とうもろこしを代表する栄養の1つに、ビタミンがあります。

ビタミンと聞いても、実際にどんな効果があるのかイマイチわかりませんよね。

ビタミンには疲労回復や美肌効果、生活習慣病の予防など、健康を維持するのに欠かせない重要な役割があります。

この記事では、とうもろこしに含まれているビタミンの効果についてご紹介しています。

とうもろこしには、ビタミンの他にも食物繊維やカリウムなど、女性の悩みを解消してくれる栄養がたくさん入っていますよ。

肌トラブルや、なかなか疲れがとれないとお困りの女性は必見です!

栄養を逃さない調理方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

とうもろこしはビタミンが豊富!

とうもろこし ビタミン 栄養

とうもろこしは、ビタミンが豊富な野菜です。

とうもろこしに含まれる主なビタミンは3つ。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンE

どのビタミンも、健康を維持する上で重要な役割をもっています。

ビタミンの特徴を、順番にご紹介しましょう。

エネルギーの手助けをするビタミンB1

ビタミンB1は、お米を主食としている日本人にとって、必要不可欠な栄養素です。

ビタミンB1には、糖質の分解を助ける働きがあります。

糖質が分解される時に、エネルギーが作り出されます。

エネルギーを作り出すことで、神経や筋肉の機能を正常に保ってくれるのです。

つまり、糖質の分解をサポートしてくれるビタミンB1が不足すると、エネルギーを作り出せず、神経や筋肉の機能が正常に働きません。

ビタミンB1は、エネルギーを作り出すための重要な役割をもっていることがわかりますね。

疲労回復の効果も期待できるので、疲れている時はビタミンB1をとるのがオススメです。

糖質を多くとればとるほど、ビタミンB1が消費され不足する原因となります。

ビタミンB1が不足するとイライラしたり、集中力が低下したりしてしまうので、しっかりとりましょう。

脂肪を燃焼させるビタミンB2

ビタミンB2は美容のビタミンと呼ばれており、肌や爪、髪の毛の成長を促す働きがあります。

脂肪と糖質の代謝に使われるため、不足しがちな栄養素です。
ストレスもビタミンB2が消費される原因となります。

不足すると肌荒れや髪の毛のトラブルが起こりやすいため、女性はとくにとっておきたい栄養のひとつですね。

若返りビタミンと呼ばれるビタミンE

若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEは、動脈硬化や血圧低下など、加齢によって発症しやすい生活習慣病の予防に役立つ栄養素です。

血行を促進し、皮膚の新陳代謝を高めてくれるため、シミやそばかす予防にも効果的。

ビタミンEはさまざまな食品からとれるため、不足する可能性は低いですが、万が一、不足すると生活習慣病や肌トラブルの原因となります。

とうもろこしに豊富に含まれているビタミンは、健康を維持するのに必要な栄養ばかりです。

とうもろこしを食べて、しっかり栄養を体に取り入れてあげましょう。

ビタミン以外にも、とうもろこしには多くの栄養が含まれています。

次は、ビタミン以外のとうもろこしに含まれる栄養をご紹介します。

とうもろこしを代表する栄養とは?

とうもろこし ビタミン 栄養

ビタミン以外にも、とうもろこしには嬉しい効果のある栄養が多く含まれています。

とうもろこしを代表する栄養は主に5つです。

  • 糖質
  • 食物繊維
  • リノール酸
  • カリウム

とうもろこしに含まれる5つの栄養を、順番にご紹介します。

エネルギー源として重要な糖質

とうもろこしには、糖質が含まれています。

エネルギー源として重要な役割をもつ糖質。

糖質には、疲労回復や体温維持の効果が期待できます。

また、糖質は分解をサポートしてくれるビタミンB1を必要とします。

ビタミンB1が不足すると、糖質がエネルギーとして消費されず疲れやすくなるもとです。

とうもろこしには糖質の分解を助けるビタミンB1も豊富に含まれているので、積極的に食べたい野菜ですね。

ただし、糖質が多く含まれているので食べすぎると肥満や生活習慣病の原因となるので、1日半分〜1本を目安に食べましょう。

お通じ解消に欠かせない食物繊維

第6の栄養素と呼ばれている食物繊維は、お通じ解消に欠かせない栄養です。

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

とうもろこしに多く含まれている不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のカサを増やす働きがあります。

