我が子が野菜を食べてくれないと、栄養面が気になる親御さんは多いです。
野菜を食べることを無理強いするのはよくないと思いつつも、つい「食べなさい。」と言ってしまうこともあると思います。
このまま野菜を食べないと子供はどうなるの?と不安を感じてしまいますよね。
野菜を食べなくても子供は成長しますが、野菜は子供の成長に欠かせない栄養が豊富です。
この記事では、野菜を食べない子供はどうなるのかについて解説しています。
併せて、子供が野菜を嫌いな理由や食べさせる一工夫も紹介しているので、読めば野菜を一口食べるきっかけとなるでしょう。
野菜を食べない子供はどうなる?
毎日欠かさず子供に野菜を食べさせなければいけない…と神経質にまでならなくても大丈夫ですが、栄養満点の野菜を毎日しっかり食べてくれることが理想的ですよね。
お米や肉、魚など他の食べ物で栄養を摂れば少なからず身体には良いでしょう。
とはいえ、野菜を食べないことによる影響はあります。
- 集中力の低下
- 腸内環境の悪化
- 免疫力の低下
- 代謝力の低下
- イライラしやすくなる
- 貧血気味になる
野菜不足により、上記のような影響を及ぼす可能性があります。
そもそも、野菜には体や脳の機能に欠かせないビタミンCやβカロテン、カルシウムなどの栄養が豊富です。
野菜の代表する栄養を、以下にまとめました。
ビタミンC:免疫力を高め、皮膚や骨、血管を丈夫に保つ働きがある。
βカロテン:皮膚や粘膜の健康を維持し、体の成長を促す
カルシウム:骨や歯を丈夫にし、神経過敏を防ぐ
ミネラル:臓器や細胞の活動を活発にし、骨や歯を丈夫にする
食物繊維:腸内環境を活発にする
他にも、ビタミンKや葉酸など、野菜には子供の成長に欠かせない栄養が多く含まれています。
何度もお伝えしますが、野菜を食べなくても子供は成長するので、無理に食べさせる必要はありません。
しかし、野菜には子供の成長に欠かせない多くの働きがあります。
成長を促す野菜を、子供に少しでも食べてほしいと思うのは当然だと思います。
なぜ、野菜嫌いな子供が多いのでしょうか。
次は、子供が野菜を嫌いな理由を解説しましょう。
子供が野菜を嫌いな理由を解説
そもそも、子供が野菜を嫌いな理由は5つあります。
- 苦み
- におい
- 見た目
- 食感
- 購入した野菜が美味しくない
人間には「新奇恐怖症(ネオフォビア)」という症状があります。
新奇恐怖症とは、はじめて見る物や未知の物に対して、恐怖心や警戒心を持つことです。
また、人間が感じる味は5つあります。
- 甘味
- 塩味
- 苦味
- 酸味
- 旨味
苦味は毒物、酸味は腐敗物の味とされています。
つまり、新奇恐怖症と人間が感じる味の観点から、野菜を「危険」だと感じてしまうことは、人間の本能といえるでしょう。
確かにピーマンやキュウリ、ほうれん草など緑の野菜を嫌がる子供は多いです。
葉物野菜や香味野菜など、独特なにおいや見た目を子供が嫌がる傾向があります。
逆に甘味や塩味、旨味は子供が本能的に好きな味です。
そのため、にんじんやかぼちゃ、とうもろこしなど甘みがある野菜を食べる子供は多いです。
つまり、子供がピーマンやほうれん草、きのこ類といった野菜が嫌いな理由は、人間の本能といってもよいでしょう。
本能だからといって、野菜を食べなくてもよいわけではありません。
子供が野菜を食べる工夫も必要です。
農家として恥ずかしい限りですが、野口ファームの息子たちも、もともとは野菜が大嫌いでした。
「どうやったら子供たちが野菜を食べるか?」
そんな思いで土を改良し、品種を改良したところ、なんと野菜嫌いな息子たちが野菜をパクパク食べたのです。
私たちが育てた野菜を食べてくれなかった原因を、子供たちが教えてくれました。
野菜には「味」があり「品種」によって味が違います。
子供たちは野菜嫌いなわけじゃない。
美味しいものはなんだって食べる!と確信した瞬間でした。
次は、野菜を食べない子供に食べてもらう工夫を紹介します。
野菜を食べない子供に食べてもらう5つの工夫
子供の成長に欠かせない野菜を、少しでも食べてもらいたいと思うのが親心。
野菜を食べない子供に、食べてもらう5つの工夫を紹介しましょう。
食べやすいメニューにする
細かく刻んだり、スイーツにしたりして、子供が食べやすいメニューにしましょう。
野菜の食感を嫌がる子供は多いです。
ミキサーなどで細かく刻み、ハンバーグなど子供が好きなメニューにすると食べやすくなります。
また、パンケーキや蒸しパンなど、スイーツにすると野菜という概念がなくなるため、進んで食べてくれる場合がありますよ。
他にも、揚げたりオーブンを使ったりして、スナック菓子感覚で食べさせるのもよいでしょう。
子供好みの見た目にする
彩り豊かにして、子供好みの見た目にするのもよいでしょう。
料理の見た目は大切です。
赤や緑、黄色とバランスよく野菜を使った献立であれば、見栄えがよく「美味しそう。」と感じやすいですよね。
クマやウサギなど動物の形をしたハンバーグや、キャラ弁など、子供が好みの見た目であれば、野菜を食べてくれやすいです。
子供とクッキングを楽しむ
子供と一緒に、クッキングを楽しむのもおすすめです。
キャベツや白菜といった葉物野菜をちぎったり、野菜を炒めたりと簡単なお手伝いをやってもらうだけでもよいでしょう。
クッキングを楽しむことで、子供は「自分が作った。」という達成感を感じます。
自分で作った料理だから、食べてみようという意欲が湧きますよ。
子供と野菜を育てる
子供と野菜を育てるのもよいでしょう。
収穫までの過程を知ることで、野菜を育てる大変さを知ることができます。
自分が育てた野菜に愛着も湧くため、食べてみようと前向きな気持ちになりやすいのです。
ちなみに野口ファームの息子たちは、この方法で野菜嫌いを克服しました。
トマトやきゅうりが苦手だったハズなのに、一緒に苗を植えて水をあげて観察することにより、大きくなる野菜に興味深々です。
出来上がるころには、「もう食べて良い?」と聞いてくるほどでした。笑
ミニトマトやキュウリ、ナスなどは家庭菜園の初心者でも育てやすいため、おすすめです。
食べる環境を変える
ピクニックなど、食べる環境を変えるのもよいでしょう。
いつもと違う環境でご飯を食べると、新鮮な気持ちになります。
自然の中で食べるご飯は、美味しいと感じやすいです。
公園など遊ぶ施設があるところで食べると、いっぱい動き回るためお腹もすきやすく、野菜を食べてくれる場合がありますよ。
子供が食べるのを待つのではなく、まずは親が行動するのが大切です。
一工夫により、子供の野菜嫌いを克服できる一歩となるでしょう。
まとめ
野菜を食べない子供はどうなるか…と心配になりますよね。
しかし、野菜を食べなくてもお米や肉など、他の食べ物を食べていれば子供は成長するので、神経質にならなくても大丈夫です。
とはいえ、栄養豊富な野菜を食べないと、免疫力低下やイライラするなど、少なからずマイナスな影響をおよぼします。
食べやすいメニューにしたり、好みの見た目にしたりする一工夫が、野菜を食べてくれるポイントです。
そして、子供が嫌いな野菜を食べたときは、しっかりと褒めてあげましょう。
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