豆苗を使ったチャーハンも家にあるものでサッと作れるので、主食のレシピにピッタリです。

まとめ

豆苗は冷凍可能な野菜のため、すぐに使う予定がない場合は冷凍室で保存するのがおすすめです。とはいえ、冷凍保存した豆苗はシャキシャキとした食感が失われるため、スープや炒め物にするとおいしく食べられます。

また、豆苗を冷凍する際は下処理しておくと、色鮮やかな状態で保存可能です。冷蔵保存は1週間ほどとあまり日持ちしません。おいしい状態で豆苗を長い期間食べたい場合は、冷凍保存しましょう。

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