腸を活発にしてお通じをよくしてくれるので、便秘にお悩みなら不溶性食物繊維が豊富なとうもろこしを積極的にとるとよいでしょう。

歯ごたえがあるため早食いを防ぎ、少量で満腹感が得られるのでダイエット中にもオススメですよ。

食べ物からしかとれないリノール酸

リノール酸は、植物油に含まれている不飽和脂肪酸です。

体内でつくることができないため、食べ物からとる必要があります。

リノール酸は、体を元気にしてくれることが特徴です。
筋肉細胞にも栄養を送ってくれるので、代謝を活発にしてくれます。

血中コレステロールをあげにくいともいわれているので、とうもろこしを食べてしっかり補いましょう。

貧血予防に重要な鉄

女性に必要な鉄は、必須ミネラルの1つです。

鉄は貧血予防によいとされているので、女性は積極的にとるのをオススメします。

鉄が不足すると、めまいや倦怠感、疲れやすくなるなど、貧血の症状があらわれる原因です。

また子どもが鉄不足になると、集中力の低下やイライラしやすくなるといわれています。

甘みがあるとうもろこしは、子どもが好きな野菜のひとつです。

食事に取り入れて、鉄を補給しましょう。

むくみを解消してくれるカリウム

カリウムは、むくみを解消してくれるのに効果的な栄養素です。

利尿作用があり、余分な水分を体内から排出する働きがあります。

むくみやすい女性にとっては、嬉しい効果ですね。

ナトリウムのとりすぎによる高血圧を予防する効果も期待できます。

カリウムは不足しがちなミネラルといわれているので、とうもろこしでしっかりとりましょう。

6~9月頃が旬といわれているとうもろこしですが、缶詰や冷凍でも売っているため、年中食べられる野菜です。

しかし、缶詰と生では、栄養成分量が異なります。

缶詰と生だと、どちらが多く栄養を含んでいるか見ていきましょう。

とうもろこしの栄養は缶詰と生どちらが多い?

とうもろこし ビタミン 栄養

結論からお伝えしますと、とうもろこしの栄養は缶詰よりも生や、茹でたほうが多いです。

とうもろこしの主な栄養成分量を、以下にまとめたのでご覧ください。

エネルギータンパク質脂質炭水化物カリウムα-トコフェロールγ-トコフェロールビタミンB1ビタミンB2水溶性食物繊維不溶性食物繊維
スイートコーン/生89kcal3.6g1.7g16.8g290mg0.8mg0.3mg1.0mg0.15mg0.10mg0.3g2.7g
スイートコーン/ゆで95kcal3.5g1.7g18.6g290mg0.8mg0.3mg0.9mg0.12mg0.10mg0.3g2.8g
スイートコーン/缶詰78kcal2.3g0.5g17.8g130mg0.4mg0.1mg0.2mg0.03mg0.05mg0.7g2.6g
スイートコーン/冷凍/ゆで92kcal2.8g1.5g18.7g200mg0.2mg0.1mg0.4mg0.08mg0.06mg0.7g5.5g
参考文献:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

とうもろこしは、缶詰よりも茹でた状態のほうが栄養成分の量が多いとわかりますね。

栄養をしっかりとりたい場合は生や、茹でて食べるのがオススメです。

しかし茹でるのは鍋を使う手間がかかるので、面倒ですよね。

とうもろこしは電子レンジを使って簡単に調理できますよ。

電子レンジで調理すると、水に溶けやすい性質の栄養を逃さすことなく食べらられるのでオススメです。

次は、電子レンジでとうもろこしを調理する方法をご紹介します。

とうもろこしの栄養を逃さないためには電子レンジがオススメ

とうもろこし ビタミン 栄養

とうもろこしの栄養を逃さないためには、電子レンジで調理するのがオススメです。

なぜなら、ビタミンやカリウムなどの栄養は水に溶けやすい水溶性だからです。

茹でると栄養が水に流れ出てしまいますが、お湯を使わない電子レンジであれば栄養を逃しにくいですよ。

さらに電子レンジで調理すると、甘くてジューシーな仕上がりになります。

調理方法も簡単です。

  1. 外皮をむき、薄皮を2~3枚残しておく
  2. とうもろこし全体に軽く水をかける
  3. ラップで包む
  4. 電子レンジに入れて500W5分で加熱する
  5. 加熱が終わっても5分ほど庫内で蒸らす
  6. ラップを外し塩水に15分ほどつけておく

薄皮を残しておくと、水分が蒸発しにくく、粒がシワシワになるのを防げます。

塩水を作る時は、水1カップに対して小さじ1の食塩を入れてください。

加熱の途中で、一度ひっくり返すとムラになりにくいですよ。
電子レンジに入れるだけで、簡単に栄養たっぷりのとうもろこしができます。

忙しい朝にもオススメなので、ぜひ試してくださいね。

まとめ

とうもろこしは、ビタミンが多く含まれている野菜です。
ビタミンには疲労回復や生活習慣病の予防、美容など健康を維持するのに欠かせない効果があります。

カリウムや鉄、食物繊維など、ビタミンの他にも体に嬉しい栄養が豊富なとうもろこし。

水に溶けやすい性質の栄養が多いため、電子レンジで加熱して食べるのがオススメです!

ビタミン豊富なとうもろこしを食べて、健康な体を作りましょう。

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