京野菜としても知られている万願寺とうがらしは、素焼きや煮浸しにして食べるのが一般的です。

なかには、万願寺とうがらしメニューのレパートリーを増やしたいとは思っていても、生で食べられるのか疑問に抱く方もいるのではないでしょうか。

この記事では、万願寺とうがらしが生で食べられるのかという疑問を解決します。生で食べるメリットやおすすめのレシピもわかるので、万願寺とうがらしのおいしい食べ方を知りたい方は参考にしてください。

万願寺とうがらしは生で食べられる

万願寺とうがらしは、生で食べられる野菜です。唐辛子の仲間ではあるものの、万願寺とうがらしは辛みがなく、ほのかな甘さとやわらかさがあり食べやすい特徴があります。

焼いたり煮込んだりして食べるのが一般的ですが、生で食べるとシャキシャキとした歯応えを楽しめるのが魅力です。なお、万願寺とうがらしは種ごと食べても問題ありません。 氷水につけて冷蔵庫で冷やすとシャキシャキ感が増すため、万願寺とうがらしの歯応えを楽しみたい方はぜひ試してみてください。生で食べる場合はコチュジャンやマヨネーズ、味噌につけて食べるのがおすすめです。

万願寺とうがらしを生で食べるメリットとは

万願寺とうがらしを生で食べるメリットを解説します。

生で食べるともたらされる効果を知りたい方は、さっそく見ていきましょう。

ビタミンCを逃さず食べられる

万願寺とうがらしを生で食べると、ビタミンCの栄養をしっかり体に取り入れられるのがメリットです。ビタミンCは水溶性のため、加熱や煮込んでしまうと栄養が水に出てしまいやすい特徴があります。

ビタミンCを摂取することで期待できる効果は、以下の通りです。

● 筋肉や皮膚を作るサポートをする
● 老化や生活習慣病などを予防する
● 日焼け予防に役立つ
● 脂肪細胞の成長を抑える
● 睡眠の質が向上する

美容や健康だけでなく、ダイエット効果も期待できるため、万願寺とうがらしの栄養をあますことなくとりたい方は、生で食べるのがおすすめです。

ピラジンの効果を高められる

ピラジンとは万願寺とうがらしに含まれるにおい成分で、血流を促す働きが期待できます。万願寺とうがらしを下処理せず生で丸ごと食べると、ピラジンの効果を高められます。

ピラジンは本体より種やワタ部分に多く含まれているため、生で丸ごと食べることで、より効果を得られるでしょう。

また、万願寺とうがらしの種は食感が気になりにくく、生で食べるのにも適しています。万願寺とうがらし特有の栄養をしっかりとりたいときは、種やワタごと生で食べるのがおすすめです。

万願寺とうがらしを食べ過ぎてしまうとどうなる?

万願寺とうがらしを食べ過ぎてしまうと、腹痛や下痢を起こしてしまう可能性があります。

辛みがなく食べやすい万願寺とうがらしですが、万願寺とうがらしにも辛味成分であるカプサイシンが含まれています。このカプサイシンは冷え性や便秘を改善させる効果がある一方で、食べ過ぎてしまうと粘膜が傷つき、のどや胃が荒れてしまう可能性があるため注意しましょう。

体質や健康状態によっては、腹痛といった副作用がともなうので、食べやすいからといって生で食べ過ぎないよう気をつけてください。

万願寺とうがらしは冷蔵庫に保存するのがよい?

万願寺とうがらしは寒さに弱い野菜のため、常温保存に適しています。しかし、常温の保存期間は2~3日ほどと短いことから、すぐに使わない場合は冷蔵庫に保存するのがおすすめです。

冷蔵保存する際は、万願寺とうがらしの水分を拭き取ってから乾燥を防ぐため、キッチンペーパーなどに包みます。

キッチンペーパーなどに包んだら、密封袋などに入れてから野菜室で保存してください。冷蔵保存の場合、4~5日を目安に使い切ります。

なお、保存期間が長いと万願寺とうがらしの種が茶色くなってしまうため、生で食べるときは早めに使用しましょう。

万願寺とうがらしを生で食べるときのおすすめレシピ

万願寺とうがらしを生で食べるときのおすすめレシピを紹介します。

生でおいしく食べる方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

サラダ

万願寺とうがらしを生で食べるときは、細切りにしてサラダにするのがおすすめです。にんじんやズッキーニ、ヤングコーンなど好みの野菜と一緒に食べましょう。

また、万願寺とうがらしにはβカロテンやビタミンEといった脂溶性ビタミンも豊富に含まれているため、ツナと一緒に食べることで吸収率を高められます。

種やワタが気になる場合は、取り除いてから塩もみし、水分を切ってからドレッシングやマヨネーズと和えてください。

ピクルス

さっぱり食べたいときは、ピクルスにするのがおすすめです。万願寺とうがらしは丸ごと、または縦半分にカットしてから漬け込みます。

万願寺とうがらしは夏野菜のため、ヤングコーンやズッキーニ、パプリカなどと一緒に漬け込むと華やかな見た目のピクルスとなります。にんにくや唐辛子を入れると、お酒のあてにもピッタリです。

まとめ

万願寺とうがらしは、果肉がやわらかく甘みもあって食べやすい特徴があります。青臭さも少ないため、生で食べるのにも適した野菜です。

生で丸ごと食べると、ビタミンCやピラジンの効果を高められます。水洗いして味噌やマヨネーズにつけて食べるのはもちろん、サラダやピクルスにするのもおすすめです。素材の味を楽しみたいときは、万願寺とうがらしをぜひ生で食べてみてください。


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