「とうもろこしとコーンに違いはあるのか」と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。
確かに、コーンと聞くとコーンスープや缶詰に入っているとうもろこしを想像する方も少なくありません。
そこで、この記事ではとうもろこしとコーンの違いを検証してみました。
とうもろこしの種類の違いについても、あわせて紹介します。
とうもろこしに関するあらゆる疑問を解決したい方は、ぜひ参考にしてください。
とうもろこしとコーンに違いはない
とうもろこしとコーンに違いはなく、どちらも同じ意味合いで使用されます。
日本語と英語の違いというだけのため、どちらの呼び名でも間違いではありません。
とはいえ、イギリスで「Maize(メイズ)」は、とうもろこしを意味し「corn」は自国で消費される穀物全般を指します。
国によっては、とうもろこしとコーンのニュアンスがやや異なる点もあわせて覚えておきましょう。
また、芯が付いている一本丸ごとの状態がとうもろこしで、バラバラになっているものはコーンというイメージの違いもあります。
イメージの違いはありますが、結論としてはとうもろこしとコーンどちらも同じです。
とうもろこしとスイートコーンに違いはある?
とうもろこしの中でも、甘みが強い品種をスイートコーンと呼びます。
缶詰や冷凍食材などにも利用されており、もっとも馴染み深いとうもろこしです。
なお、スイートコーンは大きく3種類に分類されます。
スイートコーンの違いは、下表の通りです。
種類 | 特徴 |
ゴールデンコーン(黄粒種) | すべての粒が濃い黄色をしているとうもろこし |
シルバーコーン(白粒種) | 小粒でつやがあり、白色をしているとうもろこし |
バイカラーコーン(バイカラー種) | 黄色と白色が混合されており、もっとも甘みが強いとうもろこし |
とうもろこしの品種になるため、スイートコーンととうもろこしは同じ意味合いになります。
とうもろこしの品種となるコーンの種類
とうもろこしといっても品種が幅広く、さまざまな用途で使われています。
そこで、ここではコーンの種類について解説するため、各品種の違いを見ていきましょう。
ポップコーン
ポップコーンは爆裂種(ばくれつしゅ)と呼ばれるとうもろこしの品種で、粒が小さいうえに非常に硬い皮をしているのが特徴です。
加熱すると内部の湿度が膨張し、破裂して映画館などでお馴染みのポップコーンとなります。
なお、ポップコーンは粒を乾燥させると硬くなります。
ほかのとうもろこしの粒を乾燥させても爆裂種のような硬さにはなりません。
そのため、お菓子のポップコーンを作りたいときは、ポップコーン(爆裂種)を使用しましょう。
デントコーン
デントコーンは馬歯種(ばししゅ)と呼ばれるとうもろこしの品種で、馬の歯に似た見た目が特徴です。
乾燥させて、牛や鳥などの家畜の飼料として利用されます。
また、デントコーンはでん粉含量が高いため、飼料のほかコーンスターチとしても使われている品種です。
さらに、石油代替燃料のバイオマスエタノールの生産原料としてもデントコーンは使われています。
フリントコーン
フリントコーンは硬粒種(こうりゅうしゅ)と呼ばれるとうもろこしの品種で、粒が硬いことが特徴です。
加熱してもやわらかくならないため、加工してトルティーヤなどの生地にして使われます。
なお、フリントコーンの一種「グラスジェムコーン」は、赤や青、紫などカラフルな粒をしており海外では装飾として使用される場合もあるそうです。
ワキシーコーン
ワキシーコーンはもち種と呼ばれるとうもろこしの品種で、もちとうもろこしとも呼ばれています。
中国が起源のとうもろこしで、お祭りなどで伝統食としても食べられているのが特徴です。
食感はもちもちしており、お粥や餃子などにして食べるのにも適しています。
なお、ワキシーコーンは完熟すると、ワックスをかけたようなツルツルとした表面になるため、ワキシーコーンと名づけられたそうです。
とうもろこしとヤングコーンの違い
ヤングコーンはとうもろこしが育つ前に収穫したもので、ベビーコーンとも呼ばれています。
一般的なとうもろこしに比べて、コリコリとした食べ応えの良さが特徴です。
一般的に食用として食べるスイートコーンとヤングコーンの主な栄養の違いを、下表にまとめました。
(可食部100gあたり)
エネルギー | 炭水化物 | たんぱく質 | 食物繊維 | カリウム | 葉酸 | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンC | |
スイートコーン(生) | 89kcal | 16.8g | 3.6g | 3.0g | 290mg | 95µg | 0.15mg | 0.10mg | 8mg |
ヤングコーン(生) | 29kcal | 6.0g | 2.3g | 2.7g | 230mg | 110µg | 0.09g | 0.11g | 9mg |
スイートコーンに比べると、ヤングコーンの方がカロリーは低く、葉酸の含有量は多い傾向です。
一方、炭水化物とたんぱく質の含有量は、ヤングコーンよりスイートコーンの方が多いことがわかります。
とりたい栄養によって、食べる食材を使い分けるのもよいでしょう。
まとめ
とうもろこしとコーンは日本語か英語かの違いとなるため、どちらを使用しても問題ありません。
イギリスではとうもろこしのことを「Maize」と呼び、「corn」は穀物全般を意味します。
国によって意味合いに違いがあるため、あわせて覚えておきましょう。
また、とうもろこしにはさまざまな品種があり、食べ方や使用方法などの特徴が異なります。
各品種の違いを知り、とうもろこしに関する知識をさらに深めましょう。
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